創作活動で絶対にしないほうがいいこと
こんなタイトルにでもしない限り、私のような鼻くそ作曲家の戯言なんざぁ見向きもされないがゆえ、お許し願いたく存ずる。
ちなみに、この記事は私自身への戒めのために執筆していることもついでにお許し願いたいぜよ★
さて、結論から言ってしまおう。茶番は終わりだ。
創作活動で絶対にしないほうがいいこと。
それは、「効率を求めること」である。
現代の…情報に満ち満ちた社会において、効率を求めないことは後ろ指をさされることに等しいが、こと創作活動においては効率を求めることによって逆に非効率的になることが往々にしてある。
例えば、私は先述のように作曲をしている。
(以下のような曲を作って候)
作曲をする上で、主な作り方としては、
リズムを決める(ドラムなどを打ち込む)
コードを乗せる
メロディを乗せる
1曲として出来上がったものを成形する
といったプロセスを順々に踏むことが多い。
これらのプロセスを踏むこと自体は効率さとはあまり相関がないように(個人的には)思っている。
私の場合、上記のようなプロセス以外にも「先にメロディがある状態から曲を作る」だったり、「コードから考えてその後にリズムやメロディを考える」といったこともある。
つまり、それらは「その人によって作りやすい順序」というものが存在しているがゆえに、ここで言う「効率」とは意味合いが違うのだ。
では、今この記事で言っている「効率」とは何なのか。
それは、「タイムマネジメントをしつつ、少ない時間で最良の創作物を完成させること」を意味している。
そう、つまり時間の有効活用、もとい時間効率の最大化と述べても良いかもしれない。
そもそも、『創作活動』というものにタイムマネジメントはしないほうが良いように感じるのだ。
私も以前、キッチンタイマーを使い、25分区切りで作曲をしていたことがある。
25分作曲をしたら5分休憩〜を4回ぐらい繰り返すという、あの〜…これなんて言うんだっけ、なんかそういう勉強法があるんですよ確か。
あ、ポモドーロテクニック。ポモドーロテクニックですこれ。
これぞまさにタイムマネジメントであるが、これをしてしまうと創作することにおいて焦りを感じてしまう。
25分でタイマーが鳴るため、創作活動における一種のゾーン的感覚に入り込む前に手を休めなければならない。
創作活動において大事なことは、やはり自身の作品の内部へと入っていくことに他ならない。
時間効率を気にしてしまうと、どうしても作品内部に入り込むよりも時間のことを気にしてしまい、ある意味で集中力が散漫になってしまう。
効率的に作曲をしようとしていたつもりが、逆に非効率になってしまっていたのである。
その点、最近では時間をあまり気にすることなく、とりあえず作曲に取り掛かって「そろそろ疲れたから休憩するダベ」と自分なりの感覚で取り組んでいる。
これはタイムマネジメント的には非効率ではあるだろうが、創作活動においては良い意味で効率的だと私は感じている次第だ。
また、これも付記しておくが、創作活動において「締切」は設定しておいたほうが良い意味で効率的、かつ能率的になると自負している。
『1日』という短期の中でのタイムマネジメントは、ここまでもみたように逆に非効率になる可能性が高い。
しかし、例えば「1週間で1曲仕上げる」や「2週間で1曲仕上げる」のような、中〜長期スパンでの締切を設定することは、逆に創作意欲を高めることにつながる…と思う。
締め切りを設定せずに創作活動をしてしまうと、「ここをもっとこうしたい」や「ここはおかしいからちょっと変えたい」といったようなアラがどんどん見つかり、結局完成せずに終わってしまいがちである。私がだよん。
その点、1週間で仕上げる、2週間で仕上げる…と締め切りを作り、その日までに出来上がったものを強制的に世に出すことで、創作活動そのものへの意欲も高まり、さらには自分の創作物が増えることで達成感も得られる。
そんなことを考えながら、今日も私は作曲に勤しむのであった。
おーわりっ!
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