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オンラインとは,そこにいるのかいないのか ー時空間を超えてAgile Japanに顔を出したー

現在会期中のAgile Japan2023 にオンラインで繋いで,ちょっとだけ出演させてもらいました.こういうのができるのはハイブリッド開催の利点の一つでもあります.以下,ちょっとした気づきと雑感を残しておきます.

会場にいなくても,会場の模様とざわめきが中継されているのはそれだけで面白いし,この数ヶ月久しく見なかった「誰かとお辞儀をしあう」「名刺交換をする」という物理的な行為が流れてくるのが妙に新鮮に感じました.会場の様子はカメラに写っている範囲しか見えず,自分の足で誰かと話に行くことができないので,その不自由さと誰かが来てくれる偶然に委ねるしかない意外性が同居する感じは,初めての体験でした.物理的に離れていて,それがzoomの四角い画面のなかに切り取られていると,それだけで心理的にも離れて感じるのも,なんだか不思議です.そこに「いながらにしていない」という表現がふさわしく,脳が混乱します.

今年は時差と地理的な問題のためにせっかくのハイブリッドなのにオンサイトにいけないし本編も全部は見られない,という状態で実行委員を続けるのは適切でないような気もしていました.それでも,実行委員だって育休も留学もあってもいいんじゃないの,と言うコメントをもらったときは心強かったです.結局はその組織のなかで期待のすり合わせができれば良いし,期待のすり合わせができる関係性があればいいのでしょうね.

とは思いつつ,オンサイトでの空気と濃密な時間を物理的に共有したい気持ちは変わりません.オンサイトの実行委員のみなさん,お疲れ様でした&明日も楽しんで!



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