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ポーカー大富豪が明かす、モノトーンフロップでの戦略 (♠️ ♠️ ♠️)

(翻訳元記事)

ほとんどのポーカープレイヤーは、モノトーンフロップ(同じスートのカードが3枚並んだフロップ)をミスプレーします。

これは、研究不足のためと思われます。
一般的にポーカープレイヤーが研究する場合、当然最もメジャーなフロップから始めます。

プレーヤーが犯す間違いは、モノトーンフロップを、彼らがよく知っている「普通の」フロップタイプと同じように扱ってしまうことです。

一流のポーカープレイヤーは、モノトーンフロップが「普通の」フロップとは全く違うことを知っています。
少し奇妙なフロップであり、それを考慮した戦略が必要となります。

この記事では、ポーカー史上最大のキャッシュゲーム勝者の一人であるアレックスの動画から、モノトーンフロップに対するより良いアプローチを学び、他のボードタイプでも上達に役立つアドバイスをたくさん紹介してきます。


モノトーンフロップでの変化

アレックスは、すべてのフロップとモノトーンフロップの平均ベット頻度とサイジングを比較しまとめています。次の表がその比較をまとめたものです。

ご覧の通り、ベット頻度は62%から51%に下がり、ベットサイズも小さくなっています。アレックスの言葉を引用しましょう。

「何らかの理由で、モノトーンフロップでCベットするときは、他のフロップよりもベット額を少なくすることに決めたんだ。
Cベットの頻度が少ないだけでなく、Cベットのサイズも平均して小さいんだ。

その理由は直感的にはわからない。
どちらのプレイヤーもフラッシュをいくつか持っている。どちらのプレイヤーもフラッシュドローをたくさん持っている。

それぞれのレンジのエクイティがお互いにどのようにマッチするかを考えるだけなら、モノトーンフロップとそうでないフロップの間に大きな違いはないと思うかもしれません。

それなのに、私たちは普段と同じように資金を投入するのを本当に躊躇してしまう。その理由を考えてみよう。」

モノトーンフロップでのCベットに関するアレックスの具体的なアドバイスに入る前に、ベットサイジングの基本を理解することが重要となります。

ベットサイジングの基本

自分のレンジが相手のレンジよりはるかに強い手札を持っている場合、一般的にはその強い手札で大きくベットしたくなります。(バランスを取るために適切な数のブラフも)

逆にあなたのレンジに含まれる非常に強いハンドが相手のレンジよりはるかに少ない場合、あなたは一般的に小さくベットするよう制限されるでしょう。

もちろん、他にも考慮すべき要素はありますが、上記の経験則は素晴らしい出発点です。

史上最高のキャッシュゲームプレイヤーの一人、OtB_RedBaronのフロップ例を見てみましょう。

PokerStarsの3ハンデッド$200/$400。有効スタック$42,919。

OtB_RedBaronはボタンで$870にレイズ。
アレックスはフォールド。
Phil Iveyがビッグブラインドからコール。

フロップ ($1,940) A♣ K♦ 9♣.
Ivey がチェック。
OtB_RedBaronは$2,651ベット。
Ivey はフォールド。

なぜOtB_RedBaronはこのフロップで大きなベット(ポットの1.4倍)を選んだと思いますか?

OtB_RedBaronはこのフロップで非常に強いハンドになると大きなアドバンテージを得ます。

プリフロップレイザーとして、彼はAA, KK, 99, AK, AQを持ち得ます。
それに対してプリフロップのコーラーであるPhil Iveyはこれらのハンドを持ち得ません。

そこでOtB_RedBaronはビッグサイズを使うことで、Iveyを非常に難しい状況に追い込みました。
Iveyはそれに対抗するだけの強い手札を持っていません。
彼はそのような非常に強い手札を持っていないのでチェックレイズもできず、また今後のストリートでビッグベットに直面する心配もしなければなりません。

次の例です。

PokerStarsの4ハンデッド$200/$400。有効スタックは$125,542。

OtB_RedBaronはボタンで$1,010にレイズ。
TrueTellerはフォールド。
アレックスがビッグブラインドからコール。

フロップ ($2,220) 5♠ 4♠ 2♥.
アレックスがチェック。
OtB_RedBaronは$686をベット。
Alexはフォールド。

前回のハンドとは逆に、OtB_RedBaronは小さなベットサイズ(ポットの30%)を選びました。
なぜ彼はこの小さなサイズを選んだと思いますか?

アレックスはフロップで非常に強いハンドになると有利になります。

ビッグブラインドのプリフロップコーラーとして、Alexは63s、A3s、A3o、54s、54o、52s、そして全てのセットをレンジに持っています。
プリフロップでレイズしたOtB_RedBaronはこれらの手札(セット、A3s、54s、そして多分63s)を持っている可能性はあるが、A3o、54o、52sでプリフロップでレイズした可能性は低いと考えられます。

レンジアドバンテージで不利なため、OtB_RedBaronにはビッグベットするという選択肢がありません。
彼がバリューベットしたいと思うようなハンド(オーバーペアやフロップのペア)のほとんどはこのフロップでは弱く、彼はそのようなハンドでポットに大金を入れたくはないでしょう。

モノトーンフロップのベットサイジング

上の2つの例はモノトーンフロップとどう関係するのでしょうか?
以下はアレックスのコメントです。

「モノトーンフロップについて考えるなら、それは2番目の例に[よく似ている]。1番目の例とは少し違いますが...。

でも、はっきりしているのは、どちらのプレイヤーもフラッシュをたくさん持っているということです。
だから、レンジのトップでは比較的同じになります。

そのあとはセットとツーペア。セットとツーペアの数でアドバンテージがあるとすれば、それはもう少し下のレンジになるでしょう。

だから、A-K-9のような他の状況で見られるような大きなサイズはベットできない。
そのため、モノトーンフロップは他のフロップよりもベットサイズが小さくなるんだ。」

例えばこうです。

PokerStarsの3ハンデッド$100/$200。有効スタック$18,073。

OtB_RedBaronは$435にレイズ。
Alexはビッグブラインドでコール。

フロップ ($970) Q♥ T♥ 2♥.
アレックスがチェック。
OtB_RedBaronは$299ベット。
アレックスはフォールド。

見ての通り、OtB_RedBaronはこの単調なフロップで31%のポットサイズのベットを使いました。
これは2番目の例のフロップ(5♠ 4♠ 2♥)と同じサイズです。

要点

アレックスは最後に主な要点について説明しました。

  • レンジのトップで大きなアドバンテージを得る → 大きめにベットする。

  • ベットしたい手のほとんどは弱い場合 → 小さいサイズでベットする。

  • レンジのトップでは大きなアドバンテージはない → 大きなサイズは使わない。

  • モノトーンフロップでは、25~33%のポットサイジングのため、半分の頻度でCベットするというデフォルトの戦略を使う。

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