勉強机とマーケティングフレームワーク
突然ですが、中高生の時の勉強机ってきれいに整理してましたか?
私は、配布プリントとかいろいろと机の上に山積みになってすぐに散らかってしまうタイプでした。
かといって、親に勝手に整理になってされようもんなら、「勝手に動かされた」みたいに思って不機嫌になったこともあります。
そのくせ、最近は子供の散らかった勉強机を見ると「よくこれで勉強できるよな」って思ったりします。
散らかった勉強机って、その人にってはその状態でオーガナイズされていると信じ込んでいます。でも、そう思っていたのに山積みにされたプリントの中に隠れてしまってテスト前に抑えるべき大事なポイントの紙を確認し忘れるなんって失敗をしてしまいます。
整理の重要性を理解してても、テスト1週間前になると切羽詰まって単語の一つでも覚えようと整理整頓は後回しになります。
マーケティングのフレームワークって営業活動においては、机の整理整頓のようなものだなと思います。
直近の成績(売上)を上げるには、一つでも多くの単語を覚えた方がいいのと同じで一件でも多くのお客さんに営業活動に回る方がいいに決まっています。
経験と勘に優れた営業マンであれば、フレームワークなんて無用の長物なんですよ。
だから、営業部が「マーケティングなんて…」っていうことを言うのには一理あるともいえます。
でも、それだとどうしても属人的になってしまいます。
人が代われば同じ成果は出せないというのであれば、それは会社にとってはリスクでしかありません。
フレームワークの中に落とし込むことによって営業活動の指針にすることができます。新人の営業マンがその指針に基づき行動すればある程度の成果は上げることができるというのが企業にとっては理想的です。
もう一つのフレームワークの利点は、やるべきことの優先順位を明確にすることができることです。頭の中で整理できているつもりでも、実際には山積みにされたプリントのように忘れてしまうことってあります。また、無意識に苦手なことを後回しにして手つかずになることもあります。フレームワークはそういった抜け漏れをなくしてくれるという効果が期待できます。
勉強机に座ったらすぐにどこにどの参考書やノートがあって、次にやらないといけないのは何っていうのがすぐわかるような状態になっていれば効率は抜群にあがるはずです。
だから、すぐに売上につながらないと思ったとしてもフレームワークに落とし込んでおくことは中長期にはしっかりとした効果として表れてくるのです。
マーケティング・フレームワークは、整理された勉強机を作るようなものだという話でした。
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