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[番外レポート]NFTプロジェクトのはじめかた:立案から立ち上げ、そして運用まで

今回の記事は番外レポートと題して、長めではありますが一つのテーマに沿って書いた記事となっています。 今回は、今までよく取り扱ってきた企業によるNFTマーケティングではなく、クリエイターやチーム(時には企業)によるNFTプロジェクトのはじめ方、つまりNFTプロジェクトをどのように戦略立案し、自らのプロジェクトをはじめ、そしてグロースさせていくか、また どのようにその中でマーケティングを行うのかという点に注目した解説記事になります。

NFTプロジェクトというのは、いわゆる「BAYC」や「Azuki」のような、NFTを販売することそのものを目的としたプロジェクトのことです。

NFTプロジェクトの企画段階から、どのようなNFTにするか、ターゲットはどのような人か、またその時に大事にしなくてはいけない指標は何か、どのようなツールを使用するか等、網羅的に紹介しています。

企業によるNFTマーケティングについては、先日公開された記事で詳しく解説したので、気になる方は読んでみてください。

また今回これについて執筆するにあたりかなり詳しく書いたのでかなり長くなっています。休憩を挟みがら読んでいくことをお勧めします。


戦略立てと立案のフロー

NFTプロジェクトを成功に導くためには、十分な戦略立てが不可欠です。またマーケティングについては、NFTといえど、従来のウェブマーケテイングと比較して大きな差はありません。NFTを採用したから生まれるメリットを活かすことと、生じるデメリットを回避することが戦略立てと立案のフローで特に重要です。

順番に解説しますが、NFTプロジェクトの企画もまず「ターゲットの選定」から始まります。既に何かがある場合、自社アセットは誰からの認知を獲得していて、誰に利用されているのか。ゼロから作る場合、誰に届いてほしいのか、どのように人に届けるのかなど、ユーザー層の傾向を深く理解する必要があります。そのうえでブランド独自の強みや「独自性を活かした企画と設計」に落とし込んでいくことが重要です。

またマーケティングに関しては、これに適した「チャネルの選定」も重要な要素です。NFTの販売プラットフォームだけでなく、SNSやコミュニティ構築に利用するサービスやプラットフォームなど、NFTホルダーとのコミュニケーションを図る場を戦略的に選ぶ必要があります。

さらにプロジェクトの成果を測る「効果測定の指標」の設定も重要です。単なるNFTの販売数だけでなく、ブランドとの関わり方や、ユーザーエンゲージメントの質などにも着目し、施策を多角的に評価することが求められます。

それではここからこれらの戦略立案のプロセスについて、一つずつ解説していきます。NFTプロジェクトとそのマーケティングの成功は、この戦略設計にかかっています。自社のブランド特性とユーザー理解に基づいた、最適な戦略を一緒に考えていきましょう。

ターゲットとなる顧客の特定と分析

戦略立ての第一歩は、ターゲット顧客の特定と分析です。どのようなユーザー層にアプローチするのか、そのユーザー層の特性や傾向を深く理解することが重要です。

ターゲットとなる顧客の特定

主にプロジェクトのターゲットとなる顧客は、NFTに対して一定の理解と興味を持つユーザー層です。年齢層、性別、地域、所得などの基本的な属性に加えて、以下のような特性を持つユーザーが有力なターゲットとなるでしょう。

  • 新しい技術への関心が高い

  • 新しいトレンドに敏感

  • ブランドのファンになりやすくコミュニティへ積極的に参加する

  • デジタルコンテンツを保有、投資をしたことがある

  • 独自性や希少性をもつコンテンツに興味がある

またこれらに加えて立ち上げるNFTプロジェクトによってもターゲットが少し変化することにも注意が必要です。

ターゲット顧客の分析

ターゲットとなる顧客を理解したら、次にその顧客層がどういったものを求めているのかを理解することで、どのようなプロジェクトに落とし込めば良いのかという点で解像度が上がります。一般的に以下のような観点に着目します。

  • ニーズと課題の分析

ターゲットとなる顧客は何を求めているのか、どのような課題をいま抱えているのか、といった顧客のニーズと課題を分析し明らかにしていきます。NFTを通じて提供できる価値と体験を考えるうえで重要なポイントとなります。

  • 行動の分析

ターゲットとなる顧客のデジタル上での行動を分析します。SNSの利用状況、情報収集の手段、購買活動のパターンなどの情報を把握することで効果的なアプローチ方法を見つけることができます。

  • NFTへのリテラシーの分析

ターゲットとなる顧客のNFTに対する理解度や関心度を把握することでより効果的なマーケティングを実施できます。NFTの仕組みや利活用の方法に関する知識レベルを見極めることで、適切な提供方法と必要な顧客の教育を実施できます。

これらの分析を通じて、ターゲットとなる顧客像を明確にし、マーケティングを実施するうえでのペルソナを設定します。(※ペルソナとは、ターゲット顧客の典型的な人物像を具体的に表すもので、施策を考える上での指針になります。)

ターゲットとなる顧客の特定と分析は、この戦略の基礎となる重要なプロセスです。ユーザー理解に基づいて、的確なNFTコンテンツの企画や、効果的なコミュニケーション施策を立案することが可能になります。ターゲットの顧客像を常に意識しながら、戦略を練り上げていくことが求められます。

NFTコンテンツの企画と設計

マーケティングの戦略において、NFTコンテンツの企画と設計も非常に重要な要素です。ユーザーにとってより魅力的で価値あるNFTコンテンツを創出することが、エンゲージメントやブランド価値の向上につながります。

コンセプトの設計

はじめに企画の大枠を設計するために、NFTやコンテンツのコンセプトを決めましょう。ブランドの世界観や価値観を考え、下記のような点に注意しながらターゲット顧客の共感を得られるようなコンセプトを練り上げます。

  • ブランドのアイデンティティ

生み出されるコンテンツにブランドの個性や独自性があるかどうか

  • ターゲットとなる顧客のニーズ

ターゲットとなる顧客が求めている価値や体験を提供できているかどうか

  • コンセプトの差別化

他のブランドとのコンセプトの差別化ができているかどうか

  • プロジェクトのストーリー性

プロジェクト全体にストーリー性とメッセージ性を持たせられているかどうか

コンセプトはプロジェクトの根幹になるものです。ここでの内容をもとに、次の部分も設計していきましょう。

NFTの種類、特性、およびクリエイティブ

コンセプトが選定できたら、次にコンセプトにあった特性を持ったNFTの種類を選定しましょう。イラスト、音楽、映像、3Dモデルなど、NFTに表示するコンテンツはいくつかの種類が存在します。ターゲットとなる顧客の分析を踏まえて、最適なものを選定することが重要です。

  • アートNFT

ブランドをビジュアライズするために独自IPや外部IPを活用する場合、アート形式のNFTを使用します。

  • 音楽NFT

アーティストとのコラボを施策したい場合は、オリジナルの音楽形式のNFTを使用します。

  • 権利NFT

イベントへの参加権や限定商品の購入権を含む場合は、権利形式のNFTを使用します。

他にもいろいろありますが、世界観に合ったどんなコンテンツをNFTに載せるのかをここでは考えましょう。また同時にブランド力を強化するための施策を考えましょう。希少性を表すシリアルナンバーや、作品の情報をNFTのクリエイティブとメタデータに組み込むことで、よりNFTの価値を高めたり、特別感を演出することが可能になります。

発行量と価格設定

希少性を生み出す方法として、発行量と価格決定を市場の需要にフィットさせる、もしくは不足している状態にするという方法があります。発行量を少数に限定することで特別感は生み出せますが、あまり発行量を絞りすぎるとかえってコミュニティの形成が難しくなります。ブランドのポジション取りとNFTを利用する目的によって、適切に調整する必要があります。

  • 発行量

コンセプトやターゲットとなる顧客層を見極め、適切な発行量を決める必要があります。発行数はプロジェクトで扱うNFTのレア度そのものに関連してきます。一般的には数千~数万が普通ですが、少ない場合は100などがあります。次の価格設定と合わせて、世界観に沿った、また収益性のある数量に決定しましょう。

  • 価格設定

ブランドのポジショニングを考慮し、適切な価格を決める必要があります。例えば10代をターゲットとするサービス利用者に数万円のNFTを販売しても購入ハードルが非常に高いですが、高所得者向けには適切な価格といったケースもあります。逆も然りで、収益を最大化させるためにも、プライシングは重要な要素の一つです。またコミュニティにどういう属性の人たちが集まってほしいかによって、価格帯を決定する方法もあります。

以上のように、NFTコンテンツの企画と設計には、ブランドの特性やターゲット顧客のニーズなどを踏まえつつ、魅力的で価値あるNFTコンテンツを創出することが求められます。NFTコンテンツの企画と設計に十分な時間と労力を割くことが、プロジェクトの成功につながるでしょう。

次にこれらのNFTをどのように認知してもらうのか、マーケティングチャネルで分解して見てみましょう。

マーケティングチャネルの選定

マーケティングを実行する上で、適切なマーケティングチャネルの選定は長期的な施策の実施において非常に重要です。

NFTマーケットプレイス

まずひとつ目はマーケットプレイスの選定です。どのマーケットプレイスで主に取引されているかは、NFTの価値にもいくらか関係します。例えばOpenSeaやRaribleの利用者層はライトな方が多いので投機層が比較的少ない傾向にあるでしょう。一方でBlurという新興マーケットプレイスはプロ向けのマーケットプレイスであるため投機層がより多いように見えます。また最近では独自のマーケットプレイスを構築するケースも増加しており、利便性やブランディング的に他よりも良いと言えます。

ここでの選定は公式に推奨するマーケットプレイスであり、多くのプロジェクトは自身が発行するNFTのマーケットプレイス上のページをホームページなどに記載します。初心者向けにはあまりわからないポイントではありますが、暗号資産にネイティブな層を取り込みたい場合や、意図的に盛り上がりを作るために投機層を巻き込みたい場合はいくつか工夫が必要なポイントです。

ソーシャルメディア

NFTプロジェクトの認知度向上やコミュニティ形成において、ソーシャルメディアは非常に重要な役割を果たします。どのタイミングでどんな媒体を利用するかによって大きく効果に差が生まれます。

まず優先順位が高いのが自社のターゲットとなる顧客が見ている媒体の利用です。例えばX(旧Twitter)での広報に力を入れている場合は、告知をXで行うべきでしょう。これがInstagramやその他のSNSである場合も同じです。そしてそこで獲得した関心を持った顧客のリストをDiscordなどのコアなつながりを生み出すクローズドな空間に引き込みます。それぞれのSNSのNFTマーケティングに利用したときの特性を確認しましょう。

  • X

NFTを活用したコミュニティを形成する際の入口になる媒体です。一般的にコミュニティがX上で生み出されるというよりは、X上での発信がコミュニティを知るきっかけになるケースが多い傾向にあります。

  • Instagram

Xと同様にInstagram上でのコミュニティ形成を目標にするのではなく、プロジェクトの進捗やアップデートを効率的に発信したり、コミュニティを知ってもらうきっかけとして利用するケースが多い傾向にあります。

  • Discord

XやInstagramで知ってもらったユーザーを軸にコミュニティを形成するために利用します。もともとゲームユーザーのコミュニティ形成を作りやすいように設計されたDiscordはこのようなNFTのコミュニティ形成と相性がいいので海外では当たり前に利用されています。使い勝手はSlackと近く、入れ子構造のグループ作成や、高度な権限設定が可能なため、簡易的なコミュニティから高度で大規模なコミュニティを形成するときまで幅広く対応可能です。

特化メディア

プロジェクト始動やNFT販売を開始したことを知ってもらうために、自社メディアやリスト以外にも特化メディアを使って認知をブーストするという方法があります。NFTに特化したメディアやニュースサイトは、NFTを知っているユーザーにNFTプロジェクトを届けるにはかなり効果的で初期のコミュニティメンバーになる確率が高いと言えるでしょう。有名どころのメディアでの記事掲載や広告出稿は、プロジェクトの信頼性を高める上でも非常に効果的です。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーを活用した初期のマーケティングのブーストも特化メディアと同様に、初期の信頼と認知を確立する上で非常に有用だといえます。メディアと比較して媒体(ここではインフルエンサーのアカウント)に対するコアなファンが多いことから、メディアよりも高いコンバージョンが期待できます。一方でインフルエンサーの選定にはいくつかの注意が必要です。一般的にインフルエンサーへの依頼費用はフォロワー数に応じて変動しますが、このフォロワーの質も十分に見極める必要があります。業界に入ってきてすぐでは、この人が本当に界隈で影響があるのかを見極めるのは難しいので、専門家の助言をもらうのも近道のひとつです。

以上のようなマーケティングチャネルを戦略的に組み合わせることで、NFTプロジェクトの認知度向上とユーザー獲得を効果的に進めることができます。また各チャネルでの発信内容や頻度、タイミングなども十分に検討し、統一感のあるマーケティング施策を展開することが求められます。

KPI設定

マーケティングの効果を適切に測定し、改善につなげていくためには、正しいKPI(Key Performance Indicator、重要業績評価指標)設定が必要です。プロジェクトの目的に沿ったKPIを設定し、定期的にモニタリングを行うことで、施策の有効性を評価し、今後のために必要な改善を実行できます。

マーケティングのKPIは、プロジェクトの目的や特性に応じて設定する必要があります。以下のようなKPIが代表的な例で、達成したい目標に必要な数値を見極め、設定しましょう。

  • NFTの販売数と販売額

販売数や売上はプロジェクトの収益に直接関係する指標です。目標値を設定し、定期的なモニタリングによってより実現可能性の高い数値に近づけていくべきです。

  • ユーザーエンゲージメント

SNS上での反応(いいね、リポスト、ブックマークなど)や、Discordサーバーでのアクティブユーザー数など、ユーザーのエンゲージメントを測定することで、コミュニティの成長と衰退の指標になります。

  • ウェブのトラフィック

プロジェクトのウェブサイトやプレスリリースなどのトラフィック(アクセス数、ユニークなサイト訪問数)は、プロジェクトへの関心度を測る重要な指標です。新規流入の数を推定でき、ある程度の流入が継続的に維持できるプロジェクトが好ましいです。

  • コミュニティの規模

SNSのフォロワー数やDiscordなどのコミュニティに参加するメンバー数は、コミュニティの規模を表す重要な指標になります。コミュニティ参加者が多い方が獲得できるリストも多く、レバレッジをかけた施策の展開の手助けになります。またコミュニティの規模は、成長率も同様に重要な指標です。

  • セカンダリー市場での価格

NFTを販売したあとにプロジェクトへの期待感が低下すると、市場で売りに出すホルダーが優勢になり価格は徐々に下落します。セカンダリー市場での価格推移はプロジェクトへの期待感を示す良い指標になります。

適切なマーケティングを実施するには定期的なレビューの場を設け、目標の達成度や施策の有効性を評価し、必要な改善策を講じることが求められます。またNFT市場の動向やユーザー層の変化にも注意し、柔軟にマーケティング戦略を調整していくことが重要です。時には新たなトレンドやテクノロジーの活用など、先を見越した取り組みも必要でしょう。

プロジェクトのロードマップと立ち上げ

NFTプロジェクトの企画とKPIの設定を含めた大枠が決定したら、次は立ち上げに向けた準備を進めていきます。NFTプロジェクトを成功に導くためには、実現可能性の高いロードマップの作成と、一定の知識を有するメンバーを含む着実な立ち上げプロセスが欠かせません。

プロジェクトのロードマップは、プロジェクトの目的や目標、スケジュール、マイルストーンなどを明確に定義し、関係者全員で共有するために使用されます。またプロジェクトの進捗管理や、ステークホルダーとのコミュニケーションにも使用されます。

NFTプロジェクトの立ち上げには、NFTコレクションの設計、ミント(発行)プロセスの準備、初期マーケティングの実施などのいくつかのタスクが存在します。

この章では、ロードマップ作成から立ち上げまでの一連のプロセスを詳細に解説します。ロードマップの作成方法や、NFTコレクションの設計における留意点、ミントプロセスの設計と実行、初期マーケティングの施策など、NFTプロジェクト立ち上げの全体像を知ることで、一気に全体の解像度を高めましょう。

プロジェクトロードマップ作成

NFTプロジェクトを成功するためには、実現可能性の高いロードマップの作成が不可欠です。作成したロードマップは、プロジェクトの目的や目標、スケジュール、マイルストーンなどを明確に定義し、関係者全員で共有するための重要な指針となります。ここではNFTプロジェクトのロードマップ作成における主要なステップを解説します。

プロジェクトの目的と目標の明確化

ロードマップ作成の第一歩は、プロジェクトの目的と目標を明確に定義することです。NFTプロジェクトを通じて達成したい目標を具体的に決めることで、この施策のゴールを設定しましょう。設定される目的、目標には、例えば下記のようなものがあります。

  • ブランドの認知力向上

  • ユーザーエンゲージメントの強化

  • コミュニティの形成

  • 新たな収益源の確保

ここでの目的と目標は、プロジェクトの方向性を示すガイドライン的な役割となり、きちんと明確な目的と目標を設定することで、プロジェクトの推進力とチームの一体感を高められます。

プロジェクトの主要マイルストーンの設定

目標の設定が完了したら、次に、プロジェクトの主要なマイルストーン(節目)を設定します。マイルストーンは、プロジェクトの進捗を測る重要な指標であり、例として以下のようなものがあります。

  • NFTコレクションの設計完了

  • ミントサイトの決定

  • デザイナーの選定完了

  • 運営ウォレットの用意完了

  • ウェブサイトのドメイン取得

  • ウェブサイトの公開設定完了

  • SNSアカウントの開設

  • ホワイトリストの登録開始

  • NFTミントの開始

  • マーケットプレイスでの取引開始

  • キャンペーンの実施

  • ホルダー向けイベントの開催

ここでのマイルストーンは、プロジェクトの進捗を可視化し、関係者間での進捗の共有だけでなくロードマップの通過点としても重要な役割を果たします。

タスクの洗い出しとスケジュール設定

これらのマイルストーンを達成するために、だれがどのタスクを担当するのかなどを洗い出し、それぞれのスケジュールを設定します。各タスクの担当者、期限、前提条件などを明確にし、プロジェクト全体のスケジュールを可視化することが重要です。

  • コンセプトの設計→アイデア出し、市場調査

  • デザイン→コンセプトの決定、制作依頼、レビュー

  • 開発→要件定義、開発、テスト、監査

  • ウェブサイト、SNS→デザイン、ドメイン取得、アカウント開設

  • ホワイトリスト→告知、キャンペーン設計

  • ミント→価格決定、チェーン選定

  • 追加キャンペーン→企画、準備、実施

ここでタスクとスケジュールを明確にすることで、プロジェクトの進捗管理を円滑に行えます。

リスクの特定と対策の立案

NFTプロジェクトは、新しい技術であるNFTを扱うことや暗号資産との距離が近いという理由から特有のリスクを包含します。様々なリスクが存在する点を事前に把握し、対策することでできるだけ回避できるように心がけましょう。

  • コントラクトの脆弱性を突いたバグ

  • ミント時の技術的なトラブル

  • 想定を下回る売れ行き

  • 市場や業界の急激な変動

  • 規制当局による指摘

リスクへの対策を事前に洗い出し、ロードマップに組み込み、メンバー間で共有しておくことで、プロジェクトを円滑に進められます。

ロードマップの共有とアップデート

作成したロードマップは関係者全員で共有し、プロジェクトの進捗に合わせて定期的に見直し、アップデートすることが重要です。ロードマップによって、プロジェクトの状況を可視化し、課題の早期発見と対応を図ることができます。

また市場環境の変化や新たな機会の出現など、状況の変化に応じてロードマップを柔軟に見直すことも必要です。ロードマップは、プロジェクトが進行する上での旗と地図であると同時に、変化に適応するための指針でもあることを忘れないでください。

初期プロモーション施策

NFTプロジェクトの立ち上げにおいて、初期に行うプロモーションは非常に重要な役割を果たします。プロジェクトの認知向上の鍵は、初期の打ち出し方にかかっており、潜在的なユーザーとコミュニティメンバーを獲得するために最も適した場です。ここではプロジェクトの初期プロモーション時点で行われる主要なイベントを解説します。

ティザーキャンペーン

プロジェクトが公開された瞬間が注目を集める一番のチャンスです。ティザー(Teaser)キャンペーンと一般的に呼ばれる、プロジェクトの正式公開前の事前キャンペーンは、期待感を高めるためにも非常に有用な策の一つです。いわゆる公式アカウントの「匂わせ投稿」にワクワクしたことがある方は少なくないでしょう。基本的にアーテイストが自身の作品や音楽をリリースするときに取る施策ですが、最近ではSNS上での新たな施策や新製品の発表などにもスタンダードに取り入れられており、ユーザーにとっても抵抗感の少ない見慣れたプロモーション方法として受け入れられています。

  • ティザーサイトの公開

プロジェクトの概要、コンセプト、世界観などの一部を公開し、正式開始への期待感を高めます。

  • SNSでの告知

Xを中心に匂わせ投稿などの告知を行うことでユーザーの興味と関心度を高めます。

  • インフルエンサーとのコラボ

インフルエンサーによるコラボ予告は立ち上げ時のプロモーション方法として一般的です。獲得したいユーザー層とインフルエンサーのファン層が一致している方がより望ましいです。

ホワイトリストの配布

プロジェクトへの関心が高いユーザーに対して、ホワイトリスト(アローリスト、優先購入権)を提供することで、初期の販売数と収益を確保することができます。またプレセールに参加したインフルエンサーをアンバサダーとして起用する例も存在し、より効率的なプロジェクトの認知度向上を図ることも可能です。

  • ホワイトリストの配布

一定の条件(フォローとリポスト、その他指定したミッションの達成など)をクリアしたユーザーにホワイトリストを配布する方法。初期の拡大に大いに貢献したくれた人に安い価格で販売することで、コミュニティへの貢献に対する恩恵が受けられるとともに、売られにくい状況を生み出すことも可能です。

  • アンバサダープログラムの実施

アンバサダープログラムは多くのプロジェクトで採用されている手法の一つです。共感してくれるインフルエンサーなどを選出し、プロジェクトを効率的に推し進めることができます。

プレセールの実施

ホワイトリストを配布した初期コミュニティユーザーに向けてプレセールを実施します。ここでは一般的なセールの価格よりも安いことが多いです。あまり安売りをしすぎても特別感が生まれないので、プレセールで販売する際の価格と個数は慎重に決める必要があります。

  1. SNSマーケティング

XやInstagramなどのSNSを通じてプロジェクトの魅力を発信しましょう。定期的な投稿や、フォロワーとのコミュニケーションを通じて、プロジェクトへの関心と信頼度を高めます。

  • Xでの発信

プロジェクトの最新情報や進捗を定期的に発信することでフォロワーのエンゲージメントを高めます。

  • Instagramでの発信

画像メインの特性を活かして、クリエイティブや世界観を発信するのに使用します。

  • Discordでの発信

ユーザーとの距離が近いコミュニケーションが取れるので、運営メンバーがたまに質問に回答する機会を設けたりすることで、効率の良い信頼感と組織の透明性の向上を期待できます。

インフルエンサーマーケティング

NFT、Web3などに影響力のあるインフルエンサーの起用は、プロジェクトの初動をブーストするのに有効な策です。プロジェクトをインフルエンサーが抱えるファンに認知してもらえる上に、新たなユーザーが一気に獲得できる可能性があります。

  • インフルエンサーへのプレゼント

インフルエンサーにプロジェクトのNFTを一部プレゼントすることで、コミュニティメンバーとして参画してもらい、ただお金を払って依頼するだけではなくファンになってもらえる設計にします。

  • インフルエンサーとのGiveaway

インフルエンサーと共同でNFTのGiveaway(プレゼント企画)を行うことで、持ち出すNFT以上の拡散効果を期待できるので、たくさんのプロジェクトで実施されている初期のマーケティング手法です。

メディアを活用したプロモーション

NFTに特化したメディアへの記事、広告掲載はプロジェクトの認知向上と、信頼性の獲得に大きく寄与します。企業が絡むような大規模なNFTプロジェクトでは多くの場合、このメディアを活用したプロモーションを実施しています。

  • プレスリリースの配信

プロジェクトの立ち上げや主要なマイルストーンの達成に合わせて、プレスリリースを配信する。

  • メディアへの記事掲載

特化メディアでプロジェクトが記載されたり、取材を受けられるように働きかける。

  • メディアへの広告掲載

主要なメディアに広告を出稿することで、プロジェクトの認知度を向上させる。

以上のような初期プロモーション施策を戦略的に組み合わせることで、NFTプロジェクトの立ち上げを成功に導くことができます。ユーザーやコミュニティーメンバーとの関係構築に注力し、プロジェクトの魅力を効果的に発信していきましょう。

使用チェーンの選定

NFTプロジェクトを進める中で、適切なブロックチェーンの選定は非常に重要です。NFTのNFTの発行、管理、販売に必要な各種ツールに対応したチェーンを選ぶ必要がある上に、プラットフォームの選定と同様にユーザーの少ないチェーンで展開することはあまり好ましくないでしょう。以下ではNFTプロジェクトで主に使用されるチェーンとその選定のポイントを解説します。

  • イーサリアム(Ethereum)

最も一般的なブロックチェーンですが、セキュリティの高さに比例してガス代(チェーンの取引手数料)が非常に高いので、高価なものを扱うときにのみ利用される傾向があります。

  • ポリゴン(Polygon)

ガス代が安いことで有名なチェーンで、国内の暗号資産取引所にも上場していることから取り扱いが比較的容易で、認知度も高いチェーンです。個人クリエイターがNFTを発行するときによく利用され、企業の利用も多いチェーンです。

  • ソラナ(Solana)

処理速度がとても早いことと、ポリゴンよりもさらに安いガス代で有名なチェーンです。国内ではあまり活用事例がないものの、海外ではよく利用されており、ツールへの対応も他のチェーンと同じぐらい進んでいます。

  • フロー(Flow)

NBA Top ShotというコレクティブルNFTのいちばんの成功例であるプロジェクトを立ち上げた「Dapper Labs」が開発するチェーンで、NFTなどのコンテンツを取り扱うことを目的に作られました。

  • アスター(Astar)

創業者が日本人のチェーンで、日本ではかなり知名度の高いチェーンです。国内でのプロモーションは、チェーンを運営する財団からの支援も受けられることから企業での活用事例が相次いでいます。

これらのチェーン選定の際は、トランザクション速度、手数料、開発言語、ウォレットの互換性など、技術的な要素も含めて総合的に評価することが重要です。

プロジェクト運営と継続的なマーケティング

NFTプロジェクトの立ち上げが成功したら、次はプロジェクトの運営と継続的なマーケティングに注力することが重要です。立ち上げ時の盛り上がりを一過性のものに終わらせることなく、長期的な成長目標の達成を実現するためには、戦略的なプロジェクト運営と効果的なマーケティング施策が欠かせません。

まずプロジェクト運営においては、コミュニティの育成と拡大、ホルダーとのエンゲージメント強化、新たな価値提供などが主要な課題となります。NFTホルダーのロイヤリティを高め、プロジェクトへの積極的な参加を促すことが、持続的な成長の鍵を握ります。

また継続的な人気の獲得においては、プロジェクトの認知度を維持、向上させつつ、新規ユーザーの獲得を図ることが重要です。NFTの追加販売や、コラボレーション企画、リアルイベントの開催など、多様な施策を展開することで、プロジェクトの話題性を高め、ブランド価値を向上させることができるでしょう。

さらには将来に向けた展望として、NFTの活用領域を拡大していくことも重要な課題です。メタバースとの連携や、実社会との接点の創出など、NFTの可能性を追求することで、プロジェクトの長期的な成長を実現することができます。

ここではNFTプロジェクトの運営と継続的なマーケティングについて、具体的な方法論と事例を交えながら解説します。コミュニティ運営の要諦から、追加販売戦略、メタバース連携の手法まで、幅広いトピックを網羅的に取り上げます。

コミュニティ構築と運営

NFTプロジェクトの成功において、コミュニティの構築と運営は非常に重要な役割を果たします。NFTホルダーが集まって交流し、プロジェクトの価値を伸ばすコミュニティは、プロジェクトの持続的な成長と発展の基盤となるからです。ここでは、NFTプロジェクトにおけるコミュニティ構築と運営の主要な方法論を解説します。

コミュニティプラットフォームの選定

コミュニティ構築の第一歩は、適切なプラットフォームの選定です。Discord、Telegram、Slackなど、いくつかのコミュニケーションツールがNFTプロジェクトで広く採用されています。

  • Discord

もともとゲームユーザーのコミュニティ形成を作りやすいように設計されたDiscordはこのようなNFTのコミュニティ形成と相性がいいので海外では当たり前に利用されています。使い勝手はSlackと近く、入れ子構造のグループ作成や、高度な権限感知が可能なため、簡易的なコミュニティから高度で大規模なコミュニティを形成するときまで幅広く対応可能です。

  • Telegram

LINEオープンチャットのような使い勝手で、シンプルな機能で構成されたメッセージングアプリです。たくさんの人数が参加すると会話が流れてしまうのがデメリットですが、シンプルなインターフェースと機能でDiscordのような難しさは感じません。また一方通行のアナウンスBOTや、権限の管理も最低限可能なため、最近ではDiscordを用意せずTelegramのみの事例も増えています。一方でTelegramの匿名性の高さから、闇バイトの連絡手段として使われていることで、日本では怪しいアプリとして認識している人もいるようです。

  • Slack

ホルダー間のコミュニケーションツールとして使われることは少ないですが、プロジェクトメンバー間のコミュニケーションにはSlackが採用されている事例が多くあります。Discordと異なり、高度な機能を利用するためには有料であることから、あまりたくさんの人数を招待するのには向いていないからです。

コミュニティ運営体制の構築

次にコミュニティを運営するときの管理体制を整備することが求められます。明確な運営方針やルールを定め、メンバーの役割分担を行うことが、長期的なコミュニティ運営において重要です。

  • 運営方針とルールの策定

コミュニティの目的や価値観など、その他ルールを明確にし、メンバー全員がいつでも確認できる状態にする。スパム行為などが横行し、まじめなコミュニティメンバーがうんざりしてしまうことは多々あります。離脱を防ぐ対策を常に行うようにしましょう。

  • 役割分担

コミュニティ運営者であるアドミン、モデレーター、クリエイター、メンバーなど、メンバー個々の役割を定義し、役割分担することで運営を効率化していきましょう。

エンゲージメント施策の実施

コミュニティメンバーのエンゲージメントを高めるために、定期的に様々な施策を実施することが重要です。メンバーの興味関心を惹きつけ、コミュニティへの帰属意識を高める工夫が求められます。

  • AMA(Ask Me Anything)の実施

NFTプロジェクト界隈では一般的な、メンバーやユーザーがいちばん接点を作りやすいAMAを実施することで、透明性と信頼性の向上を図ります。また定期的に運営からアナウンスがあることで、一度離脱してしまったファンを呼び戻すこともできます。一般的にXのスペース機能かDiscordのサーバー内の通話機能を利用して、AMAを行うことが多いです。

  • 限定コンテンツの提供

コミュニティメンバー向けの限定コンテンツ配信や、その他トークンゲート機能などを活かし、ホルダー向けの特別な体験を提供する。海外の大手コレクションNFTのプロジェクトでは定期的にホルダー向けに新たなNFTをエアドロップ(無償で提供)していました。

  • イベントの開催

オフラインでのイベント開催は、エンゲージメントの向上策として非常に有用です。リアル似合う機会を設けることで、ホルダー同士での盛り上がりを経て、強固なコミュニティを形成する手助けが可能です。

  • オンラインイベント:NFTの解説ウェビナーや、メンバー同士の交流会など、オンラインでのイベントを定期的に開催する。

  • オフラインイベント:展示会やミートアップなど、リアルな場でのイベントを企画する。メンバー同士の対面交流により、強固なコミュニティへと発展させる。

データ分析とフィードバック

コミュニティ運営において、データ分析やフィードバックを怠ってはいけません。コミュニティの状況を定量的に把握し、メンバーの声に耳を傾けることで、運営の改善につなげられます。

  • データ分析

コミュニティの参加者数、発言数、エンゲージメント率など、各種指標を分析し、運営状況を可視化する。

  • フィードバックの収集

メンバーへのアンケートの実施や、個別インタビューなどを通じて、メンバーの意見や要望を収集する。

  • 運営の改善

上記の2つで集めた情報を活かして、実際に運営の改善策を講じ、実施する。これを定期的なサイクルで繰り返す。

コミュニティの構築と運営は、NFTプロジェクトの長期的な成功を左右する重要な要素です。適切なプラットフォームの選定、運営体制の整備、エンゲージメント施策の実施、イベントの開催、データ分析とフィードバックなど、多角的なアプローチでコミュニティの活性化を図ることが求められます。

コミュニティメンバーの主体性を引き出し、プロジェクトとの共創関係を築くことができるコミュニティこそが、NFTプロジェクトの真の価値を生み出すのです。コミュニティ運営に注力し、メンバーとの強固な信頼関係を構築することは、プロジェクトの持続的な発展の鍵となっているでしょう。

コミュニティエンゲージメント施策

NFTプロジェクトにおいて、コミュニティメンバーのエンゲージメントを高めることは非常に重要です。エンゲージメントの高いメンバーの集まるコミュニティは、持続性が非常に高いからです。ここではコミュニティメンバーのエンゲージメントを向上させるための具体的な施策を紹介します。

ガバナンストークンの発行

コミュニティメンバーにガバナンストークンを発行することで、プロジェクトへの参加意欲を高められます。ガバナンストークンは通常、プロジェクトの方向性を決めるガバナンス投票の投票権として使用されるもので、コミュニティで生み出した利益を分配するモデルのものも存在しています。一方でトークンを販売する方式でのガバナンストークンの発行は、日本では取引所(暗号資産交換業保有事業者)を介したケースしか認められていないため発行難易度が非常に高く、あまり取られていない方法です。

  • 投票権の付与

ガバナンストークンを保有するメンバーに、プロジェクトの重要な意思決定に関する投票権を与える。

  • 配当の分配

プロジェクトの収益の一部をガバナンストークン保有者に配当として分配する。

ホルダーへの特典提供

プロジェクトのNFTホルダーに対して特別な特典を提供することで、NFT保有のインセンティブを高められます。特典の内容はプロジェクトの性質に合わせて、世界観にあった設計にすることが可能です。例えばAzukiの場合は、豆の小豆をコンセプトに登場しているので、サイドコレクションとしてAzukiホルダーに配布されたコレクションは「BEANZ」という小豆のキャラクターでした。

その他にも以下のようなアイデアが想定されます。

  • アニメのキャラクターをモチーフにしたNFTコレクションを展開する場合、そのアニメの中で出てくるアイテムや登場する周辺キャラクターをサイドコレクションとして展開する。

  • アーティストのNFTをコアファンやライブ参加者に配布した場合、一定のNFTの枚数を保有しているホルダーにのみライブの限定映像が見られる権利付きのNFTを配布する。

ゲーミフィケーションの導入

ゲーム的な要素をコミュニティ活動に取り入れることで、メンバーの参加意欲を高めることができます。ランキングの導入や、達成報酬の設定など、いろんな方法でゲーミフィケーション的手法が活用可能です。

  • ランキングの導入

コミュニティ内の活動(発言数、いいね数など)に基づいたランキングを導入し、上位者に特典を付与したり、コミュニティ内で一目でわかるような取り組みを行います。特定のユーザーにDiscordでロールを付与するなどの例が良く見られます。

  • クエストの設定

コミュニティ内で達成すべきタスク(クエスト)を設定し、達成者にバッジやPOAPなどの報酬を与える。

コラボレーションの企画

他のNFTプロジェクトやブランドとコラボをすることで、コミュニティの注目度を高めることができます。コラボを通じて、新たな価値の創出や、コミュニティ同士の交流を促進することが期待できます。

  • NFTのコラボ制作

他のNFTプロジェクトと協力し、コラボレーションNFTを作成する。

  • 合同イベントの開催

パートナープロジェクトと合同でのオンラインイベントやミートアップを開催する。同じくSNSでは相互プロモーションイベントの実施なども考えられます。

繰り返しますが、コミュニティエンゲージメントの向上は、NFTプロジェクトの長期的な成功にとって不可欠な要素です。ガバナンストークンの発行、NFTホルダー特典の提供、ゲーミフィケーション要素の導入、コラボ企画など、複数の施策を組み合わせることで、コミュニティメンバーの積極的な参加とプロジェクトへの強い帰属意識を育てることができます。

コミュニティエンゲージメントの本質は、メンバーとプロジェクトの間に信頼と共感に基づく関係性を構築することにあり、メンバーの声に耳を傾け、それに応える形でのエンゲージメント施策を展開することも重要です。

まとめ

いつもと比べてかなり長くなってしまいましたが、これがNFTプロジェクト進め方、もといマーケティングの考え方です。 今回はNFTプロジェクトに絞って色々と考えてみましたが大半の部分、特にソーシャルメディアやコミュニティツールの話などは、すべてのWeb3に関連するプロジェクトで共通する話題だと思います。

この記事の情報が、NFTやWeb3プロジェクトを進める人々の助けになることを願っています。


さいごに

私が代表を務めるクリプトリエでは、企業によるNFTのビジネス活用を簡単かつ迅速に実現する、NFTマーケティング・プラットフォーム「MintMonster」を提供しているほか、法人向けにweb3領域のコンサルティングや受託開発サービスを提供しています。Web3 / NFTのビジネス活用にご興味ある企業様はお気軽にお問い合わせください。

NFTマーケティング・プラットフォーム「MintMonster」公式サイト

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