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東南アジア一人旅で感じたこと。タイの国王、ラオスの砂埃、ベトナムの共産主義、僕の将来の野望…。



国内+東南アジア旅日程

日本
東京:1月17日〜1月21日
大阪:1月22日〜1月24日
京都:1月24日〜1月26日
熊本:1月26日〜1月30日
福岡:1月30日〜1月31日

タイ
バンコク:1月31日〜2月5日
チェンマイ:2月5日〜2月8日

ラオス
ルアンパバーン:2月9日〜2月14日

ベトナム
ハノイ:2月15日〜2月18日
ホーチミン:2月20日(ハノイから電車40時間)

2024/02/21 16:30
飛行機の中で、もうすぐ着陸って言われているのに、なんだか書きたい気分になって、携帯で文字を打ち始めた。

まず、当たり前だけど、「全然違う社会がそこに存在していて、回っているんだな」、そう何回も感じた。違った仕組みで、全然違った価値基準の上に今日もまた社会は回っている。そんな感覚。

タイ国王の肖像画

飛行機でバンコクの空港に降り立った瞬間、国王の肖像画がお出迎え。日本の天皇みたいなポジションなのかどうなのかはよくわからないけれど、1人の人間が崇め奉られている。なんだこれ。そう思った。個人的には人間はみんな対等だ。だから、すごく違和感を感じた。でもこれって自分の大事にしている価値観の裏返しだと思う。気になるというか、鼻につく部分って自分の譲れない価値観だなって思う。タイ国王には悪いけど、「誰だよ…そんなに偉いん?」って感じ。

これはこれはチェンマイの田舎道のお寺のすぐそば

あとから気になって色々読んでいたら、スキャンダルまみれの問題児らしい。(タイ語じゃないから書いても不敬罪とかで捕まったりはしないよな?そして、別にニュース記事で読んだ事実を言っているだけだから、問題ない。)そんな人が、血筋と伝統っていうだけで、黄金の額縁に入ってどこに行っても飾られてる。なんなん?こんなの嫌だ。俺は別に天皇陛下も同じ人間だから、1人の育ちの良いお上品なおじいちゃんだな、としか思ってない。だから、王様がいる国に生まれなくてよかった、とか勝手に思っていた。みんな、国王のことをどう思っているんだろう。心のどこかで畏敬の念が純粋にあるんだろうか。気になる。

海外旅行は、現実のファクトチェック

いきなり、「違う社会だな」と感じた説明にタイ国王が登場したが、当然気候が全然違って、単車ばっかり走っている国に到着するのもとっても不思議な感覚だ。

旅行をすると、いつも「現実のファクトチェック」気分だ。ニュースとか教科書で、存在すると教えられて来たことが、本当に正しいのか。そこらへん、心底は納得してないんだと思う。常になんだか疑ってかかっているというか。

だから、新しい土地に行くと、「話に聞いていた通り、どうやらちゃんと存在しているらしい」と安心する。この感覚、共感してもらえるかな?是非コメントして!

(※せっかくいつも読んでくれてる人は特に、コメントしてくれないと損だよ!それだけで俺すごく喜ぶし、それきっかけで楽しい話ができるかと知れないのに。)

バイクばっかりでうるさい

バイクばっかりな話に戻りたい。これ、見ていると、なんだか複雑な気持ちになる。まず、うるさい。イライラする。コーナーに侵入する時とか、車線変更の時に、「ここにいるよ、近づいてるよ!」って意味でクラクションを鳴らす文化らしい。特にベトナムはカオスだった。交通量が多い。それで事故が防げているのかはわからない。そんなにギリギリまで車間距離を詰めて、道路が単車で一面埋まるような環境をそもそもなんでやるの?と思ってしまう。

これはベトナムのホーチミン

静かな環境は大事

静かな環境って自分的には大事だなと思った。理由もなく、ビービーとクラクションを鳴らす社会、俺は嫌だ。こんなにネガティブに捉えなくても良いのかも知れないけど、静かに穏便に済むところで余計な衝突を生みかねない気がする。クラクションを鳴らされると気分が良いなんてヤツは中々いないと思う。文化とかに関わらず、あんなデカい音を鳴らしながら、要するに「通るぞ、気をつけろor 退けよ」って言われたら、そりゃ嫌でしょ?

必要のないタイミングで大きな声を出すやつとか個人的には仲良くしたくない。落ち着いてくれ。そう思う。

んー、文句みたいになってしまったけど、ただの文句だ。お前それ偏った捉え方だから、もっと勉強しろというコメント、待ってます(喧嘩売ってるわけじゃない)!

発想の転換って大事だと思うから、あえてありのまま過ぎる書き方をしてみてる。そして、読んでる人も、これくらい笠井康弘の頭の中をそのまま露呈してる文章の方がちょっと笑いながら読めるんじゃない?なんて。

砂埃と空気

次は砂埃と空気の話。舗装がまだ砂利道で、車とか単車が通るたびに視界が軽く茶色く霞むような道も結構あった。これが個人的には無理だった。砂埃が巻き上がってる運動場、34℃。それで排ガスも、1970年代の車が現役だったりするから、本当に体に悪そうな色と匂いがしている。それがその環境で、目の前でばんばん排出されている。想像したら、普通に嫌じゃない?

トゥクトゥクに大人数で乗って割り勘していた。砂埃がエグい。

日本は先祖の方々のおかげで大体は綺麗なアスファルトの道ばかり。砂埃で鼻水が茶色+グレーになったり、携帯の画面に細かい砂が乗ったりなんてことはない。あまりにも人為的に綺麗に整備された環境で自分は育って来たのかもなと思った。

ラオスのルアンパバーンの朝。綺麗だけど、煙たい。

潔癖症もよくない

でも、衛生面が改善されてるおかげでより健康に長生きできるってのはあると思う。ただ、綺麗にしすぎることで、除菌とかしすぎることで本来の動物らしい免疫機能を失ったりもあるだろうなあ。良いバランスがどこなのかは、人体実験をすごい母数でやって、結果を見てみた訳じゃないからわからん。けど、俺は日本の環境の方が良い。育ったから、その清潔度の水準はかなり高い方だよな。日本をはじめとして、「先進国スタンダード」って普通じゃない。

ラオスのルアンパバーンの魚を売っている人。拡大すると虫がたかっている。

※飛行機で着陸体制に入ってからしばらく書いたたけど、残りは家でパソコンでまた気がついたら書こっと

2024/02/22
翌日、疲れから10時間以上寝て、起き上がって、母とお喋りして、荷物を整理して、洗濯するものを取り出し、YouTubeを少し観て、昼ご飯を食べて、今に至る。

で🤞のタイミングでまた書き始める予定だったんだけど、なんだか気分が乗らなくて、先延ばし。

2024/02/24
父がテニスをしているんだけど、そのあと温泉に行くらしいので、ついてきた。テニスは、俺はここの会員じゃないので今回は出来ない。高校テニス部だったので、結構テニスは好き。上手くないけど(現役時代でも、どれだけ集中してもミス連発の悩みが絶えず)ヘラヘラしながら打つのは結構好き。

清潔感、大事だけど、生まれて育った環境がスタンダードになるから、それを下回る環境に適応するのって難しい。なんでも一緒で、一度より高い水準を知ってしまったら、後戻りするのは難しい。

期待値が上がると後戻りできない

例えば、パソコンで文章を打つことの速さを知ってしまったら、コピー・ペーストをたくさんするような論文作成の準備とかは、もう携帯とかペンと書籍だけでやる気は一切しない。

もう一つくらい例を最近良く思うことと結びつけて挙げてみる。交友関係。昔は、「最高な友達」のレベルの上限値がまだまだ低かった。だから、割と誰とでも喜んで遊んでいたけれど、24歳にもなりたくさんの「もっと面白い人たち」と仲良くなってしまうと、そこら辺の「あんまりおもんないやつ」とはもはや仲良くしていられない。それくらいなら、自分で楽しく時間を過ごすわ!となってしまう。

話がだいぶずれたけれど、その意味では、上限値・下限値を広く取るというのは良いことだと思う。両端を身を持って知る。それって大事だと思う。東南アジアのインフラとか清潔感は、個人的にはすごく遅れていると思った。別にそれが良い悪いとかいう議論じゃなくて、ただただ客観的な事実として。日本の環境はすごく清潔で整っている。東南アジアはそうじゃなかった。

当たり前じゃない、もっと感謝しよう

今まで当たり前だと思って、すごく高い基準の綺麗さを求めていた自分と出会った。確かに、これって普通じゃないよな。留学していたのも先進国、この間まで旅行していたヨーロッパの国も、ほぼほぼ先進国。お金がある国々。そりゃ当然インフラも日本と似たレベル感。

でも、東南アジアは、そういう世界じゃない。違った世界なんだよな。当たり前なんだけど、身を持ってこれを体験できたのは、良かった。毎日を生きるにあたって、ありがたいと思えることが増えたのだから。

ルアンパバーン→ハノイのバス。30時間。ラオスの観光客、ヨーロッパ系の人ばっかり。

他にも、キレイなアスファルトにもすごく感謝できるようになった。ラオスからベトナムの北部の首都ハノイまでの移動のときには、バナナを大量に積んだトラックが悪路のせいで横転していた。そのせいでバスは進めなくて、2時間くらいは待ちぼうけだった。でも、その時、自分はたくさんのことを感じた。

山道で横転していたトラック

横転したトラック
横転したトラック:後ろから
ぬかるみに足を取られて進めなくなっているトラック

Instagramに投稿した内容

2024/02/15(木)
ルアンパバーン→ハノイ
ラオスからベトナムに向かうバスの通り道にトラックが横転してて、道が半分塞がっていた。なんとかサイドの山肌の土を削り取って、サイドのスペースを確保。何度もバスの車体の前方を限界まで大きく外に振って、バックしてを繰り返して、車体の後方がトラックに干渉しないように、角度を調整していた。2時間弱経ってやっと通過出来た。乗客はみんな外で待っていた。人生初の光景だった。

あ、なんで横転する?って思うよねきっと。この写真(3枚目)は、トラック横転の事故現場とは別だけど、彫れちゃってる部分にタイヤ取られて進めなくなってるトラック。ちなみに俺の乗っていたバスも、あまりにもこの溝が深くてシャーシーが擦れちゃって進めなくて、石とか土嚢を使ってなんとか通過してた。こんな感じだから、重心上にあるトラックだと、ちょっとミスると終わりって感じなんよな

今回の旅、美しい景色や美味しい料理、人との出会いも沢山経験してるんだけど、カルチャーショックがデカくて。またゆっくり写真は振り返りたいけど、とりあえずこれだけは熱が冷めないうちに書き残しておきたかった。

お金がなくてインフラが整えられない。だから、せっかく生産者が丹精込めて作って、自信を持って出荷したバナナ(横転したトラックのに積まれていた)だって、消費者まで届かないこともある。こういう事故で命を落とすドライバーもいる(今回はガラスを割って脱出した跡があった、良かった)。山道により良い道ができたら、こんなリスクと隣り合わせで運ばなくて良い。でも、現状は「しょうがない」からこれを続けるしかない。でも、現状を続けてたってそんなに儲からない。ビジネス、国としてインフラ投資が出来るようになる日は遠く先。どうすりゃ良いんだろうね。

わかんない、俺こういう性格なんだわ。同じ人間なのに昭和前期か?っていう生活をしてる人たちを見ると、なんかアンフェアだよなって、頭ぐるぐるする。重く受け止め過ぎなのはわかるけど、これ見て何も思わない人はいないじゃんね。だから最近すごく、行きすぎた資本主義が弱まりますように一部の人が資本を持って、贅沢な幸せをする社会じゃなくて、みんなでなんでも(インフラ含めて全部)シェアしていける人類でありたい。とかめっちゃ思うんよなあ。

今まで(こういう悲惨な山道のインフラの現状を)目撃したことなかった。だから、水道とかに関しては生まれてこの方それしか知らないなら、それはそれだから、「かわいそうに」を押し付けるのも違う。そう思ってたけど、危険な道路に関しては完全に別問題だなと。

どういう経緯で金持ちになったかは色々あるにしても、リゾートホテルとか高級車にお金落とすのも程々に、こういう部分を改善することに(お金を使うことに)幸せを見出せる社会だと良いなみたいな。

@yasu__kasai

自分の在りたい姿が見えたかも

こんなことを考えた。重たい内容だけど、これをこの目で見られて本当に良かった。自分の中で、在りたい自分の姿がちょっと見えた気がした。

べらぼうに金持ちになって、高級リゾートホテルでくつろぐのも、一回くらいはやってみたいかも知れない。けど、常にこの世界で生きている人類の仲間たちの生活が良くなるようにって祈りながら、それに影響力を発揮できるような人間になりたいって思った。

笠井康弘の野望

スケール感がでかい話にはなってしまったけれど、冗談じゃない。1人じゃ限界があるけど、仲間達とともに、影響力を発揮することなら出来ると思う。みんなで団結したら、すごいデカいことが出来るって信じてる。歴史で学ぶ革命とか蜂起とかも、全部1人の人間が集まって起こしているんだから。

そして、政治家だって、多国籍企業の社長だって、1人の人間だ。その人が、自分のことを認めてくれて、言ってることを理解してくれて、取り合ってくれたら、簡単に世界は動かせるんじゃないかなって思う。

国際関係学部って学部で、政治の闇とかも含めて勉強してみて、「この世界、腐ってるな」と思うことも当然あったし、そう思う瞬間もめっちゃある。ただ、「世の中捨てたもんじゃない」と思える瞬間もある。

次世代に「世の中捨てたもんじゃない」って思わせられるヤツになりたい。大口叩きまくってるけど、これで実現したら結構カッコよくないか?なんて。

春からはプロジェクトマネジメントの専門で、仕事をし始める。ゲームだと思って、楽しみながら頑張るぜ。「プロジェクト」という形で、物事を前に転がしていける力がついたら、今まで書いたみたいなでっかい話もきっと素敵な仲間となら実現できる。そんな理想を思い浮かべながら、俺は楽しく仕事をする。24歳の仕事を始める直前、究極的に頭でっかちだけど、間違ったことは言ってないと思う。

読んでくれているみなさんとも、なんらかの形で「意義あるプロジェクト」でコラボしてみたいとかも思ってます。でもまずは、東京でしっかり勉強してきます。楽しみだなぁ社会人。だって、「月曜日が楽しみじゃない仕事はなし」っていうのは仕事探しのときの条件の1つだったから笑

僕の春からの仕事についてはこちら👇

ベトナムの共産主義

書き忘れていたが、ベトナムでは赤旗がそこら中にあった。衝撃的だった。中国国旗と同じ色合いの。日本はそんなに国旗への愛着がある国じゃないから、見慣れていないだけかも知れないけれど、ハノイの都心部でも、ラオスとの国境沿いの田舎でも、すごい数の旗。そしてポスター。なんだかプロパガンダポスターを彷彿とさせるデザインで、怖くなった。共産主義を全否定したいとかじゃないけれど、あまりにも違った社会を目の当たりにして、圧倒されたと表現するのが正しいかも知れない。

こんな感じで赤旗がそこら中に。
ホー・チ・ミンは、1930年にイギリス領香港でそれまでに組織されていた3つの共産主義組織の代表を集め、それらを統一したベトナム共産党(すぐインドシナ共産党と改称)を創立。
ハノイのドンスアン市場
うーん、プロパガンダ感。ベトナム国民はどう思ってるんだろね。

さいごに

文章のすごいところって、やっぱり勢いよく書いていたら、「自分の心の底にあるすごくパワフルな何か」が浮き上がってくる(表面化・顕在化してくる)って部分。

ずっと前から自分でぼんやりとはわかっていた内容だけど、改めて、クリアになった。書いてよかった。旅行にも行ってよかった。

最後まで読んでくださってありがとうございます!
また次回のnoteでお会いできるのを楽しみにしています👋

僕のnoteを読んでくださって、ありがとうございます!お金という形でのご支援に具体的なリターンを提示することは出来ないのですが、もしサポートを頂いた際は、僕自身の成長をまたnoteを通して報告させていただけるように頑張りたいと思っています。