初めまして -簡単な自己紹介とゲームブック「ファイティング・ファンタジー」シリーズについて-

初めましての方もおなじみの方もこんにちは。ヤズです。
今回は伝説の名作ゲームブック「ソーサリー」の旅の記録を作りたくてnoteに登録しました。
さて、うっかりこの記事を開いてしまった方の中には、そもそもゲームブックって何?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために(非常にざっくりですが)ゲームブックについてご紹介ておきます。
※おかしな点があればツッコミお待ちしております(笑)

ゲームブックとはその名の通り「遊べる本」です。
パラグラフという細かく区切った文章を読み進めていくのですが、随所に物語の分岐点があり、読者の選択によって物語の展開は刻々と変わっていきます。戦闘や難しい行動をとる場合は、サイコロを振るなどしてその成否を判定していきます。主人公の状態は冒険記録用紙にメモしておき、体力や持っている能力、所持品なども記録していきます。当然ながら体力が尽きれば死亡、ゲームオーバーとなります。
何度も失敗しては再挑戦し、クリアできたときの達成感は通常の読書体験ではなかなか得られないものがあります。ジャンルもファンタジー物やアニメ・漫画・TVゲームが原作となっているものやSF、サバイバル、サスペンスなどなど多彩。

私個人はファンタジーものが好物ですが、数あるゲームブックの中でも代表的な作品群として「ファイティング・ファンタジー」シリーズが挙げられるでしょう。
同シリーズは1982年に第1作「火吹山の魔法使い」がイギリスで発売されるや、瞬く間に世界的な大ヒットを記録し、ゲームブックの一大ブームが発生。日本国内でも多数の作品が翻訳され、人気を博しました。日本でのブームが一服した後もイギリス本国ではリリースが続き、2024年2月現在にて75作品が発表されているという一大シリーズです。

当方は現在立派なおじさんですが、この当時は小学生でした。ゲームブックが流行っていたことはよく覚えていますし、主に双葉社のファミコン冒険ゲームブックや「ドルアーガの塔」など、いくつか遊んだ経験があります。
ただ私自身も含め、この当時何故か周囲にファイティング・ファンタジーを遊んでいた友達がおらず、ネットもない時代のこと、残念ながらその存在自体を知らずに大人になってしまいました。
しかし、数年前から復刻版として登場した「ファイティング・ファンタジーコレクション」の存在を知り、どうにも気になって第1弾を購入。「火吹山の魔法使い」を初めてプレイして以来、気づけばゲームブック大好きおじさん化していました。
いやはや、「多感な時期に好きだったものに人は一生縛られる」という話を聞いたことがありますが、あれは多分正しい。ちょっとした呪いみたいなものかもしれませんね。

さて、そんなブランク長すぎの私が挑戦する「ソーサリー」4部作は同シリーズの中でも傑作と名高い作品です。歴戦の冒険者(=往年のゲームブック好き)の方々からこの作品の話題が出るたび、いつかプレイしてみたいと思っていましたが、ファイティング・ファンタジーコレクション第4弾にてついに「ソーサリー」が新訳されて登場!ということで、満を持して挑戦することとしました。なかなかの長旅になりそうですが、のんびりプレイして、その記録をここに残していきます。

さほど文章力もありませんから上手くお伝えできるかわかりませんが、お暇な方は遅れてやってきたおっさん冒険者が悪戦苦闘する様を楽しんでいただければと思います。
あなたの旅路にも良きダイスの目がありますように。それではまた。

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