見出し画像

ながら聞きができるかどうか

最近ポッドキャストを聞いている。いや,けっこう黎明期にちょっと聞いたこともあるのだけどすぐに飽きてしまっていたのだ。いまよく聞いているのは奇しくも同業の「岸政彦の20分休み」(岸政彦さん)と「仕事の合間」(富永京子さん)の2つ。

どちらも1回が20〜30分程度のトーク中心の番組(なんて呼ぶの?放送?コンテンツ?)という点で共通しているのだけど,「ながら聞き」のしやすさみたいなのがなぜか違う。

どちらも内容はとても面白いのだけど,作業しながらだと「仕事の合間」の方はたまに(僕が)話題を見失うのだ。聞いているつもりが「あれ?前の話はどうなったっけ?」とかなってちょっと前から再生し直すことがけっこうあった。これが「20分休み」ではまったくないのがけっこう不思議で,時折考えていた。

で,今のところの結論は話題の切れ方の違いになっている。「20分休み」はフリートーク+投稿のちょっと面白い話が基本で,途中10分ぐらいのフリートークから投稿に切り替わるタイミングでギターでジングルが入るなど切れ目がかなりハッキリしている。一方,「仕事の合間」は2〜3個ぐらいの話題のフリートークで,たしかiPhoneのアプリで一発録りなので話題の切れ目は「で,」とかのディスコースマーカー(接続詞?自信ない)頼みになっている。たぶん僕はそれを聞き逃しているんじゃないかなと。

実はやはり伊集院光のラジオを録音して聴くことがあるのだけど,作業中にフリートーク(長い)を聞いているときに似たようなことがけっこうあって何度か聴き直したりしているのだ。やはり僕の聞き方のクセとして,作業しながらだと明確な切れ目になっていないといつの間にか実は効いていない状態になっていたんじゃないかなと思った。

これを裏付けるのが運転中の車内で「仕事の合間」を聞いたときまったくそういう「分かんなくなる」現象がなかったこと。運転もまあながら聞きになるんだけど,仕事なんかと違ってだいぶ脳の処理として自由というか違う場所を使っているんだろうなあ。

ただ本当にジングルの有無のような違いなのかはまだ分からないけど。

ちなみに自分でポッドキャストはやらないのかというと,興味が無かったわけでもない。実は中学校のとき技術家庭で作ったラジオが送信機内蔵で自分の声を届けられるやつだったので,部屋で1人でラジオDJをやってみたりしたこともあった(く,暗い)。もうそのキットは見つからないけど,下のような回路が入っていたのかなと想像する。

まあ今は特に音声配信したい欲がないので,いいかな。

この記事が参加している募集

わたしとポッドキャスト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?