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電信室が伝える当時の情景

空に向かいすっと伸びる3本の巨大な無線塔。1号塔、
3号塔が建つ風景を味わった。無線塔は高さ136mで、
300mの間隔で正三角形に配置されている。もと来た
道を引き返す先に2号塔の姿。そして3本の無線塔の
中央に設置された通信設備であった電信室へ向かう。


2号塔を眺めつつ、もと来た道を戻る
一度案内所まで戻って、次は電信室へ
案内所の横の家形の建物。これはガソリンなど保管する施設
フェンスに取り付けられたパネルには建設時の風景も
少し進んだ先に電信室の建物がある
まずは階段を上って重厚な外観を楽しもう
風化した壁や扉や設備の架台
擁壁をおおっていく緑など
ノスタルジックな風景が広がる
中央の建物の出入り口は2階部分で
1階は土で埋まっている。正面の下部にあるのは1階の庇
電信室の案内板で建物の構造を知る
今度は中へ。内部に入ることができるとは驚きだ
通路には当時を伝える写真パネルの展示も
無線塔の頂部には1辺が18mのかんざし
かんざしはアンテナ線をつなぐためのものだったという
無線塔と佐世保の海の風景も
通路を進み建物の内部へ
また中央の通路を突き当りまで進み
かつて送電用の設備が設置された機械室へ
そこには高さ9.5mの吹き抜け空間が広がっていた
時が止まったような空間。手動のクレーンも残されている
 窓から差し込む光。機械室とは思えない光にみちた場所
そこには想像以上の空間が広がっていた
当時の設備の一部が今も残されている
風化した壁面に残る跡に
残された当時の設備に時の流れを感じる
針尾無線塔の模型の展示や
機械室のパネル展示。針尾送信所のことがよくわかる
またもと来た通路を引き返し
案内所へと戻り、そして次の目的地へ


下調べすることなく訪れた針尾送信所。コンクリート
の無線塔の風景にひかれてやってきた。案内施設には
ボランティアの方などもおられ、長崎の重要な文化財
として大切にされていることが伝わってくる。無線塔
の内部もみることができるとは思ってもみなかった。

そして、時間が切り取られたような電信室の建物。通路
の先の機械室の空間には、窓から差し込む光が満ちる。
100年の時を越え、当時の面影を伝える痕跡にふれた。
想像以上の空間や情景との出会い。旅をすれば、思いも
よらないものに出会うこともある。さあ旅を続けよう。

もう一度無線塔を。そして電信室の光景も

針尾送信所のジオラマ模型は高校生の作品だった

最後に、針尾送信所の楽しい社会科見学も

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