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【センバツ】大阪桐蔭の注目選手は? 打力だけに絞った有力選手 ~2024~

第96回選抜高校野球大会の出場校が発表され、大阪桐蔭が5年連続15回目の出場を決めました。

昨年はエース・前田悠伍投手(ソフトバンク1位)を擁してベスト4。夏は甲子園出場を逃しましたが、能力の高い選手が揃っていました。

今年の大阪桐蔭のメンバーも強力で、徳丸快晴選手や境亮陽選手など、下級生の頃から活躍している選手が多くいます。

その中で、昨秋の神宮大会で光った2名の選手は、春の甲子園を盛り上げること間違いなしだと考えています。

今回は打力だけに絞り、すでにドラフト候補にもなっている選手を紹介します。


衝撃的な右中間弾

1人目は、ラマル選手です。

関東第一との準々決勝。ラマル選手は「4番・三塁」で出場し、4打数3安打、1本塁打、3打点と大活躍をみせました。

注目は8回の第4打席、右中間に放った本塁打です。

関東第一の速球派エース・坂井投手に対し、初球の外角高めの直球を逃さず、プロ顔負けの打球を放ちました。

ラマル選手は右打者で、右中間に長打を放つには技術がいります。

140㌔越えを何度も計測していた好投手に対し、楽に反対方向へと本塁打を放つ姿は、カブスの鈴木誠也選手を見ているようでした。

初見の直球を捉えた対応力

ラマル選手は、対応力も優れています。

本塁打は坂井投手と2度目の対戦で生まれたもので、1打席目はレフト方向へ二塁打を放っています。

二塁打はスライダーを捉えたものですが、この時点で直球は1球も投げていませんでした。

3球目に決着がつきましたが、全てスライダーを選択していた関東第一バッテリー。

高めに浮き、球速も134㌔だったとはいえ、初見の直球を右中間スタンドに放り込むラマル選手の対応力はプロ級です。

春の甲子園では、注目されること間違いなしの選手です。

偉大な先輩とは違うタイプ

もう1人は、下級生の増田湧太捕手です。

「6番・捕手」でスタメン出場し、4打数2安打と結果を残しました。

増田捕手の魅力は、柔らかい打撃です。

バットに当てる技術があり、難しい球にも対応することができます。

フェンス直撃の二塁打を放った打席もありましたが、特に良かったのが外に逃げるスライダーへの対応です。

この試合、計5球のスライダーを投じられたうち、見逃し1球を除き、4球はバットに当てています。

右打者の増田捕手には厳しい球もありましたが、当てるだけでなく、確実にミートして力強い打球を放っていました。

これからの成長が楽しみな捕手で、大阪桐蔭の先輩・森友哉捕手(オリックス)、松尾汐恩捕手(2022年DeNA1位)とは違ったタイプの、玄人好みの捕手になる可能性があります。

今年も上位

ラマル選手、増田捕手を紹介しました。

もちろん、この2人以外にも素晴らしい選手が今年も揃っています。

投手陣も充実し、普段通りの実力を発揮すれば、今年も上位まで勝ち上がることが濃厚です。

その中で、ラマル選手と増田捕手の打席に特に注目してみてはいかがでしょうか。

【参考サイト】


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