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遅れてきた冒険者の「ソーサリー」プレイ日記 第2回

はじめに この日記について

こんにちは。30年ほど遅れてやってきた冒険者ヤズです。
ファイティングファンタジーシリーズ屈指の名作「ソーサリー」4部作のプレイ日記、第2回です。
前回は第1巻「シャムタンティ丘陵」に登場する3つ目の村、ダンパスにたどり着いたところで終了、今回はその続きとなります。

ご注意!

以下、ネタバレが続きますので未プレイの方は閲覧されないことを強くお薦めします。また、文中の( )内の数字はパラグラフ番号を示しています。
クリア済みの方は併せて読むと面白い…かも?

前回の日記はこちらからご覧になれます。
遅れてきた冒険者の「ソーサリー」プレイ日記 第1回|ヤズ (note.com)


プレイ日記 第2回 シャムタンティ丘陵

ダンパスの村人と話す(86)
 ダンパスに着いた。村人たちが議論しているところに声をかける。
こちらの武装を警戒しているようなので緊張を解くため、剣を置いた。
打ち解けられたのは良かったが…一悶着あって剣を失い、村を追われる羽目になる。
それにしても武器喪失による技術点-4は痛すぎる…!高い授業料になってしまった。
今回の教訓:何があろうと武器を手放してはいけない。

小さな村(147)
 村を追い出されてしまったのでその後野営となるが、運良くモンスターとの遭遇はなし。今回、ダイスの出目はなかなか良い感じ。しかしながら技術点のデバフが痛すぎるので、早めに何らか武器を確保したいところ。
 4日目、丘の上に小さな村があるのを発見、武器が入手できるかも…と思い民家を訪ねる。

が、ここでもやはり警戒されている様子。
警戒を解くため手を差し出し握手するが、なんと相手から疫病に感染していると言い放たれ、慌てて村を後にする。
主人公も見事感染し、以後治療しなければ毎日体力点-3…。
なんという踏んだり蹴ったりの展開。先に言ってよ~!(涙)
女神の加護(病や呪いを癒やす)を使うことも考えたが、こういう時はだいたい救済措置があるはずと踏んでそのままにする。翌日までに間に合わなかった時は即使用することも視野に入れておく。
 それにしても、あの村の住人は手足を失った者や疫病に罹った者ばかり、立地も人里から遠く離れた丘の上…。残念だけどいわゆる姥捨て山のような場所だったのかもしれない。何もしてやれないのは少々心苦しい。

ミニマイトのジャン(220)
道中で親指大の妖精「ミニマイト」のジャンと出会う。
話を聞くと先にある大きな村について教えてくれたが、そのままついてくるという。なかなか愛嬌があるので特に断ることはせず、シャムタンティ丘陵最大の村ビリタンティに入る。
何だろう、ジャンから漂う空気に何となくタッスルを感じる。(※意味がわからない方はドラゴンランス戦記を読みましょう。名作です)

ビリタンティ村(111)
 ビリタンティでは子供のための祝祭が催されている様子。
大人に好きなだけ悪戯できるようだが、足を引っかけて転ばしたり、尻叩きしていたりとなかなかに無茶してる様子。タイタン世界は色々とハードだけど子供も油断ならない感じなのは、したたかというべきかタチが悪いというべきか(笑)
 しかしエールは君たちにはまだ早いぞ、お酒は二十歳になってから!

水晶の滝(102)
 祝祭の喧噪をよそに意味ありげなスポットに行けそうなので立ち寄ってみる。これは大当たりで体力点等すべて全回復、さらに疫病も治療できた模様。多少お金はかかったが回復スポットとしてはとても優秀だろう。
 宿代は高額だったので野営にするが、遭遇判定もなく安全に一夜を過ごす。このあたりは比較的治安が良いのだろうな。技術点は武器喪失によるので回復できないと判断してそのままだけれど、ホッと一息。

ブラックロータス…?(135)
 5日目。ビリタンティを発ち、分かれ道を東に向かうと心地よい香りが漂い始める。眺めてみれば群生する黒い花…!?
これは例のブラックロータスではなかろうか。(プレイ日記第1回を参照)ジャンはこちらが近道だと主張するが、近道を通ろうとして死んでちゃ本末転倒だろう。これ以上進むのは危険と判断し、もうひとつのルートへ引き返す。

謎の暗殺者現る 1回目死亡(51)
 もう一方のルートに差し掛かると謎の暗殺者が現れる。
交渉を試みたが、問答無用で戦闘に突入する。しかしこれはなかなかの強敵。しかもこちらは剣を失って丸腰状態(技術点5)ここは妖術の出番だろう。
 くらえ必殺のZAP!とばかり意気揚々と呪文を使用するも、ミニマイトの守りの霊気のせいで呪文が使えなくなっていることが判明。
知らないうちにとんでもないトラップ仕掛けられてたー!
その後技術点5の状態で白兵戦となり、運点も駆使しながら粘るが技術点の格差はいかんともしがたく、残念ながら討ち死に。

反省 次回に備えて
ぐぬぬぬ。ダンパス村でよけいなことをしなければ勝機はあったはず。
あの名もない小さな村も避けた方が良いだろう。
ジャンは…かわいそうだけど、早めに別れた方がいいな、うん。
あ、今ならスペルブック読み直しても許されるだろう。

等々、ここまでの展開を見直して次回に向けての作戦を立てる。
ゲームブックは何度もやられては繰り返しプレイしていくため、最適ルートを見い出していく過程も醍醐味のひとつ。
こういうところはいわゆるローグライク系のTVゲームにも通じるところがあるように思う。ゲーム内のキャラクターではなく、プレイヤー自身が学習し、成長していくのだ。
 さて、続けて2回目。うまくルート選択すれば暗殺者は越えられるはず!

2回目 パラメータ再設定と別ルートの選択
 再度キャラクター設定を行う。今回は技術点8、体力点20、運点12と技術点は下がったが体力点は増強、さらにまたもや運点12と出目が素晴らしい。やるな私。
 2回目は通過したパラグラフなら何が起きるかわかる(進行ルートとイベントのメモを取っておくと楽です)のでサクサク進む。疫病の村を避けて別ルートを通過することで、この先の迷宮に関わる新たなヒントも得られた。
さらに暗殺者対策のため、とあるイベントでは技術点を補強してくれるアイテムを確保。これで技術点+2の補正をゲット。より有利な状況に持ち込めるだろう。

暗殺者再び(51)
 1回目の経験を元に危険なルートを避けて進み、体力も技術点も万全の状態で再び暗殺者と対峙する。見てろよ、リベンジだ!
この戦闘に関しては助命するという選択肢もある。3点分のダメージを通せば良く、できればこの男がどこの手の者か知っておきたいということもあり、助命を選択する。
初撃が通ったので運点を使用し、追加ダメージを与えて瞬殺。デバフがなければ余裕というあたり、つくづく前回のダンパス村での振る舞いはまずかったと反省する。

 さて助命した彼はフランカーと名乗り、カーレの暗殺者兼盗賊と判明。魔王の配下だとか、もっとまずい背景も予想していただけに安堵する。まだこちらの動きは魔王側には察知されていないと思っていいのだろうか。
 どうやら助命したことに恩義を感じてくれた様子。カーレで再び彼に会うことがあれば助力が得られるようで、これも今後の備えのひとつにつながったようだ。こういう展開はTRPGのキャンペーンシナリオに参加しているようでワクワクするな~!

魔女の家(243)
 道中の小屋にいた老婆が家に招き入れてくる。先を急ぎたいところだけど、有用な情報やアイテムが得られるかもしれない。体力も万全の状態ということで立ち寄ってみる。
 結果としてこちらがしてやられた形になるが、とあるアイテムを所持していたおかげで事なきを得る。さらにジャンと別れる選択肢もあったので、ジャンには悪いがここで別れることにした。すまないな、ジャン。主人公がただの戦士だったら君は良い旅の相棒になっただろうに。

トレパーニ村(232)
 2回目のビリタンティ村で事前に情報を仕入れていたトレパーニ村に到着。ここからカーレまでは1日で到達できるという。あと少しだ。
しかしながら、話に聞いていたとおり住人のスヴィン(人オーク)の様子がおかしい。厄介事の匂いがする…と警戒しつつも話を聞くと、どうやら略奪者に族長の娘がさらわれ、強力なデーモンの生け贄にされそうだという。
 こちらが手練れの戦士と悟られるや身柄を拘束され、族長から半ば強制的に娘の奪還を依頼される。
強制されるのは不本意だけど気の毒とは思うし、成功すれば報酬もあるというし、ここは逃げずに立ち向かうとしよう!


次回に向けて

 というところで今回は終了。次は本巻屈指の大一番になるかも?です。
あと少しでカーレにたどり着けそうですが、スヴィンたちの危機的状況を放っておくのも後味が悪いし、なんとか頑張ってみましょう。
それではまた次回。あなたの旅路にも良きダイス目がありますように。

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