【リアル・パートナーズ】今の時代のアルバイト時給を考える
┏━━━◆◇リアル・パートナーズ メールマガジンvol.786◇◆━━━━━┓
『目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾』 毎週水曜日・金曜日発行
~2024.04.17~
当メルマガでは、あなたの塾が、
「地域ナンバーワン個別指導塾」になるヒントを毎週お届けします。
私の考える「地域ナンバーワン」とは、ズバリ「生徒が辞めない塾」です。
そして、そんな良い塾が増えること、あなたの塾がそうなることが私の願い。
机上論ではない、現場主義の実践的な情報をどんどんお届けしていきますので、
あなたの塾経営にぜひお役立てください。
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【ご質問・ご要望も大募集中!】
「こんなテーマで書いてほしい」「こんなときどうすれば?」という
ご要望やご質問もお待ちしております。
お寄せいただいたご質問には、
メルマガ内で可能な限りお答えしてまいります!
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【目次】
◇お知らせ
◆まえがき 『平日の夕方〜夜に自塾周辺を歩いてみる』
◆今回のテーマ 『今の時代のアルバイト時給を考える』
◆あとがき 『コンパスの針の代わりに』
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◇お知らせ(1)<メルマガ777号記念!高等部つくりかたセミナー(入門編)>
先日、当メルマガは通巻777号を達成いたしました!
これを記念し日頃の感謝を込めて、4/24(水)、
「高等部のつくりかたセミナー(入門編)」を開催いたします!
費用は通常19,800円のところを、
777号記念の大サービスで「無料」で実施したいと思います!!!
【セミナー詳細】
https://r-partners.jp/1092/
■日 程 : 4月24日(水)11:00~12:30
■対 象 : 塾経営者・塾長・教室長・社員
■参加方法 : Zoomを使ったオンライン
■参加費用 : 無料
■申し込みフォーム : https://contents.comiru.jp/seminar/20240424-3/
※本セミナーは、「株式会社POPER」と共催となります。
※アーカイブはありません
◇お知らせ(2)<大学入試に完全対応!「英語専門塾による『高校英語』指導法セミナー」のお知らせ>
私が尊敬する塾経営者のひとりで英語指導のプロ、
「英語専門塾ジョエル」代表の久野靖洋先生をお招きし、
高校英語の指導法セミナーを開催したします!
日時は5月12日(日)14:00~16:30、
テーマは「大学入試に完全対応!英語専門塾による『高校英語』指導法セミナー」です。
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●ゲスト講師紹介
英語専門塾ジョエル
代表 久野 靖洋 先生
http://www.joel-ym.com
大学卒業後、オーストラリアにて日本語補助教員(ALT)として勤務。
帰国後、私立高校の英語科教諭として勤務。
教員として勤務しながらも、オリジナルの指導法を提供したい想いから
2010年4月に「英語専門塾ジョエル」を開校。
英語に特化した塾として、指導者泣かせと言われることで有名な
プログレスやニュートレジャーの指導法も確立。
英語の成績が飛躍的に上がる塾として圧倒的な人気をほこり、
常にキャンセル待ちの状態に。
~~~~~
みなさんもご存知の通り、大学入試の英語指導は、高校入試とは段違いの難易度です。
ネット検索すると、英語の「参考書ルート」といった情報が山ほどアップされていますよね。
例えば、高3の3月に「英語長文〇〇問題集レベル1」、
高3の4月に「英語長文〇〇問題集レベル2」をする、といったものです。
確かにこれで、「いつ」「どの」問題集をやればいいかは分かります。
しかし難しいのは、その問題集を「どう」進めていくのがベストなのかです。
久野先生のアプローチは、このあたりが実に練り上げられています。
弊塾でも、10年以上前から久野先生に師事し、高校英語指導を確立してきました。
高3の1年間でほとんどの生徒さんが英語の偏差値を5~10アップできるようになり、
偏差値40台からのスタートだった生徒さんたちも、
関関同立や産近甲龍レベルの大学に次々と合格を果たしたほか、
英検準1級に合格した生徒さんもいます。
大学入試に限らずとも、
・高校生の英語指導にどう対応していいか分からない
・ちゃんと問題集の使い方を学びたい
・今の自分のやり方があっているのか不安
という方もぜひご参加ください!
また今回は、特別にセミナーアーカイブもご提供いただけますので、
貴塾内のみなさんで共有いただくことが可能です。
どうしてもスケジュールが合わない方も、後日視聴いただくことができます。
ぜひ、お早めにお申し込みください。
大学入試に対応できる英語指導法を学んで、
貴塾の高等部をさらにレベルアップしていきましょう!
<大学入試完全対応!英語専門塾による『高校英語』指導法セミナー>
■日 程 : 5月12日(日) 14:00~16:30
■参加方法 : オンラインシステム「Zoom」
■参加費用 : 1塾19,800円(税込) ※1塾あたり何名でもご参加可能です
※アーカイブも6月12日(水)まで視聴可能です
■定 員 : 12塾(先着順/あと3塾)
■申 込 : https://beast-ex.jp/fx3926/English
※アーカイブのみ(当日参加せず)の申込ももちろん可能です!
◇お知らせ(3)<進路指導に役立つ「各大学の中身」を徹底解説(国公立攻略編)>
「日本の大学全部行った男」・山内太地先生をお招きして開催したオンライン講演会、
「進路指導に役立つ「各大学の中身」を徹底解説」の3回目です!
いよいよ本セミナーシリーズ3部作の最後として、
次は5月21日(火)、「国公立攻略編」を開催いたします!
今回も株式会社POPERさんとがっつりタッグを組んでお届けする予定です。
私大の東日本編・西日本編を合わせて、これで日本の大学情報をコンプリート!
しっかり学んで、大学受験に強い塾を作っていきましょう。
<日本の大学全部行った男・山内太地先生、オンライン講演会>
■テーマ : 進路指導に役立つ「各大学の中身」を徹底解説(国公立攻略編)
■講 師 : 山内 太地先生(株式会社最新学習歴 代表取締役)
■日 程 : 5月21日(火)11:00~12:30
■参加方法 : Zoomを使ったウェビナー
■参加費用 : 無料
■申 込 : https://contents.comiru.jp/seminar/20240521-1/
※塾内で複数名参加の場合、1名ずつお申し込みください
※申込情報は株式会社POPERと共有いたします
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◆まえがき<平日の夕方〜夜に自塾周辺を歩いてみる>
こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。
みなさんは日頃、平日の夕方〜夜が最も忙しい時間帯かと思います。
だからこそ、あえてご提案したいのが、
時間を作ってこの時間帯に自塾周辺を歩いてみることです。
昼間とは異なった人の流れや景色を見ることができますよ。
生徒さんの通塾時の安全対策にも、いろんな気付きを得ることができます。
「たぶんこうだろう」という、勝手な想像や思い込みこそが危険だったりしますので、
自分の目で見て感じることが大切です。
意外と知らない景色や新しい一面を見ることで、ズレを修正することができます。
もしかしたら、あなたの教室の生徒さんが
近くのコンビニの駐車場でたむろしているかもしれません(笑)。
巡回ついでに、自塾周辺の夜の景色を見てみましょう。
新しい発見があるはずです!
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◆今回のテーマ<今の時代のアルバイト時給を考える>
1年ほど前に、人件費率に関するメルマガを配信しました。
【Vol.697(2023.06.07) アルバイト人件費は、売上の●%を目安に】
https://r-partners.jp/787/
1:2の個別指導塾におけるアルバイト講師の人件費率についてお伝えした内容です。
目安として、アルバイト人件費率は25〜30%までに抑えることが
安定した教室運営をする上で欠かせません。
30%を超えている塾さんは利益が出しづらいのではないでしょうか。
さらにこの数年、インフレなどの影響もあり、最低賃金もどんどん上がっています。
振り返ってみれば、私が大学生のころの最低時給は600円台でした。
また、時給800円スタートのアルバイトで、
時給1000円を目指して、死ぬほど働いた世代です。
そのため、最低時給が1001円(兵庫県)というのに
心がついていっていないという部分も正直なところあります。
バブルが崩壊してからの失われた30年の世代ですので、
そういった固定概念が染み付いている部分も私自身変えていかないといけません。
物価もどんどん上がっているわけですから、
それに見合った賃上げをすることもアルバイト講師たちを雇っている私たちの責務です。
ただ、だからといって青天井に時給を上げるわけにはいきません。
人件費が増え、経営が圧迫されて教室が立ち回らなくなったら元も子もないですからね。
実際のところ、塾講師の求人を見てみると、
どんどん時給を上げているケースが多く見られます。
いい人財を得ようとすると時給が高いほうがいいのは言うまでもありません。
「時給は低いけど、いい人財が欲しい」というのは虫の良い話で、
しっかりお金をかけて投資する必要があります。
そのため弊塾では、昨年10月に思い切った時給アップに踏み切りました。
ポイントは人件費率が30%を超えないように設定することです。
ちなみに昨年6月(時給改定前)の時点で、弊塾の講師人件費率の理論値は23.6%でした。
【2023年6月/アルバイト講師が1日2コマ勤務した場合(両コマとも1:2/1コマ75分)】
・売上・・・1コマ4,400円×生徒2人×2コマ=17,600円 (A)
・講師人件費・・・1コマ1,560円×2コマ+休憩手当160円+準備手当480円+交通費400円=4,160円 (B)
※休憩手当・・・「コマとコマの間」の10分ぶん
※準備手当・・・「10分前出社・20分残務」の計30分ぶん
・講師人件費率・・・23.6% (B÷A×100)
※「振替や当日欠席などによる1:1の授業」が発生するため、実際は25%台
それを、いろいろと試行錯誤を重ねた結果、10月からはこのようになりました。
【2023年10月〜/アルバイト講師が1日2コマ勤務した場合(両コマとも1:2/1コマ75分)】
・売上・・・1コマ4,400円×生徒2人×2コマ=17,600円 (A)
・講師人件費・・・1コマ1,750円×2コマ+休憩手当167円+準備手当501円+交通費400円=4,568円 (B)
※休憩手当・・・「コマとコマの間」の10分ぶん
※準備手当・・・「10分前出社・20分残務」の計30分ぶん
・講師人件費率・・・25.9% (B÷A×100)
※「振替や当日欠席などによる1:1の授業」が発生するため、実際は28%台。
時給を1,248円から1,400円に大幅アップした形で、
なおかつアルバイト人件費率を30%以内に抑えた状況です。
弊塾の地元・宝塚市では、時給1,400円の塾講師はなんとか高い部類に入ります。
時給アップ(ベースアップ)の話を現講師たちに伝えたところ、
めちゃくちゃ喜んでくれていました。
そらそうですよね!私でもめちゃくちゃ喜びます(笑)。
私も経営者の端くれですから、
できることなら時給や人件費率を抑えたいと思うのは当然です。
しかし、会社の利益だけを優先してしまうと、大切な人財を得られなくなることも知っています。
特に大学生は、時給が命と言っても過言ではありません。
ですから、まずは時給が周辺他塾と同じかそれ以上の水準にしておくことが
優れた学生講師を採用できるポイントだと考えています。
それでも中には時給1,500円や1,800円などを設定している個別指導塾さんもあるので、
なかなか辛いところです。
時給1,800円にしたら、今の弊塾のモデルであれば、
アルバイト人件費率は理論値で31.6%(実質33%台)となり、教室運営に支障が出てきます。
時給1,800円でいくのであれば、同時に指導単価(月謝)の値上げが必要となるので、
慎重に進めていかなければなりません。
もし時給1,400円の求人で講師応募数が少ないのであれば、
「見栄え」となるさらなる時給アップというのも考える必要がありますが、
良い人財が確保できるのであれば、それもアリでしょう。
そして、少しでも自塾を知ってもらうために、講師募集のポスティングをするなど、
できることはコツコツとやり続けたいろころです。
人件費を上げないようにするのではなく、
人件費が上がっても大丈夫な売り上げの仕組みを作ることが大事なのだと思います。
そういう意味では、1:2の個別指導の仕組み自体を変化させていくという発想も
必要かもしれませんね。
1:3や1:4でも、1:2を同じ価値を提供できるのであれば、
講師人件費が下がり、その分時給を上げることが可能です。
しかし生徒さんや保護者さんは、
「1:2であること」を評価してくれていることも忘れてはいけません。
勢いだけで、1:2のシステムを急に変えてしまった場合、
顧客離れを起こす可能性もあります。
指導単価を上げるときやシステムを変えるときは、
慎重に時間をかけて進めたり移行したりするようにしましょう。
売上と人件費のバランスは本当に難しいですが、
みなさんは、アルバイト人件費や人件費率についてどうお考えですか。
そしてどう対処していこうと思われていますか。
【今回のまとめ】
・アルバイトの人件費率を出し、現状を知る
・時給をアップするためにどうすればよいかを考える
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◆あとがき<コンパスの針の代わりに>
我が家には小学生の娘がいるのですが、
先日妻のところに「ちょっとこのコンパス見てみてー」と嬉しそうに持ってきたそうです。
すると、コンパスの針の代わりに爪楊枝がささっていました。
よくよく聞くと、針はネジで取り外せるタイプらしく、取り外したものが行方不明になり、
それで「やばい」となって、考えに考え、爪楊枝を差し込んだと。
いやー、内輪褒めで恐縮ですが、天才かと(笑)。
どうしかしないとやばい(妻にめっちゃ怒られる)ので、
脳をフル回転して代替品を探し、それが爪楊枝です。
しかもちょっといい感じに刺さっていてマッチしているのも面白いです。
それにしても、子どもの発想って湧水のように溢れ出てきますよね。
私も子どものころは、いろんなものを分解したり壊したりして、
親にめちゃくちゃ怒られたことを覚えています。
私は性格的にそれでもまったく堪えてなかったですが、
娘にも大切にしてほしい発想や考えです。
妻が怒る寸前のギリギリのところをこれからも攻めてもらいたいと思います(笑)
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