【チャリティ・イベント・レポ No.54】片岡仁左衛門・片岡孝太郎「能登半島地震 チャリティーイベント」
昨日5月6日(月・祝)の午後は、紀尾井町のホテルニューオータニ東京へ。
歌舞伎俳優の片岡仁左衛門さん、片岡孝太郎さんによる「能登半島地震 チャリティーイベント」に参加してきました。
素晴らしいチャリティの機会でした。
能登半島地震 チャリティーイベント
片岡仁左衛門さん、片岡孝太郎さんは、東日本大震災の際に同じようにチャリティイベントを開催していたそうです。
こちらが、2011年5月に開催した時のイベント概要です。
さて、今回は818名の参加者になったそうです。2万円の参加費なので、1,636万円です。その他に、参加はできなかったけど、寄付をされた方もいたそうです(寄付だけで35万円)。
ここから、会場代や舞台設備費など約300万円の支出をのぞいて、13,794,955円が義援金として石川県庁に送られることが、公演の最後に報告されました。
出演者や会場のスタッフのみなさんはすべてボランティア参加です。また、会場代等もかなり割安で対応してくれたそうです。そういった紹介もしっかりされているのがいいですね。
今回は、被災地でもある石川県小松市が舞台となっている歌舞伎の「勧進帳」をもとにした演目がありました。
『聞く勧進帳』ということで、片岡仁左衛門さんが、武蔵坊弁慶、富樫左衛門、源義経、四天王、番卒の台詞を一人で話すというものです。
役柄ごとの演じ分けがすごいですね。
何度か、歌舞伎の勧進帳を見てきましたが、その場面がありありと思いだされました。また、台詞と長唄だけだったので、逆にそれぞれ役柄の違いを感じすることができ、とても楽しかったです。
特に、弁慶と富樫の山伏問答は一人が演じ分けるのは鳥肌でした。
本当に素晴らしい公演でした。
チャリティイベントとしても、開催のきっかけや準備の様子、出演者の紹介、そして最後に収支の報告などもしっかりされていて、とても清々しいイベントでした。
また、なるべく多くの寄付となるように、なるべく経費をかけない方法も素晴らしいですね。
公演用のチラシやWebサイトなどは作らず、片岡仁左衛門さんの後援会での案内、歌舞伎関係のWebメディアを利用して宣伝などで集客をしていました。また、チケットの入手方法も、現金書留で参加費を申し込み、チケットは返信用のハガキを入れて送るという方法で、極力、お金のかからない方法を工夫していました。
それで800人以上の参加と、1300万円を超える寄付金というのはすごいですね。
参加者は着物姿のご婦人が多くいらっしゃいました。
歌舞伎関係のイベントらしい、参加者層でした。
中日スポーツの新聞記事で詳しく紹介されていますので、あわせてご覧ください。
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