🎼7.メディカルトリートメント

前回は「うつと友人」編だったので、
今回は「うつと療養」編です〜。

およそ8年ほどの間に数回心療内科を変えました。
自分に合うところを見つけるのも、本当に難しいと感じます。

1.心療内科

色んなサイトのうつ病無料診断をやってみて、どれもすぐに診察を受けろの結果に辿り着き、でもどこに行けばいいのかもわからず、とりあえずあまり薬を出さないところ、プライバシーに配慮して番号札で呼ばれるところにしました。
しかし実際行ってみるとドバドバと薬が…

あとは院長1人経営で、学会の都合で休診が多かったことや、予約してても予約外の人もバンバン受け付けていて、待ち時間がめちゃくちゃ長かったのでそのうちやめました。

次が1番長く通っていたところ。
平日も遅くまでやっていたり、土曜の午前中もあったのが良かったです。
ここに通っている最中に療養を決め、社会復帰の前の3ヶ月間はリワークと呼ばれる復職支援にも通ってました。
復職支援を行なっているクリニックは結構少ないようで、わたしはこのクリニックに通っていたからすぐ参加できたものの、他院の患者さんは2〜3ヶ月待ちだったようです。
再就職して、限られた時間にしか来れなくなったことにより担当医が院長へ代わりますが、この院長も薬ドバドバタイプでした。でも院長が1番患者さん多いのが不思議。

再就職後は体も割と落ち着いていたし、コロナ禍でもあったので通院は少しサボりがちになっていました。
そんな時に大学時代の友人と数年ぶりに連絡を取ってみたら、お互い共通の趣味を持っていてとても楽しく過ご……せず危うく再発しかけました。
何が起きたかは後述します。

そして、現在も通っているクリニックに辿り着きました。
ここは親子関係を専門的に扱っているところです。院長先生に診てもらっていますが、薬、控えめです…！
効果なかったかもと話すとやめてくださいますし、今まで悪夢で寝汗がめっちゃくちゃ酷かったのが、1つの薬の副作用よと別のものに変更してくれ、かなり楽になりました。
カウンセリングもこのクリニックの心理士さんにお世話になってて、出来るだけ仕事を休みたくないわたしにオンライン対応可の方を選んでくださいました。

どこも待ち時間はあったりしますが、別にプライバシーはどうでもよく、診察の対応時間や自分にとって何を具体的に話したいかなどが大切かなと思います。
※もちろん個人差あります。

2.療養期間

退職後のはじめの半年くらいは、ずっと前職、前々職で自分がもっとこうしていれば良かったのかもしれないとグルグル考えてしまい、頭からなかなか仕事のことが抜けなかったです。

これまでお弁当も作っていたのに、シンクに立つことも辛くなり、本当にコンビニのおにぎり・サンドイッチ・ゼリーがメインだったかと…
食事に関しての記憶だけすごい抜けちゃてるんですよね。
なんせうつの診断が出て以降、自分が今何を食べたい・何か食べなきゃいけない・何なら喉を通せるか…と食欲はなんとなくあるけど何もわからない状態となり、この症状は現在も続いています。。

休むことにようやく慣れてきて、ここでやっと年金の免除手続きなどをしに行きました。自立支援制度は以前から使っていましたが、1人であっちこっち手続きしに行くのはすごくしんどい…これは本当にそう思います。
役所の生活福祉課だけ微妙に遠い別館だったのもイラっとしました笑

あとはTSUTAYAでアメトーーク借りてきて見るのが割と元気もらえましたね。のちに閉店した時はどうやって生きればいいのか困りましたが…

たびたび実家にも帰省したり、親からの連絡もあったりしたけど、
やっぱり理解のない人たちなので「いつまで休んでるの？」は当たり前のこと、
「最近は元気なの？お母さんはね、○日に弟の病院で○日に何処に行って〜(中略)毎日疲れたわよ」と一言目以降は全部が愚痴です。
でも応答しないと「心配してあげてるのに！！」とヒステリックのはじまりです。

とにかく生活費の心配が1番でした。
親には絶対頼りたくない、それなら闇金の方がマシだ。
もっと広い部屋に住みたい、だから仕事がしたい。
この気持ちだけが強く強く心にあって、這い上がる力となったのかなと思います。

漫画読む、お笑いのDVD見る、寝る、ほぼこの3つで過ごしてきました。

3.復職支援

当時の担当医に早く仕事がしたいと告げると、上記に書いたリワークの参加を勧められました。
わたしのクリニックは男女完全に分かれており(セクハラ被害の患者さんを守るため)女性20人ほどが1室に集まって、これまでの経験や今社会で気になっていることなどを話し合う感じでした。
内容は様々ですが、まずは毎日時間通りに来れるかと、来てちゃんと話せるかが重視され、2週間ほど通って復職する人もいれば、1年以上通ってる人もいました。

わたしにとって通うことが正解だったかは正直わからないです。

ほどんどの方は仕事による適応障害で、親との問題も抱えてる人は2人ぐらいしか出会えず、実家に戻ってゆっくり出来るなんていいなぁと羨んでしまいましたし、自分の仕事の方が忙しかったなぁと比べてしまったりもしました。
本当はそんな風に思うのは良い傾向ではないし、過去のわたしはそれぞれ事情があるからと思えていたのに、この時はすごく感じてしまいました。

ただ、ずっと引きこもってるよりも、少しでもコミュニケーション取れる場であったのは良かったです。

4.社会復帰

コロナ禍初年度のまだ混乱が始まったばかりの秋に新しい職に就きました。
派遣会社は別のところに変えたものの、特に空白期間を問われることがなくてよかったです。求人は激減していましたが、たまたま退職した時のグループ会社が半年限定の在宅勤務で募集していました。

グループ会社なので、組織のルールがわかっていることもあり、すんなりOKが貰えてすんなり社会復帰です。
最初の5日間だけ、手続きや研修で出社し、それからずっとリモート生活。毎日通うには若干不安があったので、とてもありがたかったです。
どうやらこの会社はコロナ禍はじめにクラスターが起きていたようで、特に何も申告しなくても上司が体調を気遣ってくれ、再就職には最適なところとなりました。そして半年が過ぎた後も先方からの依頼でそのまま勤めることとなりました。

5.再発の兆候

はじめのほうに記述した大学の友人がきっかけとなってしまいました。

外出自粛がおさまった頃に4年ぶりに会い、共通の趣味に花を咲かせ、一緒に出掛けることが増え、それなりに楽しかったし嬉しかったです。

元から時間にルーズな面やちょっとした失言があるのは旧知の仲なのでそこは大して気にしてなかったのですが、
ある時お互いの仕事の話をしていて、
「まぁストレスっていっても仕事だけだから、そこさえ変えればどうにかなるよね」と話をされた時、
「うちは実家の問題もあるけどね」と返すと、
「家族なんかあったっけ？」とキョトン顔。
親との関係が良くない…「じゃ、縁切れば？」
でも弟のこともあるし…「弟くんは何て言ってんの？」のサッパリ返事。

彼女は実家にも遊びに来たことがあるので、当然過去のわたしは意を決して打ち明けています。でも数年経てば忘れてしまうこともあります。それは仕方ないです。
改めて話し直しました。どう思おうが個人の自由ですが、彼女は目の前でわざわざ言いました。
「うちは円満な家庭でよかったわ〜」
何かが崩れていく瞬間でした。

うつと友人編の延長戦となりますが、
高校時代の友人たちには大学に入ってから家庭のことを打ち明けました。
「今までは門限を理由にしてきたけど、わたしはみんなと一緒に自由に遊べない。泊まりで簡単に何処かへ行けない。ドラマを見てる時間もない。」涙ながらに話し、一緒に泣いてくれる子もいました。
ヤングケアラーの歳が過ぎても、ケアラーは続くのです。

でも数ヶ月後、うち1人からまた遊びの誘いがあり断りを入れると、「え〜？なんで？？」とすっかり忘れ去られ、大きなショックを受けました。
そして、グループで仲が良かったので1人だけ仲違いするのも他の人にも悪いしと、わたしはそっと姿を消しました。

そのことが思いっきり蘇り、毎日勝手に涙が流れ、どうしようもできなくて今のクリニックに駆け込みました。
彼女にはこのトラウマがあったことも伝えましたが、結局は何も伝わらず、本当に推しの事しか見えない身勝手さがもう限界だったので、はっきりと縁を切りました。

本当に対人運悪いなぁ。。でも親友と呼べる人もいるからいいかぁ。
そしてなんとか療養せず働き続けられています。

またもやだいぶ長くなってしまいました。
お読みくださった方、本当にありがとうございます。
もうちょっと整った文章を書けるようになりたい…！