見出し画像

ブランドストーリーを作ろう その1 はじまりは企業理念から

「自社のブランドストーリーを作ってみたい。」

「ブランドストーリーってどうやってるくるの?」

ブランドの「ものがたり」がマーケターにとって貴重な武器となることがあきらかにされています。

ストーリーが注目されているもっとも大きな理由とされるのが、SNSなどを通した「企業と顧客との常時接続状態」と「顧客側の発言力の強大化」です。

一方的に宣伝していた時代が終わって、顧客がブランドのストーリーの中心にいる時代へと変わったのです。

実際に、ストーリーは人の記憶に22倍記憶に残りやすくなるといわれています。

また、神経科学の分野ではストーリーは人の感情や愛情、共感といった感情を引き起こすホルモンを分泌することも明らかにされています。

マーケティング活動の中心的存在となるものがストーリーですので、ぜひ、自社にも取り入れたいと思う方も多いはずです。

で、最初の疑問の「どうやってつくるのか?」にぶつかります。

以前に、以下の記事でブランドストーリーの作り方をまとめました。

今回は、さらに深めて一歩一歩ブランドストーリーの作り方を考えながらまとめていきたいと思います。

毎週木曜日に更新予定で一歩づつまとめていきます。

第一歩目は企業理念から

ものがたりですから、起承転結があります。

昔話であれば、「むかしむかしあるところに・・・」と始まって、桃から男の子が生まれて鬼を退治するまでのするまでのストーリーが描かれます。

すべてのブランドストーリーにおいて、変えたりブレたり絶対にできないことがあります。それが経営理念です。

ストーリー作りにおいては、それがパーパスでもヴィジョンでも意味に大差はありません。

企業、ブランドが存在しなくてはならない理由。組織メンバーが全員が共有できる指針となるものが経営理念となります。

経営理念を作っている企業は大企業であればほとんど全てと言ってもいいと思いますが、それ自体が形骸化している会社って結構あります。

規模が大きければ大きいほど、社歴が長ければ長いほど、やっていることが多岐に渡りすぎているため、玉虫色でぼやけた理念になっているってこともよくあります。

そんな言い訳のような経営理念になっている場合、無駄な箇所を削ぎ落とす必要があります。

ブランドに関わる主要メンバーで議論しストーリー構築のための理念に修正していきましょう。

ブランド・ストーリー作りの最初の一歩、経営理念についてでした。

参考文献はこちらです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?