yayayasu
共に暮らした我が家の猫達の鉛筆画、写真、と思い出話。 ご近所の猫、猫にまつわる話など。たまに犬の話も。
H.S.は、クワイヤのピアニストだった。 もう20年も前のこと、私はチャコって言うの、チャコと呼んで、と言われて、いきなり、チャコ、と言えず、かなりの期間、チャコさん、チャコちゃんさん、と言っていた。 ある時、怒ったように、チャコって呼んでくれなきゃ嫌だ、と言われ、恐る恐る、チャコ、と呼ぶようになった。 あちらは、私を、ごく自然に、お姉さん、と呼ぶ。 どう言う物語が彼女の心にあったのだろう。 その方式で、彼女のお母さんのことは、ママと呼んで、旦那さんのことは、ニイくんと呼ぶ