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yatoです。音楽を作ってます。あと文章も書いてます。 誰の得にもならないようなものを…

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yatoです。音楽を作ってます。あと文章も書いてます。 誰の得にもならないようなものを書くのが得意です。 金曜日の夜に記事をアップしてます。たまに忘れるかもしれません。別にいいか

最近の記事

「0」と「1」の間は無限だから、1秒が経つのはおかしいぞ!!

中学校の頃の数学の授業中、私は思った。 「あれっ…0と1の間って、無限だなぁ」 ____数学の授業がとんでもないほどつまらなく、私はノートの端っこに1、10、100…と、0をどんどん書き連ね、0が増えていくことにおける無限の習得と数学の授業の終焉を目指していた。 一向に授業は終わらない。あと30分もあるじゃあないか。念力でどうにか針を動かせないか。退屈だ退屈だ退屈だッ!!!!!!! まさに無限とも思える時間の進み具合。椅子に座ってるだけなのに走馬灯の如く時間の進みが遅

    • 友達の兄が亡くなって、いつ死んでもおかしくないんだと実感したのだ

      いつもとても真面目でタメになって生活に役立つ最高の話ばかりして世の中に貢献という名の慈悲を振る舞っている私だが、今回も今回で真面目な話をしていこうと思うぜよ★ うん…。 このぐらいの季節になると、いつも思い出す。 中学の頃である。 1つ下の学年に友達…まぁ仮にAと呼んでおこう。Aがいた。 結論から言ってしまえば、Aには当時高校生の兄がいて、その兄さんが部活中に確か心臓が突然止まってしまうといった類の…突発性の病気か何かを発症してしまったのだ。詳しいことは忘れてしまっ

      • 坂の上のビートルズ

        私は剣道が嫌いである。ものすごく。 唐突にわけのわからない導入で申し訳ないが、私は小学生から中学生まで剣道をやっていた。 小学生の頃はまだどうにかがんばって道場まで行っていたが、中学生になると徐々に行くのが嫌になって、週3日ほどある稽古も大体週1日ぐらいは休み始めていた。 しかし、両親に黙って休んでいたため、私は稽古が終わる夜7時ごろまで、どこかで暇を潰さなければならなかった。もしもサボっているのがバレたらどやされますからな〜〜〜。 剣道着を一式つめたリュック、そして

        • 中学校が大嫌いだったから創作が好きになった話

          こんな私みたいな無名なもんの昔話なんざ誰が好んで読んでくださるんだって感じではあるが、なんとなくふと個人的に分岐点だと存ずる事案を思い出したので、ここで記しておこうと思う。 中学の頃、私は学校が大嫌いであった。なんなら今でも嫌いだ。 友達がどうのとかなんかそういう話ではなく、「中学校」というちょっと軍隊じみた規律的な閉鎖空間に辟易していたのだ。 さらには教師も好きになれず、また個人的に剣道を習い事として小学生の頃からやっており、それを辞めたくても親が許してくれずにどんどん

        「0」と「1」の間は無限だから、1秒が経つのはおかしいぞ!!

        • 友達の兄が亡くなって、いつ死んでもおかしくないんだと実感したのだ

        • 坂の上のビートルズ

        • 中学校が大嫌いだったから創作が好きになった話

          熊肉カレーを食べてみたのだ

          先日、レトルトの「熊肉カレー」を食べてみた。 これは去年の夏、父親が秋田土産で買ってきたものである。 秋田には「阿仁(あに)」という…言葉通りに陸の孤島(もちろん褒め言葉だ)があり、阿仁マタギとして有名な場所だ。 このカレーに使われている熊は田沢湖周辺で狩猟した熊のようであるため、阿仁とは地理的に若干遠い。阿仁は田沢湖よりももう少し北西に位置する。 そんななんの役にも立たないトリビアを解き放ったところで、そろそろ熊肉カレーの味について深掘りしていこう。 私としたことが

          熊肉カレーを食べてみたのだ

          限界突破でやる気を出す方法

          ガハハ!!そんなもんあったらこっちが教えてもらいてぇぐらいだぜ! …と思いはするものの、個人的にではあるが「やる気を出す方法」について思い当たる節があるがゆえに、ここで備忘録的に述べてみようと思う。 やる気を出す方法。それは、「とりあえずやること」である。 どんなにやる気が出なくても、とりあえずやってみる。 そうすると、なんかよくわからないが楽しくなってきて、まさに「やる気」が出てくるわけである。 花火に対し、火をつけずに「ほれ、打ち上がれ!」と言っても打ち上がるわ

          限界突破でやる気を出す方法

          音楽を作っているけど、伝えたいことは何もない

          私はこんな曲を作っている(どこぞの無名人間の曲がこんなに聴かれているなんて正直びっくりだ)。 直近で言うとこんな感じの、アトモスフィアな曲も作った。 それなりに曲を作ってきていて気づいたことがある。 そう、特に音楽で伝えたいことがない。ってことだ。 私の曲が誰かの助けになっていればそれはそれで幸いであるし、世界の誰かの耳に届いて世界平和のきっかけにでもなるのなら、それはそれで喜ばしいことである。 しかし、音楽を作る際に「誰かを助けたいから」とか「世界平和のために」と

          音楽を作っているけど、伝えたいことは何もない

          自宅で映画を味わい尽くす方法

          ある時期、私は1日1本映画を観る生活を1年半ほど続けていたことがある。 結局、その時期に観た本数は500本を超え、映画を観たことで得た知見などを作曲に活かしている。狂ってる。 本来、私はエンタメの中で「特に映画が好き!」といったタイプの人間ではない。 どちらかというとマンガや小説の方が好きで、鑑賞するよりも「読む」という行為の方が自分に合っている気がする。 ゆえに、こんな「自宅で映画を味わい尽くす方法」なんて記事を映画ビギナーの私が書いた日にゃ映画プレジデント様様から

          自宅で映画を味わい尽くす方法

          創作活動で絶対にしないほうがいいこと

          こんなタイトルにでもしない限り、私のような鼻くそ作曲家の戯言なんざぁ見向きもされないがゆえ、お許し願いたく存ずる。 ちなみに、この記事は私自身への戒めのために執筆していることもついでにお許し願いたいぜよ★ さて、結論から言ってしまおう。茶番は終わりだ。 創作活動で絶対にしないほうがいいこと。 それは、「効率を求めること」である。 現代の…情報に満ち満ちた社会において、効率を求めないことは後ろ指をさされることに等しいが、こと創作活動においては効率を求めることによって逆

          創作活動で絶対にしないほうがいいこと

          全てのエンタメは繋がっている

          先日、「ざわざわ」っていうタイトルで楽曲をYouTubeにアップロードした。 この曲は思いのほか聴かれているらしく、製作者の私としては嬉しい限りである。 …と同時に、この楽曲を制作している段階で、「あ、エンタメって繋がってるんだなぁ」と実感したことについて今回のnoteでは触れてみたい。 「ざわざわ」のBメロにあたるパートで、ちょっと不穏な雰囲気になる箇所がある(ぜひ、楽曲を聴いて確認いただきたい)。 メインメロディなどはほぼなく、どちらかといえばラジオキャスターの声

          全てのエンタメは繋がっている

          さて、祖父が亡くなった

          3月の中旬、母方の祖父が亡くなった。 関東住みの私は朝一番の新幹線に乗り込み、祖父母宅のある九州へと向かったのだった。 5〜6時間ほどをかけてようやく祖父母宅に到着すると、祖母が礼服姿で出迎えてくれた。 仏壇のある部屋に顔の見える棺桶が鎮座しており、そこに亡骸となった祖父の顔を見ることができた。 その日のうちにお通夜があるということだったので、私は礼服に着替えたのだが、その時に祖父の思い出が蘇って… …いや、正直言うとあんまり思い出らしい思い出がなかった。 私の祖

          さて、祖父が亡くなった

          観光名所より、「何もない」と言われる街が好きだったりする

          年明けすぐに、家族で京都へと旅行する機会があった。 京都なんて中学校の修学旅行以来に来たものだから、ちょっとワクワクしていたものの…いざ行ってみるとそれはもうものすごい人混みでイヤになってしまった記憶しかない。 それよりも、伏見稲荷の千本鳥居道を逸れたところにある一般的な住宅街を歩いて「ああ、私はこういうのが好きなのだ」と思うに至った次第である。 私には妹がいるのだが、よく「ウチの実家の周りは何もない」といったことを口にする。 「何もない」を深掘りしてみれば、それはい

          観光名所より、「何もない」と言われる街が好きだったりする

          夜の海を、酒片手に眺める

          3月の上旬、ちょっと野暮用があり2〜3日実家へ帰っていた。 実家は山と海に囲まれた…なんて言うとどこぞのラノベが始まりそうな文句ではあるが、実際に私の実家のある地域は山と海に囲まれた場所に位置するがゆえに、この文句はさほど見当はずれでもない。 実家に着いたその日、夜も耽ってそろそろ10時…という頃、私はふと思い立って母に「ちょっと散歩に行ってくる」と言った。 「え!?今から!?やめとき!!!」 とそれなりの剣幕で反対されたが(当たり前だけど)、いやまぁ…大人でございま

          夜の海を、酒片手に眺める

          とりあえずガムシャラにやればなんでも上手くなる説

          …っていうタイトルで色々と私なりの所感を述べさせていただこう。 もし、今これを読んでくださっている画面の前のあなたが何かしらで行き詰まっていたり、成果が出ずに苦しんでいるのだとすれば、もしかすると少しはお役に立てるかもしれない。 結論から言ってしまえば、「とりあえず自分のやりたいことにガムシャラに取り組めばなんとかなる」というこの一点に尽きる。 まずは私の体験談から述べていこう。 私は大学時代、いわゆる「軽音楽サークル」とやらに入っていて、その中ではそれなりにギターを

          とりあえずガムシャラにやればなんでも上手くなる説

          THE BLUE HEARTSのとりこになった小学2年生

          音楽で衝撃を受けた経験はいくつかあるが、そのうちの1つが「THE BLUE HEARTS」だった。 今でも覚えている。あれは平日の朝である。 小学2年生だった私は、その1週間前ほどに父が飲み会のビンゴ大会だかなんだかでもらってきた「CDプレーヤー」に夢中だった。 そのCDプレーヤーはスピーカーも内蔵されていて、CDを入れればそれだけですぐに曲が聴けるってやつだった気がする。色は確か青っぽかった。 家にはすでにCDプレーヤーがあったから、「これあげる」と父から譲り受けた

          THE BLUE HEARTSのとりこになった小学2年生

          「音を楽しむと書いて音楽だけど、英語ではそれをMUSICと言うんだ」

          タイトルのセリフを言ってから、その先生は続けた。 「どこにも『音を楽しむ』とは書かれてないよね」 私は、この言葉が衝撃的で、なおかつ私の音楽に対する価値観を一変させたセリフでもあった__。 いきなりでなんのこっちゃなので、最初から順を追って説明していこう。 大学生は2年生か3年生の頃、私は単位取得のために「現代思想」と名の付いた講座に応募した。 応募した後でよくよくシラバス(授業計画のようなもの)を読んでみると、毎年応募数が多いとのことで抽選になるかもしれないとの記

          「音を楽しむと書いて音楽だけど、英語ではそれをMUSICと言うんだ」