【中日】加藤匠馬捕手がキーマンに? 起爆剤欲しい打線、加藤バズーカが活きる方法とは ~5/15~
◇5月15日 阪神1-0中日(バンテリン)
延長11回表、ついに試合が動きました。
開幕から15試合連続無失点を続けていた齋藤綱記投手が打たれましたが、責めることはできません。
先発の小笠原慎之介投手を含め、R・マルティネス投手、松山晋也投手、清水達也投手の投手陣は、これ以上ない投球をみせました。
課題は、この日も打線。6回裏、無死二塁とチャンスを作りましたが、走者を進めることもできませんでした。
起爆剤が欲しいところですが、気になったのが加藤匠馬捕手の起用法。
加藤匠捕手の良さを活かすため、今一度起用法を考え直す必要があります。
強肩に期待した立浪監督
延長10回裏、加藤匠捕手は先頭打者でした。
攻撃を優先するなら代打、守備を優先するなら加藤匠捕手に託す場面で、立浪監督は加藤匠捕手を打席に送りました。
阪神ベンチには、代走での起用が考えられる植田海選手や熊谷敬宥選手が控えており、加藤匠捕手の強肩に期待したことが分かります。
ただ、前日の采配は違いました。
恐ろしかった前日の采配
1-2で迎えた7回裏。1死走者無しで加藤匠捕手に打席が巡ってきた場面で、立浪監督は代打・福永裕基選手を起用。
その後、続けて宇佐見真吾捕手を代打で起用し、代走・尾田剛樹選手を送りました。この時点で、捕手は木下拓哉捕手1人だけ。
結果、8回裏の逆転劇で勝利しましたが、捕手3人体制の良さが活かされない采配でした。
もし、延長に突入していたら。もし、木下捕手に不測の事態が起きたら。そう考えると、恐ろしい試合でした。
打線も加藤バズーカも活きる方法
直近の3試合、スタメン捕手は加藤匠馬捕手でした。打撃では木下捕手、宇佐見捕手が勝っていますが、強肩は加藤匠捕手の武器です。
試合終盤、相手の盗塁を思い留まらせる力は魅力です。だからこそ、1軍に帯同しているといえます。
一方、打率は.118まで低下。この日も、4打数無安打、2三振と悔しい結果に終わりました。
木下捕手、宇佐見捕手ともに本調子とはいえませんが、一振りで流れを変えることができ、打線の起爆剤になる可能性を秘めています。
試合終盤、僅差の場面で加藤匠捕手を起用する方が、打線も「加藤バズーカ」も活きます。
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