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【中日】立浪監督の苦労は消えない? 有効策が見当たらない敗戦について考える ~5/3~

ここ最近のチーム状態を示すような、勝てない要因が凝縮された序盤から、8回表に中田翔選手の本塁打で一時追いついた試合。

四死球絡みの失点、無安打で失点、チャンスを逸した直後の被弾、犠打失敗。試合の流れを掴むポイントをことごとく潰した序盤。

一方、7回裏に齋藤綱記投手がけん制死を誘って流れを引き寄せた終盤。

最後は、塩見泰隆選手にサヨナラ被弾。めまぐるしく流れが変わった試合で勝利できなかった立浪竜。

決めきる選手が必要なチーム状況で、立浪和義監督の苦労が消える気配はありません。


改善策が見当たらない

7回表に代打で登場した石川昂弥選手は安打を放ったものの、途中出場の福永裕基選手、木下拓哉捕手が無安打。打撃が期待される宇佐見真吾捕手も、打率.240まで低下しました。

試合序盤の内容を考えれば、よく追いついたという試合。しかし、9回表の満塁のチャンス、延長11回の一、二塁のチャンスを活かせなかったことで、勝ちきれなかった試合となりました。

5月2日、上林誠知選手が抹消され、この日から外野手の控えが2人になった中日。

細川成也選手を除き、大島洋平選手、岡林勇希選手、三好大倫選手、尾田剛樹選手と左の巧打者が揃う状況。

以前から改善の余地がある部分でしたが、これといった改善策は見当たりません。采配の幅も縮まっています。

2軍からの昇格も厳しい

本来であれば、中島宏之選手に期待がかかるような試合。しかし、現在は故障で抹消中です。

2軍で打率.286と奮闘しているビシエド選手の昇格も考えられますが、ここ3試合で9打数1安打、打率.111と下降中。実績は申し分ないですが、起爆剤になるかは不透明です。

若竜の鵜飼航丞選手は2軍で打率.160、ブライト健太選手は同.229と成績を残せていません。

現状、石川昂選手、福永選手を中心に期待するしかない状況ですが、4月28日の広島戦(0△0)同様、勝ち試合を落とす可能性が高いです。

三好選手がヒーローになると投稿しましたが、この日は「6番・中堅」でスタメン出場して途中交代。犠打を失敗し、懲罰交代のようにみえました。

ヒーロー誕生を待つしかない

中田選手に一発が飛び出し、村松開人選手が5安打と大暴れするなど、明るい材料がないわけではありません。

ただ、課題を解決するには、別の選手の活躍が求められます。ベンチ入りメンバーを考えると、ヒーローが誕生するまで待つしかない状況です。

この日の敗戦で、借金2つ。単独首位に立っていた頃と違い、いつ現れるか分からないヒーローを待つために、敗戦を重ねるわけにはいきません。

立浪監督の苦労が消えないような、厳しい敗戦です。

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