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南インドで国の勢いを見せつけられる

GWの南インド旅の続きです。
3日目、Paravurのリゾートホテルから、Alleppeyにタクシーで移動です。
ここでついに、これまでSNSでやり取りしていたタクシー手配師Aさんが自らドライバーとして登場。Alleppeyの宿まで送迎してくれました。

タクシーの中から撮影。バナナ、こんなに積んで落ちてこないのでしょうか💦

途中、道端で売っているヤシの実を買おう!との提案で立ち寄りました。
ヤシの実ジュースは、甘いのではと思っていましたが、意外なほど無味でした。

ヤシの実を二つに割ってストローを刺してくれます。
甘みのないほぼ水のような味でした。
割って果肉も食べましたが、それもほぼ無味でした💦

Alleppeyの宿は、Booking.comで予約した個人宅のホームステイです。
ご夫婦、お子さん、おばあちゃんが住んでいる小ぎれいな邸宅の1室をお借りしました。ホットシャワー、トイレあり、1泊朝食付で、日本円で4000円弱でした。

ボート乗り場にも近く、冷房も効いて、快適な滞在でした。

初日から冷房付きのタクシーで快適移動をしていた私。
道すがら見かける公共のバスにチャレンジしてみたい気もしましたが、灼熱の中、エアコンなし、混雑の予想できない状況では、短期間の移動にはデメリットが大きいと考え断念しました。

時間、気力、体力に余力があればと思いつつ、難易度高すぎて断念した現地のバス。

Alleppeyといれば、バックウォータークルーズ!
水郷地帯の湖や川を貸し切りのハウスボートで、1泊、2泊しながらゆっくり楽しむプランがツアーにはよくあります。こういうプランでは、船主のほか、コックさんが同行して料理をふるまってくれますので、もちろん値が張ります。
私もバックウォータークルーズはしてみたかったのですが、1人でハウスボートを貸切るのは、豪華すぎる上、寂しすぎる~と感じていました。
そんな中、タクシードライバーさんの提案で、SHIKKARAというハウスボートのミニチュア版に乗船することに。
タクシードライバーさんが知り合いの船主に連絡を取り、時間貸しにしてもらいました。ハウスボートよりは安価に船旅を楽しめます。

私とタクシードライバーのみで貸し切り。
湖をゆったり進みます。
途中で下船して川沿いの定食屋で南インドらしいミールス(定食)ランチ。

2時間半程度の船旅を楽しんだのですが、ここでちょっと考えさせられる出来事がありました。
この船旅は、1900₨(日本円で約3400円、1₨=1.8円)。
タクシー運転手さんのマージン入りと思われますが、決して安くない値段と感じていました。
手持ちの現金も枯渇しつつある私は、2,000₨を払い、おつりをもらおうとしたのですが、ボートを出してくれた人にとっては100₨は当然チップでくれるよね?という感覚だったみたいです。
最終的に100₨を返してくれましたが、何となく気まずい雰囲気に。
タクシー運転手さんいわく、「彼らは貧しいから、チップを期待しちゃっているんだと思う。」と。
チップをケチった日本人と思われるのも何だかと思い、戻って運転を手伝っていた男の子(年齢15,6歳くらい?)に100₨を渡しました。
改めて少年の姿を見ると、履いていたジーンズには、ほころびが目立ちました。100₨のおつりをしっかりもらおうとした自分が何だか無性に恥ずかしくなったのでした。

若い人しかいない南インドの海岸。みんなで夕日が沈むのを待っています。

夕暮れにタクシードライバーさんに海岸に連れて行ってもらいました。
そこには、おびただしい数の若いカップル、親子連れ、友人同士の集まりなど。とにかく若いインド人しかいないのです。
日曜の夕方に、車に乗ってみんなで夕日を見に来て、波打ち際ではしゃぐ姿は、かつての貧しい国インドのイメージとはだいぶかけ離れた光景でした。
中高年らしき人をほとんど見かけません。
ビーチという場所柄とも思いますが、これが日本の海岸なら全く違う光景な気がします。
この若い人たちが、成人して国の内外で働き、消費し、巨大な市場を形成しているわけです。これぞ今や、世界で人口ナンバーワンの国のパワー!
いろいろ課題はあるけれど、インドの未来像は明るいはず!
国の勢いの違いを強烈に見せつけられました。

明日は、港町Cochinに移動します。(つづく)

音声アプリstandFMで、旅のあれこれについてお話しています。
やす@旅好きの勤め人
https://stand.fm/channels/60e2f92004bb1691c1b4de8a



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