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光は、そんなモノのような気がする。
少し早く目覚めた朝。
背伸びをして空の色を眺める。
この空色ならあっちの方に歩いてみよう。
長く暮らしている町だからこそわかる事がある。
それは今この瞬間に輝くものを知っているという事だ。
繰り返している事の中にある光は、そんなもののような気がする。
「物事は、光の当たり方次第。それを知っていないと色んなものを見誤ってしまう。」
好きな作家が
そう言った言葉を思い出す朝焼け。
毎日繰
世界が見つけてくる「?」に耳を澄ましていたい。
ブライドって
傷口に覆うカサブタみたいなものなんだよなぁと思う。
プライドが高いとか
いらないプライドとかって言われたりするけれど
ほんとは、心の弱いところや傷跡、コンプレックスみたいなものを覆っているモノのような気がする。
プライドがなければいいのに。ってだからそんなに簡単な事じゃないんだよなぁ。
きっとプライドと誇りって違うんだ。
プライドで守ってるものを、ちゃんと自分で紐解いて行く事
月に聴かせるように。
この世界の生活は
月にとっては一つのおとぎばなしなのです。
昼下がり。
ぱらぱらと頁を捲りながら読んだ本の一節に、はっとする。
その本は、月から見たそれぞれの日常や人生の節々が小さな物語として淡々と語られていた。
そうなんだよなぁ。
月から見たらおとぎばなしにすぎない生活なんだよなぁと、遥かな気持ちになりながら。
だけど
だからこそ
それぞれの物語の中に居るんだよなぁと。
喜劇も悲劇も
眠れない夜に数えた羊達の群れが夜を渡る。
自分の事を
悪い人と思いながら生きてるわけじゃないけれど
タイミングによってそうなってしまう事があるよなぁ。
眠れない夜に限ってそんな事を考えてしまう。
きっと
良い人、悪い人がいるのではなく
良い面、悪い面。
良い時、悪い時があるのだなぁ。と、思う。
弁解のチャンスや挽回のチャンスって
そうそうないのが現実だよなぁ。
だからそっと縁を切っていくしかなかったりもする。
切られた縁を結び直
にっこりと夜空は、笑っていました。
月を見上げて
「またなんか笑っとる」と言う少年が居た。
三日月の夜。立ち寄ったスーパーの駐車場。
「ほら早く行くよ。」と少年は、お母さんに手を引かれていく。
その背中をぼんやりと見送って月を見上げた。
ほんとだ。笑ってる。にっこりと。
猫の爪みたいだという人も居る。
同じ月を見上げて
みんなそれぞれの宇宙に居るんだなぁなんてそんな事をぼんやり想うスーパーマーケット。
「子供の感覚があるか
想い合うってきっと。
「好き」って、気持ちって。
届くとか届かないとかじゃないんだよなぁって思う。
いつだって一方的で、それを許されているかどうかでしかないんだよなぁと。
お互いに許され合っている事を関係の名前で呼ぶんだよなぁって思う。
だから届いたとか伝わったって思う事が傲慢なのだと思う。
許され合っている。お互いに一方的に。
だからこそ
“想い合う”って、成り立つのかもしれない。
好きじゃない人に好意
その感受性を子供の心で遣っていたい。
頑張りたい。
それなのに、頑張れない時がありませんか?
つい
頑張れる。と、思ってしまう。
でも
頑張れない時があるよなぁ。
いつの間にか頑張る為の芯みたいなものが折れてしまってたり、拗ねてしまってたり、現実を知りすぎてしまったりする。
大人になるほどに
先読みして考えてしまう。
これが一体何になるのか。
先読みしてだいたいの事の予測をつけてしまう。
それが良い風に働く時もあれば
頑張
寂しさにある豊かさってきっと。
「季節外れの雪が降ってる。」
ファストファッションブランドのお洋服屋さんから、不意になごり雪のカバーが聞こえてきて、涙腺が緩んだ。
仲良くしていた大学生の子が卒業するのでギフトを探して、ショッピングセンターをウロウロと。
春になっていく季節をとどめるように雪が降る。その情景に、感情移入をしてしまう。
人と人との関係にも終わりってあるんだよなぁ。
距離や時間って思っているよりも正直だ。
その
その名前には、知らない意味がそっと宿ったりするみたい。
「ねぇ別れの時期を春に持ってくるのって不適切じゃないですかー?!」
そんな事を言いたくなる。
この春特有の気候やそれぞれの生活の変化。
いつも通りであればあるほど
心に風が吹き抜けていくような気持ちになる。
別れのない出逢いが欲しい。
そんな事を考える夕暮れ時
自転車に乗って
図書館に寄った帰り道。
日暮れが綺麗でシャッターを切った。
たまたま通りかかった人がそれを見て
自転車から降りて
きっとあなたの言葉が鍵になる人が居る
「本が鍵だとするなら
その鍵でひらくドアが自分の中にあったという事。」
銀色夏生さんの本を読んでいて
目から鱗が落ちる瞬間と出逢う。
好きな本って自分の心の辞書をひくようなものだよなぁと思う。
今何を感じているのか。
そこに綴られた言葉が教えてくれる。
同じ本を読んでいても
違う一節に心を惹かれる。
「本が鍵だとするなら
その鍵でひらくドアが自分の中にあったという事。」
きっといつの間に