有田で出会った陶器の置物
楽しい有田の旅は続く。そろそろ上有田の昔ながらの
町並みも終わりにさしかかる頃、気になる外観の建物。
時間を気にしつつ、覗いてみようかと少し迷う。その時
ショーケースの中に見覚えのある置物。遠くからでも、
その独特の佇まいは間違いない。私のよく知る置物だ。
やはりそうだ。かわいらしさとは無縁の表情。でも
それを手元において毎日眺めていると、だんだんと
かわいらしく思えてくる。陶芸家の岡山富男さんの
作品である。初めて目にする実物の四足陶猫。まさか、
有田の地で出会えるなんて