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Yasu yamakawa バブソン大学アントレプレナーシップ准教授 Mr.CHAOSともあだ名される思考の多様性を持つ Dr.Failureの異名も持つ失敗学のスペシャリスト Mit satoda マーケティング/コンテンツディレクター

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    日々、見聞する様々な風景、お伺いしたお話、経験から考えたことを徒然なるままに記していきます。

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  • 起業家のためのマーケティング基礎

    起業家が案外後回しにしてしまいがちな「マーケティング」について、簡単に解説していきます。いえ、別に起業家じゃなくても、今更って感じだけれどマーケティングの基礎を復習したい、人知れず学んでおきたい人にも役に立つと思います。

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For a Yazzling/Dazzling future

世界はカラフルであるべきだ。 様々な人がいて様々な企業があり、様々な仕事がある。だれもが、未来を夢見て、歩み続けることができる。それが実現できれば嬉しい。 レガシーな企業に元気がなければ、社会にも元気がなくなる。一方で、新しい、常識にとらわれない「見たこともないビジネス」が生まれてこないと未来は先細っていく。 なんでもあり。それが正しい。 yazzle / dazzleの語源は「razzle dazzle」にある。きらびやかだったり、らんちき騒ぎだったり、トリックプレー

    • マジンガーZと北斗の拳から見える、ビジネスにおける正義感と倫理観

      「力」をどう使うかでヒーローかどうかが決まる昔のヒーロー物には、必ずといっていいほど「ニセモノ」が登場しました。偽ウルトラマン、偽仮面ライダー。初期のマーベルでもスーパーマンと同じ能力を持った悪のスーパーマンが登場します。 マニアックな話をすれば、偽ウルトラマンは表面を似せただけの存在ですが、偽仮面ライダーは違います。悪の秘密結社SHOCKERが作り上げた仮面ライダーに対抗する「同じ性能(何なら少しバージョンアップ)した存在」、それが偽仮面ライダーです。性能は同等か上回っ

      • 人材採用は冒険するべきか、保守的であるべきか

        そんな人はいない!という求人条件いまでは日本でも転職が珍しくなくなっています。それどころか「フリーランス」「副業」を進め、マルチに働く、会社にとらわれない働き方が推し進められているように見えます。それ自体は素晴らしいことだと思います。 しかし、ちょっと気になることがあります。そういった副業のマッチング、フリーランスの仕事紹介、あるいは転職の求人情報を見ていると首をかしげることも多いのです。 ・化粧品業界で広報の仕事の経験が5年以上ある方 ・BtoBのIT業界でマーケティ

        • 誰を相手に話しているのかを考える

          3分で話すのって難しい去る2024年5月13日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「ROCKET PITCH NIGHT SPRING 2024」が開催されました。 当日、Y/Dの山川がキックオフのスピーチをさせてもらったのですが、このイベント、ピッチは各3分しかなく、イベント自体が分刻みで動いています。比喩ではなく、1分遅れたら大変なことになるのです。なのに、キックオフに間に合うと言っていたティム(CEO, CIC/Venture Café Global Institute)の姿

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          まずは一歩踏み出せ。そこから全ては始まる

          アントレプレナーシップについて 先駆者はいつも異端だったいまでこそ、日本人メジャーリーガーは何人もいます。しかし、その先駆者である野茂英雄氏がロサンゼルス・ドジャーズへの移籍を発表した時、多くのメディアは「通用しない」「無理だ」と言い放ちました。「日本のプロ野球にいれば、後何年も大エースでいられるのに」とも言いました。「いまメジャーリーグに行ったら、帰国後日本球界に復帰なんてできない」とも言われていました。裏切り者扱いだったのです。 結果はどうでしょう。1995年にドジャー

          まずは一歩踏み出せ。そこから全ては始まる

          出版のお知らせ「バブソン大学で教えている 世界一のアントレプレナーシップ」

          下記の書籍を出版いたしました。このnoteも出版に合わせて、本では書き切れなかったこと、補足できそうなこと、その後に思いついたことなどを書いていこうと始めたものです。ぜひ、ご一読ください。 「バブソン大学で教えている 世界一のアントレプレナーシップ」 https://www.amazon.co.jp/dp/4065356768/ ちなみに、こんな書籍も以前出版しています。フィクションとノンフィクションをかけ合わせたもの、ドラマ仕立てになっています。こちらもぜひ、ご一

          出版のお知らせ「バブソン大学で教えている 世界一のアントレプレナーシップ」

          コンテンツマーケティングというマーケティングはない

          コンテンツマーケティングってなんだろう?この数年ですが、「コンテンツマーケティング」に関する質問や相談が多く来るようになっています。 「コンテンツマーケティングがうまくいかなくて」 「コンテンツマーケティングのコンテンツ作りのコツを教えてほしい」 「コンテンツSEOのポイントを教えてほしい」 正直に言うと、「コンテンツマーケティングはマーケティングではないんじゃないか?」と思っています。 別の記事で書いた通り、そもそもマーケティングはビジネス全体に関わる概念です。

          コンテンツマーケティングというマーケティングはない

          あえて、マーケティングを知るとビジネスの可能性が広がる

          ゆでガエルになってしまう起業家は珍しくない?よくある現象ですが、インキュベーションオフィスなど、スタートアップが多いオフィスに「ずっといる」会社があります。話を聞くと面白そうなサービスを提供しているし、もっとブレイクしても良さそうに思えます。でも、口コミや知人の紹介、たまたま営業がうまくいった顧客くらいにしか、展開できていません。なんとか、自分たちの食い扶持は稼げていますし、倒産してしまうこともなさそうです。 案外、この「倒産することもなさそう」がネックだったりします。 ゆ

          あえて、マーケティングを知るとビジネスの可能性が広がる

          あえて、起業家がマーケティングを理解するべき理由

          マーケティングは広告や宣伝だけではないマーケティングと聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょう? それは「Webマーケティング」かもしれません。あるいは、広告や広報全般のことかもしれません。ダイレクトマーケティング、SNSマーケティング、ポストモダンマーケティング、One to Oneマーケティング、BtoBマーケティングなど、山のように世に出ては消えていく「ナントカ マーケティング」のどれかを思い出したかもしれません。 昔、団塊の世代やその少しあとの世代のビジネスマン

          あえて、起業家がマーケティングを理解するべき理由

          苦労は買ってでもしろ? いえ、買わなくていいと思います

          アントレプレナーシップについて 天才、異才、過去の起業家の「いい話」に騙されるな誰もが名前を知っている、松下幸之助、本田宗一郎は、日本では伝説的な経営者です。彼らは多くの人から高く評価され、尊敬され、その言動からさまざまな学びが生まれています。ところが、なぜそこまで日本人に、この二人の人気が高いのか。あるいは、スティーブ・ジョブズの「ガレージから創業した」「IBMに門前払いを食らった」というエピソードがなぜ語られるのか。 そこにあるキーワードは「苦労」です。 始めたビジ

          苦労は買ってでもしろ? いえ、買わなくていいと思います

          起業家精神は、起業家だけのものではない

          アントレプレナーシップについて アントレプレナーシップはなければやっていけない時代が来たEntrepreneurship(アントレプレナーシップ)は「起業家精神」と訳されます。その中身について、ピーター・ドラッカーは「イノベーションを武器として、変化の中に機会を発見し、事業を成功させる行動体系」と定義しています。ハーバード・ビジネス・スクールのハワード・スティーブンソン教授は「コントロールできる経営資源を超越し、機会を追求する姿勢」、日本の辞書「デジタル大辞泉(小学館)」に

          起業家精神は、起業家だけのものではない

          起業家は夢を見る。それを叶えようという意志を持つ

          アントレプレナーシップについて 社会は起業家を求めているまだ、コンピューターというものが特別な場所にしかなく、モニターも文字が数行表示されるだけ、HDDやSSDはなくて、パンチテープにデータを保存しているような時代。高校においてあるコンピューターに興味を示した少年は、教師に掛け合って、「席順を決めるプログラム」をつくりました。もちろん、彼が気に入った女の子と近い席になる秘密のコードを埋め込んで。彼は後に、そこで出会った仲間と起業します。その目的は「すべての人々に、コンピュー

          起業家は夢を見る。それを叶えようという意志を持つ