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伝え方がありえない程ヘタな人

私の周りにそういう人がいる。
一通り集中して話を聞いたハズなのに、『えっと……結局なに❓ どうすりゃええの❓』と、ほぼ毎回なる。

以前は自分の頭の悪さを危惧していたが、本を読んだりモノを書いたりしている内に、『あいつの伝え方が下手なんじゃ!』と結論が出た。

最悪手は、『そもそも語れないような事を伝えようとしてくる』場合である。たとえば

『真摯な思いやりを持つべきだ』

誠に遺憾である……みたいに『えっどういうこと?』と頭を捻る内容。いや、内容がないんだった。

つまり伝える側が『真摯な思いやりが存在し、相手も既にソレを掴んでいる』という勝手な前提のもと、勝手に話を展開する。
定義不明の『真摯な思いやり』が私に足りないから、足りるようにアドバイスしてくるような。

聞く側の私としては、常に『なんだソレ……?』と疑問を抱えたままである。

なので聞き終えても『えっ結局なに❓』となり、不満顔のまま立ち上がる。

加えてこの手の人は、『相手の知識量に想像を巡らせる力が著しく欠如している』のだ。
更に加えて攻撃的な性格も持ち合わせているので、素直に『ソレなに❓』と聞きづらいのだ。
更に更に加えて被害妄想的な感性なので、ヘタな提言もできない。

こうなると定義不明なモノを一方的に押し付けられるという悲しい事態となる。要するに力関係にかまけて適当をこいてるのだ。
議論などと高尚なモノは一切念頭になく、自分が伝えたい(とおぼしき)事を伝えたら去る……ふざけんな。

裏を返せば、『自分は相手の意見を受け入れる勇気のない小物です』と宣言しているようなもの。

ああいう人間にならない為には日々、『どういう意図なんだ⁉️ どういう意味なんだ⁉️ なぜこうなる⁉️️』と、世界の様々に対し頭をフル回転させるのがいいだろう。
言い換えれば『一生納得してやらない自分』になる。

『あ、これはまぁ、こういうものだね』なんて適当に受け流し続けていたら濁る。冷めて老獪じみた態度なんてくだらない。
全力で❗️ 激情に身を任せ❗️ 世界を解釈❗️

勝手な想像でいいから、『裏』とか『背景』に思いを巡らせるのだ。どんどん新しい知識を取り入れ、自分を追い込むのもオススメだ。

それを繰り返すとカドが取れ、『何を伝えるべきで、何が不要か』が、徐々に浮き彫りになる……と思う。
なぜなら自分が払拭すべき『ノイズ』を散々目の当たりにしてきたからだ。
なら『ノイズ』は他人にわざわざ伝えるべきじゃねーなって判断がつく。

という流れで、『自分の中である程度でも定義がハッキリしてるモノ』のみを伝えようとする。

他人から『ノイズ』を受け取る立場の場合、私は『あ、別の思惑があるなコイツ』と感じる。
つまり今聞いてる事は『建前』で、本当に伝えたい内容自体に憚りがあるから遠回しになってる状態。

先の例と似てるっちゃ似てるが、まあ少し違ってこの場合は『ハッキリ言いたい事あるなら言えや❗️ こっちは聞く覚悟持ってんだからよぉ❗️』と思うのである。

『じゃあその思いを伝えればいいじゃん?』
って疑問だよな。
いやいや、マジで人の話聞かねーからこの手の人。

『自分が言いたい事だけ一方的に言う』しか頭にねーから(しかも内容がない)

だから私は今日も世界に対し

『なんなんだよ❗️ もう‼️』

と叫び続けるのだ。


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