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長崎に広がる海と空の風景へ

長崎を旅した。長崎駅から北へ、そして南へと2日間
にわけて、そこに広がる海と空の風景へ。太陽の光に
よって様々な表情を見せる海と空。それらを背景に、
またモチーフに、旅で出会った色を振り返ってみる。


長崎駅からまずは北へと向かい

日を変えて南へと旅をした

旅で出会う色。旅の色を振り返っては楽しんでいる



九州新幹線のかもめに乗って始まる旅
青、水色、緑、白。光は風景に色を与える
海に囲まれた長崎。それはデザインのモチーフに
長崎といえば出島。出島がデザインされたDの文字
ホテルのロビーには海をイメージしたようなアート
さまざまな模様の唐紙は拡散された光のように
長崎に広がる海と空の風景は
時間によって刻々を姿を変えていく
広大な海を越えてやってきたシーボルト
そして海の向こうからもたらされた祈りは
さまざまな悲劇を乗り越えて受け継がれていく
時に雲は空を覆い、光を拡散させ
アトリウムにも柔らかく降り注ぐ
光は透過し反射し、様々な色に変わる
空や風景を映す水盤の風景
西坂の空の下で修復された信徳の壁
青や水色の器に長崎の空や海を感じて
水面に映りこむ眼鏡橋を後にする
太陽の光はだんだんと色づいて
風景を染めていく。北側からぐるりとまわって長崎駅へ
そしてまたかもめを降りて長崎駅からはじまる旅
海の色をした港の倉庫
フェリーターミナルで運良くフェリーに飛び乗って
水平線が溶けていくような海と空の風景へ
光は崩れ行く廃墟の風景をくっきりと浮かび上がらせる
その島は大海原をゆく戦艦のように強く、そしてはかなく
やがて光は海と空の境界線を際立たせていく
港に就航する大きなフェリー。今度はこの大きなフェリーに
水に囲まれた長崎の風景。出島はかつての海の玄関口
青い空に緑の壁。カピタンの家に住んでみたい
建物により切り取られた空。また空の色は建物を際立たせて
祈りをこめて、歌は空へ
光は拡散し、ゆらぎ、きらめいて
長崎に広がる海と空の風景を楽しみながら
そしてまた祈りの風景をたどりながら
海の向こうからやってきた様々なものに思いをはせながら
また空を見上げる。空は広く、雲は大きい
長崎に広がる海と空の風景への旅


太陽に照らされた風景は、刻々と印象を変えていく。
雲の隙間から差し込む光、雲の上から風景を柔らかく
包み込む光。光は大気中の微粒子により拡散されて、
きらきらと散乱し、空と海と風景に色を与えていく。


この海の向こうから届いた文化により花開いた長崎。
そして届いたものは、苦難を強いることにもなった。
この空の下で絶えることなくつながれた祈り。そこに
は様々な歴史を歩んだ心震わせる長崎の風景がある。


様々な人の思いが、祈りが積み重なって、今の長崎の
風景は作られている。怒りや、哀しみ、そして喜びも。
その思いを受け継ぐ長崎の祈りの風景。その光により
色づくものを通し、長崎の過去と未来へ思いをはせる。


色をたどる旅の思い出。その色はいつかあせていった
としても、そこに刻まれた記憶は色あせる事はない。
旅先でのその瞬間は一期一会の瞬間であり、その風景
を感じたい。そんなことを思いながら旅を続けている。


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