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【教員発信】STEAMコース~アントレプレナーシップ ワークショップ実施~

 安田女子高校STEAMコースは、2021年4月に新設されたコースです。

 安田女子高校STEAMコースでは、「社会をより良くしていくための行動がおこせる21世紀型人材」の育成を目標に教育活動をおこなっています。

 今回は、広島大学主幹の中国・四国地域初の大学発ベンチャー支援組織「PSI(Peace&Science Innovation)」の「アントレプレナーシップ教育プログラム」のご協力をいただき、第二期生(高2)と第三期生(高1)に対してアントレプレナーシップ講演会(第2回目)を実施しましたので、その様子を報告します。

 前回の講演会の様子は、こちら。

 今回は、前回の終わりで出された課題についてワークショップ形式で、情報共有・発表をおこないました。PSIのご協力で、社会人の方や大学生の方にたくさん来ていただき、各グループのメンターとして関わっていただきました。




★グループ発表

 講師は前回に引き続き、(株)エル・ティー・エスの今井恭子さん。
 前回の終わりに宿題として出していただいた「ソーシャルビジネス」について各自が調べてきたことを、グループで共有しました。

 実は、宿題についてはちょっと難しいのではないかと、講師の今井さんは心配されていました。しかし、企画委員がワークシートを事前に使ってくれてさまざまな意見を出してくれたため、かなり使いやすく改善された結果、とても使いやすくなりました。その結果、それぞれが調べてきてくれた内容も、とてもよいものになっていました。(企画委員さん、ありがとう!!)

講師の今井さん
社会人・大学生にメンターとして関わっていただきました
グループワークの様子1
グループワークの様子2
グループワークの様子3
グループワークの様子4

★グループ代表の発表

 その後、各グループの代表が全体で調べたことを発表しました。

代表発表の様子1
代表発表の様子2
代表発表の様子3

 代表者は緊張しながらも、各自が調べたソーシャルビジネスについて、事業目的やその対象、調べたときに心が動かされたポイントなどを発表してくれました。一言でソーシャルビジネスといっても目的も対象も様々で、みんな集中して聞いていました。大人でも初めて聞くビジネスが多くあり、刺激的な内容でした。


★生徒の感想(抜粋)

 生徒の満足度は5段階で、4.8と非常に高い評価でした。

・社会の流れを理解することが今は重要だと思った。身近な問題もつきつめていけば、違う視点や見方があるということも分かった。
・事例を調べたり先輩方の発表を見ていると、自分があまり気にしていなかった誰かのお困りごとがたくさんあって、さらにそのお困り事を解決しようとしている会社・人が日本中にいてびっくりしました。
・たくさんのグループの意見を聞いてみて、自分が思っていたよりも多くのソーシャルビジネスがあることを知り、とても驚いた。
・いろいろな発表を聞いてみると、世の中には知らないだけで、いろいろなことをやっているということがわかりました。今後のPBLでも、対価をもらうまではできなくても、対価を渡したくなるような企画にできたり、運営したりできるよう、がんばろうと思います!
・ソーシャルビジネスについて全く知らない状態での授業だったけど、授業が終わる頃には少し知った気分になることができました。他のグループが発表しているビジネスを聞いていると思ったより身近なものも多くあったので日頃から周りに目を向けられるようにしたいです。


★企画委員の感想

・今回初めて最初から企画に関わることができて、企画する側の楽しさや大変さを知ることができて自分にとっての学びが多かったなと感じました。
・今回の事を通じて、ワークショップを受けるだけでは見ることのできない背景を知ることができました。また、みんなも楽しめているようで安心しました。

講師の今井さんと生徒企画委員

■ 執筆者:安田女子高校STEAMコース主任(3年目)
教員歴24年(理科と情報、専門は物理)。
趣味は読書、好きなことは謎解き、好きな食べ物は粒あんです。
コロナ禍と同時期に発症した右の五十肩がほぼ治ったと思ったら、左の五十肩が発症、徐々に症状が悪化中。

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