#14 Björk & ROSALÍA「Oral」
こんばんは
今回は11月21日にリリースされたBjörkとROSALÍAのコラボレーションシングル「Oral」について書いていきたいと思います。
この曲は、アイスランドで行われているオープンペン養殖という鮭の養殖により環境や自然の生態系に悪影響を及ぼしていることに対するチャリティーソングとして発表されました。今作の収益は、「aegis」というその問題に対して活動を行っている団体に寄付されるそうです。
私はbjorkの作品をずっと追ってきたわけではないですが、聴いてみると非常に良かったので、その勢いで書いてみました…。
感想は、geniusや個人で和訳をされた方のホームページの記事を参考にしています。
(感想)
・「Your mouth floats above my bed at night
My own private moon」
という言葉で始まる歌詞の内容は、インタビューでも語られていましたが、歌詞の内容は養殖の問題とは関係はないようです。主な内容としては、ある相手に対して沸き起こる恋愛感情や恋愛に対する憧憬、夢想、欲求、そして、それに現実や自分の気持ちが交差する中で感じる不安、迷い、といった普遍的な人間の心情を描いている内容になっています。終盤にかけて、曲の展開も相まり、非常に心を揺さぶられました。
・この曲は1997年~2001年頃、『Homogenic』と『Vespatine』の間頃に書かれていた曲ということで、当時はアルバムにふさわしくないということで、お蔵入りになっていたそう。しかし、今年の3月オーストラリアでのツーの最中に思い出し、リリースするきっかけになったそうです。
・この曲は、Sega BodegaというShygirl等の作品にも参加するイギリスのミュージシャン、プロデューサーとの共作となっています。明るい雰囲気だが、切ない感触を帯びたゆったりとしたストリングスが曲のムードを作り上げ、(ロザリアのスタイルともいえる)パートごとで変化するレゲトン調のビートが曲を引っ張り、それに2人の掛け合いが加わることで、歌詞の語り手の切実な気持ちがより効果的に表現されていると思います。
・個人的に「こういう歌い方もするんだ」と驚きましたが、bjorkの全体を通して非常にエモーショナルな歌い方(しゃくりあげたような声で歌う部分も含め)もすごく好きでした。
個人の方のサイトも含め、参考にさせていただきましたので、念の為リンクを引用させていただきます。
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