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いつかもわからない、何歳かもわからない未来の君への手紙。

こんにちは、お疲れ様。そちらは今、何年何月何日ですか?
これを読めているってことは、何とか生き延びてはいるってことですよね。
ああ、よかったよかった。

どこかで読むタイミングがあるかもしれないと思って、こうやって書き残しておいたんだよ。
私は今、起業を準備していて、今後の会社づくりについて考えています。まだ何も具体的に始まってないよ。そちらは何か始まってる?

人生をかけて、自分のいつ終わるかわからない命をかけて、会社という器、舞台を通して、社会に自分が何を残したいのか。今は考えてる。色んな人のお話を聞いたり、本を読んだり、出かけてみたり。そんな感じだよ。

ちょっとは何か始められてるかな。考えたことの、一歩くらいはできてるのかな。少しは誰かに価値を届けられてるって思えてるかな。状況として大変ではあるだろうけど、会社として事業として実態が回っている状態ではあってほしいね。

失敗しててもなんでもいいから、周りのお世話になっている方に、誠実でいてほしい。うっかりミスっててもなんでもいいから。いや、実は私ってうっかりミスってそんな頻繁にするほうじゃなくて、大体失敗するときは致命的なミスであることが多いからね。その点心配だよ。

だからいつも、何度も失敗することを前提に超長期で物事考えてるんだよね。良くも悪くも。それで、目先を考えている人と目線が合わなかったりさ、することもあるんだと思うけど。

今日は大事なことを置いておくよ。

あなたの内側にずっとあるもの。ちょっと抽象的な、いやいつも抽象的な、こういうものを残したい、つくりたいって気持ち。人の人生に残るものをつくりたいって気持ち。こういう社会をつくっていきたいって気持ち。これはとても特別なものだったみたい。他の人に話しても、みんながみんな持ってるわけじゃなさそうだったよ。

少なくともこの時点においては。

残念だけど、あなたは普通の人のようには生きられないよ。
何かを創る側にしか立てない。どうしても。
自分の内側にあるものを、表現せざるを得ない。それを生業にすることしかできない。
今の時点でもこんなにも苦しいのに、苦しいとわかっているのに、そういう生き方しかたぶんできないよ。

でも、そのままでいてね。あなたの内側にあるもの。それは、他の人がどんなに欲しがっても、どんなにお金を出しても、決して奪うことはできない、大切なものだから。

他の誰かが作ってくれたものに、心から共感して、サポートする役回りが一番得意だったら、どんなに楽だったかな?と思ったけど。実はそういう役回りもそれなりに器用にやれちゃう側面もあるよね。

でも、それが一番力が発揮できる形ではない。気づいてるよね。気づいてしまったよね。痛感してると思うけど。

厳しい言葉をかけるとすれば、

そうするしかないのだと、自分の運命を受け入れて、一番前に立ちなさい。
生み出すしかないのだと、自覚して、生みの苦しみを味わい、絶望しなさい。
今まで自分を生かしてきたものに対して、もっと深く理解し、リスクをもっと取りなさい。

あなたはもう、そういう生き方しかできない。
でも、それでいい。それがあなたの宿命だと思うから。
いつかわからないけど、今度答え合わせしよう。多分変わってないと思うけど。

よろしく。じゃあね、また。


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