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ビジネスは原理的にぶっ飛んだことはできない

ビジネスでは創作はできない。ぶっ飛んだことはできない。

これ、前にも書いたが改めてわかりやすくまとめたい。

私は何か凄い体験を創作したいとずっと考えてきた。

なぜかそれをビジネスでやろうとしていた。

これはおそらく、現代がグローバル資本主義社会であるので、人生の大半は働いて金を稼いで生きていくという形式を無意識に想定してしまっていたのだろう。

ただ、改めて考えてみると、ビジネス以外にも、芸術的な創作であったり、非営利的な組織としてだったり、革命としてだったり、様々な形態で面白いものを創造できる可能性がある。

ビジネスには制約がある。

商売は、「金」が重要になる。

「金」でその成果を測るというその形式が、制約になる。

つまり、「金」は、一般価値だ。

社会全体で通用する便利な価値基準であるが、それはそうであるがゆえに一般化されている。

この基軸で、あらゆるステークホルダーを巻き込み、活動を進行していくのだとしたら、それは、かなり一般的なものになってしまう。

お客さんだけでなく、従業員や投資家など、あらゆるステークホルダーは「金」を媒介に関わってくる。

そうなれば、ある程度の「理解可能性」が必要不可欠になる。

理解できなければ、各方面のステークホルダーのフォローを得られれない。

こうした多様な人々が理解して支持してくれるということは、その時点でかなり「理解しやすいもの」になってしまっている。

これが、ビジネスであまりぶっ飛んだことを扱えないという理由だ。

こういう制約の中でも「創作」ができるだろうか?


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