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東京ミネルヴァ法律事務所が破産して、その後どうしたら良いかわからず困っています。

こんにちは、スマート法律相談の弁護士のカツベです。

【追記】2020/6/30

本件に関してyoutubeチャンネルに解説動画をアップしました。

【質問】
ミネルヴァが破産して、その後どうしたら良いかわからず困っています。

こちらの記事を書いたためか、上記の趣旨の質問を頂きました。

以下、回答です。

【回答】
まず、裁判や債務整理などが進行中である場合、弁護士・弁護士法人との委任契約は解除となる可能性が高いため、他の弁護士を依頼するか、当面はご自身で対応するなどの対応が必要となります。

すでに和解済の債務整理の場合、弁済金を毎月支払うだけなので、新たに弁護士を依頼する必要はない場合もあります。
訴訟が進行している場合、訴訟代理人が辞任しても訴訟が当然中断するわけではありません(民事訴訟法第124条参照)が、期日準備のため、もしくは新たな代理人を選任するために、期日延期申請をする等して対応する必要があります。
これだけ大きな事案なので、担当の裁判所書記官がある程度フォローしてくれる可能性はあります。

個人再生や破産等の場合、面談や審尋などの予定が入っている可能性もあるので、裁判所に確認する等、まずは手続きに支障がでないよう注意すべきでしょう。

通常、法律事務所又は破産管財人から委任契約終了が通知されます。

また、預り金等がある場合、破産手続きの中で債権届出をする必要があります。
こちらについても破産管財人から通知がされますが、通知がない場合は破産管財人の事務所に確認をしてみてください。

破産管財人連絡先が掲載されています。↓

また、東京ミネルヴァ法律事務所が所属する第一東京弁護士会が臨時問い合わせ窓口を設けております。

参考になりそうなサイト

2018年にアディーレ法律事務所が2か月の業務停止処分を受けた際の依頼者の体験談です。

アディーレ法律事務所は一時的な業務停止で、その後業務を再開しているため、東京ミネルヴァの件とは事情が異なりますが、しばらくの間は弁護士会の窓口も連絡が取りづらい等の事情は今回も同様である可能性があります。

本当の依頼者かどうか確認できませんが、他の法律事務所に相談した場合の対応はおそらくこのような状況となるのではないかと思います。

大変な状況かと思いますが、まずはご自身の状況を確認すること、必要な情報を収集することをお勧めします。

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リリース時に朝日新聞にも紹介されました!


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