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旅先では博物館でも歴史にふれる

二十六聖人記念館を後にして、丘を下り次の目的地に。
道沿いの喫茶店にひかれつつも、旅もそろそろ終盤へ。
しばらく歩けば、外壁に石垣のデザインを取り込んだ
不思議な外観を持つ長崎歴史文化博物館が姿を表す。

日本にガウディを紹介した今井兼次。塔の意匠を振り返りつつ
道沿いの喫茶店。いろいろと気になる
しばらく歩くと姿を表す石垣の上のシャープな建築物
自動ドアには建物の屋根をかたどったロゴデザイン
ホールに建つ銅像。長崎にゆかりのある人物
といえば幕末を駆け抜けた坂本龍馬
階段を上って展示室へ。踊り場には
隙あらば猫。町田尚子さんの絵本原画展

長崎オリジナル作品まで。旅先の猫にひかれている

旅先で日常でいろんな猫との出会いを楽しんで

その豊かな表情にも心ひかれる

そして2階の展示室へ。正面には江戸時代のくんち神輿
西洋への出会いへの展示をたどり
島原・天草一揆。ここでも長崎の歴史にふれる
長崎にやってきた様々な貿易品
大型スクリーンに映像展示。商館長と通詞の辞書づくり編を
歴史と文化の博物館にはアーチの石橋の展示も
日本で最初の石造アーチ橋だという長崎の眼鏡橋

以前の旅で、諫早の眼鏡橋も訪れた

長崎には中国との文化の交流もある
唐人屋敷の模型に当時の暮らしを思い浮かべる
唐寺や唐人屋敷が建てられた長崎の街
窯跡の地図では、初めて目にする窯の数々
今はなき長与焼。色の組み合わせが新鮮だ
焼き物以外に青貝細工も。長崎で発達した工芸品
見慣れたシーボルトの姿。あとの二人は誰だろう
日本初の写真技術者の上野彦馬の展示も
常設展示以外のもう一つの展示エリアは長崎奉行所ゾーン
その一部には潜伏キリシタンの関連遺産の展示が
大弾圧の歴史にかかわる長崎奉行
沈黙の260年。弾圧を耐え忍んだ信者達
様々な仕事を司どる長崎奉行の役割を知る
復元された立派な長崎奉行所
高い天井は空間をより大きく見せる
ふすまに障子。日本ならではの部屋を区切る装置
現代の建物と復元された昔の風景を眺めつつ
建物を出てぐるりと周囲をめぐり
奉行所側の出入り口から外へ
ここは現代建築と昔ながらの建築が融合する場所
猫の展示にも後ろ髪をひかれつつ、先へと進む
日本二十六聖人記念館からはこのように

歴史博物館にある様々な資料で当時を思う

長崎歴史博物館は楽しい場所

こちらの動画で建物の様子もよくわかる

長崎歴史文化博物館は2005年に開館した。2007年に
その生涯を閉じた黒川紀章により、晩年に設計された
建物でもある。奉行所側の石段は建設時に見つかった
旧長崎奉行所の遺構物が再利用されているという。

西洋と出会い、貿易で栄え、近代化の魁となった長崎。
そしてその背後に流れる壮絶な歴史。もっとゆっくり
と見て回りたかったが、まだもう少し続く歩きの旅。
長崎の歴史と文化。あと少し街を歩きながら感じよう。




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