グラレコ講座をやりました

久しぶりに書いてみます。

グラレコ講座を開催しましたので、そのレポートです。

ひと様に教えるほどの技量は持ち合わせていないのですが、自ら身を投じて実践しました。

1.きっかけ

グラレコ講座をやるきっかけは、Messengerの会話から。2年前のタオルマン氏とトニーさんが開催したグラレコ関連の講座の参加者である方との会話で、「ちゃんと習いたい」とのコメントがあって、「基礎編ならやりますよ~」と反応したことがきっかけなんです。(緩い押し売り状態)
即決でお願いしますとの返事を頂いての開催決定!
オンラインでは数回、かなりの濃度で話をしているだけに雰囲気は把握できているつもりですが、リアルは初めて。実際はどうなんだろうとプチ緊張しました。

2.1回目の準備

11月ころに講座内容の概要を調整しました。元ネタは夏のやった学校の先生向けの講座の内容があります。こちらは、1回2時間の超圧縮版だったので、それを解凍して通常サイズに戻すくらいの感覚なのかと。

並行して、集客というか受講生集めを依頼。やはり仲間が居るとやる気にも影響しますので。でも、結局は集まったのは+1名。その分、濃くやらせてもらいますねぇ~ ってことで。

3.1回目を実施

最初は2月26日に実施しました。実は前日に企業さんのインターンシップをオンラインで6時間グラレコしていました。正直、心身ともにヘロヘロ状態ででした。緊張が振り切れ未体験ゾーンに入っていた感じでした。でもこの日の分は知り合いですし、少人数だから緊張することもないと思い決行することにしました。
実際にやれば疲れは忘れてそれなりに力が入ってしまいますね。終わった後はぐったりですけど。

まずは前編ということで、筆記具と模造紙に慣れること、実際に描いてみる、アイコン・顔・人などを描いてみる という基本的な構成としました。日頃から、会議などで描き慣れているようで、ペンの扱いには苦労なさそうな感じでした。壁に模造紙を貼って、線や図形を色々描いてもらいましたが、そのあたりも大丈夫な様子。力まずにすんなり描けていました。この点では2人とも全くの初心者ではないと感じました。これからは文字や人とかアイコンの描き方を練習してもらうのがオススメですね。

基本の「き」模造紙に線を描くの図
棒人間
洋風の人

4.1回目の振り返り

2人ともど素人ではなく、ある程度の描くベースはありそうな印象でした。あとは表現方法やバリエーションを増やしていくことだと思います。講座の内容的には驚くこともあったようですが、新しい分野に入っていくと最初はそんなものです。そこからスタートです。ゆったりした気持ちで臨んでもらえてば良いかなと思います。時間配分として2時間ちょっと。もう少し進みたかったですが、「今日はこれくらいにしといたるわ」ということで、次回に続く・・・としました。次回は2週間後です。

5.2回目の準備

前回の結果を踏まえ、内容を若干追加変更することにしました。短文をグラフィックで表現する方法に加え、少しグラレコに近づけるためにCMをグラレコしてみるという新しいアプローチを追加しました。CMは短時間で企業が伝えたいことを映像化していますからね、グラレコの入門練習には良い材料と思ったのです。

そこで、題材探し。探すと、適当な題材が見つからないものですね。2週間近く、CMを探して、見て、考えて。正直疲れました。

なんだかんだで、結果的にはまず1つ、自動車メーカーのCM。3分の超大作ですが、ストーリー性があって、セールスポイントが明示され、さらに復唱もしてくれる1本を選択。これは数年前に別の観点から保存していたものです。

あと1~2本欲しいところで、WEBでCM評を探して、実物を検索。中には泣けてくるものもあり、事実でなく感情をくみ取っていくようなグラレコの練習に良い題材を発見したと思いました。

結局、最初の1本は単純明快な30秒CMです。最後に伝えたいことのまとめが画面にど~ん!と出てくるので分かり易い構成です。

2本目は自動車メーカーの3分のものにしました。その他、関西ネタのものとした。□□ □□ ○~□ □□♪ のCMも準備しました。関西人はこの文字列を音程無しでは言えないという麻薬中毒的なCMの総集編的なものです。一応、ストーリー性もあります。

6.2回目を実施

前日に参加者1人追加との知らせが。わぁ、復習せな付いて来られへんなぁ~と思い、急遽構成を変更しました。

追加のメンバーはIT系の男性でした。依頼主さんの医院のITを色々と担当されているとのこと。私と同業ということは伏せておきました(笑)

ざっくり(実際にはそこそこ時間をかけて)前回の復習をば。こんなこをやって来ましたよ~という説明で、1回目からの参加者の記憶を呼び起こすとともに、とりあえず土台に乗ってねという気持ちもありました。

まずは、短文をグラフィックで描く練習

文章は1行程度のもので。それをグラフィックで表現するとどうなるのか?

ここで、頭の中→グラフィック(アイコン)という筋肉(脳みそ)を使うことになります。なかなか出てきません。キーワードを真面目に表現すると時間がかかってしまいます。お題の「甲子園(球場)」をどう表現するかがポイントです。名物の蔦だったり、黒&黄色の縞模様だったり、そこで悩んで手が止まってしまいました。アイコンとすれば黒い凸で表現できるのでは?と思うのですが、皆さんはどうでしょう?

2題目は、比較する内容の文章をグラフィックで表現というお題です。棒グラフでの表現がよくある表現方法でしょう。しかし、慣れないとこの棒グラフで表現というのが出てこないことがあります。このあたりは実践あるのみでしょうか。

新ネタ(芸人か!?)のCMをグラレコするコーナー

まずは30秒のCMから。CMの最後にほとんどまとめられているという内容。さすがに分かり易く、3人ともポイントは拾っていましたね。

CMの例

2本目は自動車メーカーの3分のCM。ストーリーとして展開はしていきますが、自動車のセールスポイントが随所に埋め込まれているという構成になっています。惑わされずに、セールスポイントを拾えてれば良いと思います。こちらも3人ともポイントは拾っていました。良いですね~

あと、関西定番のあの企業、東京ローカルの企業さん、意外な企業さんのCMだったりを準備していましたが、復習時間を取過ぎたため描く時間を取れなかったのが残念です。一通り、見るだけ見てもらいました。こんなので短時間の練習ができるかも という意味合いで紹介しました。

関西人は音程無しでは言えない企業のCM

最後に3人構成ですので、話す・聞く・描くを1周

話すテーマを決めて、「私、コレ食べたいねん」でスタートし、聞き手が「それ何?」と聞き返す大喜利的なもの。好きなもんにすると依頼主さまの○○愛で日が暮れてしまいそうなので、食べ物に縛りました(笑)

すんどぅぶ食べたいというのが伝わります

短時間ですがそれぞれの役を経験し、グラレコの実践の「し」くらいは踏み込んでもらえたかなと思います。

7.2回目の振り返り

復習時間を突っ込みましたのでちょっと時間が足りなかったという感じです。もう1回くらいやっても良いかなと密かに思っています。

3人とも必要な情報を拾える力はありますので、グラフィックで表現する筋肉を鍛えるのが当面の課題かなと。(これを描いている本人自身にも言えます)さらに、レイアウトや余白、構造化に進むともっと色々と課題が見えてくろと思いますし、それは私自身の課題でもああります。CMは内容を拾うのも良いですがどレイアウト(全体の構成)を考え、表現する題材にもなるなぁと思いました。自分自身も練習して磨いていきます。

8.まとめ

ひと様に教えるというイベントは、イベントそのものの準備にも時間と労力がかかりますが、得られるものも色々とありますね。自分の頭の中の整理をして、構成を考え、内容を検討する。それをOUTPUTしながら講座を進める。その際の受けている側の反応を感じのるも大事です。その場で微調整をしながら進めていくという対応力も必要です。常に勉強になります。
あとは、講座以外でもいえることですが、受講の方から自分の知らない分野のことを知ることができるというのが自分の財産にもなります。これはかなり大きなポイントだったりします。自分の日常生活とは違う世界を知ることができることは素晴らしいです。某マインドマップ講師仲間のUさん曰く、講師業は2度おいしいと。名言です。

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