間﨑 泰光(まざきやすみつ)

合板加工の開発工場 株式会社センエイの間﨑泰光です。 陸海空物流の要衝 岸和田市木材町…

間﨑 泰光(まざきやすみつ)

合板加工の開発工場 株式会社センエイの間﨑泰光です。 陸海空物流の要衝 岸和田市木材町で 「切る・削る・貼る・繋ぐ・塗る」。 国内外有力メーカーからの調達力と合わせ あらゆる合板加工をワンストップで実現。 創業半世紀のプロフェッショナルでお役立ちに徹します。

最近の記事

秘伝のタレ ボクのカラダを流れているエキス

命の源が両親であることは、今さら言うまでもない。それでも、誕生日に「産んでくれてありがとう」などと素直に言えるようになったのは、自分が所帯をもって子供たちが大きくなってからのことだ。 その父母にも、さらに父母がいて、4人の祖父母にもそれぞれ父母がいた。何代さかのぼると何人になるなどという計算はさておいても、ご先祖様とはつながっていたいと思う。 肉体をもたない存在となっても、僕らを守ってくれている存在は、果たしてどこにいるのだろう?さきごろ、ある動画での説明に膝を叩かんばか

    • わが社の裏スローガン

      表のスローガンは「変化に挑戦」。 自他に覚悟を迫る響きが気に入っている。変化は原因であり、結果である。環境はほうっておいても変わる。自分は成長を求めて変わる。そのことで見える景色・周囲が変わる。 一方で、方針発表会中に言及した裏スローガン。社員さんから寄せられた感想文の中で結構な反響があったようだ。 はっきりいってパクリ。「A.R.E.」。岡田監督が日本一を成し遂げた、まさしくアレ。あの響きを共通言語としながら、社内で共有できるメッセージはないか? 大して時間もかけずに引

      • 10年刻みの自分年表(泉州にありて)

        まもなく60歳になる自分の人生を振り返る。1年が1ミリとしたら、10年は1センチ。ミリ単位でなく、センチメートルで振り返るといろんな出来事が見えてきた。 自分が生まれた年。第1回東京オリンピックがあって、東海道新幹線が開通した。阪神タイガースはセ・リーグを制覇したのに、日本シリーズは盛り上がりを欠き、日本一は逃した。わが社が所在する、岸和田市木材町の埋め立てが始まったのもその年である。 30歳の年、1994年。阪神高速湾岸線が開通し、関西国際空港が開港した。わが社の立地が

        • 変化に挑戦 わが社のスローガン

          令和6年5月に始まる第39期。 わが社のスローガンに「変化に挑戦」を選んだ。 「変化へ挑戦」ではない。「変化への挑戦」でもない。 5文字並んだ真ん中の「に」にこそ意味を持たせた。 まず、ほうっておいても変化するのは外部要因たる環境。これは自分の力でどうにもできない。そして、変化するのは自分自身。なりたい自分に一歩でも近づくため、自分は変わるのだと決める。 なにもせずとも時は過ぎる。なにもせずとも時代は流れる。 主体変容。変わるのは自分。その結果として、景色や環境や境遇

        秘伝のタレ ボクのカラダを流れているエキス

          還暦前の棚卸

          カウントダウンというほどでもないが、あと10日ほどに迫った還暦誕生日を前に、文字でのアウトプット量を増やそうと決めた。 この note という発信媒体には、時間があったら文章にまとめてやろうとしてタイトルだけ書き留めた小ネタが、下書きフォルダーにそこそこたまっているはずだ。 ということで50代に残された日数で、まずはこれらを仕上げていこう。生成AIがますます賢くなってくるなか、自分のオリジナリティが飲み込まれてしまう前に。 文章だけじゃないなあ。なんとはなしに溜め込んで

          堺・泉州を代表する企業100に選ばれて 株式会社センエイ

          厳正なる審査に基づくとのことだが、どのように審査されたかはわからない。けれどお声がかりがあった時点で、認定企業を拝見すると地元の立派な会社が立ち並んでいた。あの有名企業は堺・泉州に本社があったのか、と今さら気づくケースもあって、実に光栄なことと残り少ない枠を埋める一候補としてのインタビューを受けることとなった。 あらためて設問に答えると、わが社の原点から、今の売り物。そしてこの地域で業を営む背景と必然性が浮き彫りになってきた。変わらぬ部分と、変えていかなければならない部分を

          堺・泉州を代表する企業100に選ばれて 株式会社センエイ

          甲辰(きのえたつ)の年に気をよくした理由。

          12の動物が巡る干支については馴染み深いものがあり、年頭の挨拶でもよく引き合いに出される。きっと、仕事始めの日に、日本中で繰り広げられる賀詞交換会の代表挨拶でも、登り竜の勢いに乗りましょうとか、竜は唯一架空の動物なので、などのフレーズが展開されたに違いない。 一方で、十干にまで触れる祝辞もあることだろう。甲(きのえ)はその先頭に立つ。木火土金水(もっかどごんすい)に兄(え)と弟(と)があって、その掛け合わせで「きのえ」。ちなみに甲子園球場の由来は、十干十二支のそれぞれの先頭

          甲辰(きのえたつ)の年に気をよくした理由。

          龍頭龍尾の年にする。

          令和6年1月1日。明けましておめでとうございます。 2024年を龍頭龍尾(りゅうとうりゅうび)の年にする、と年末にふと思いついた。解説こそ蛇足ながら、竜頭蛇尾からの造語であり、徹頭徹尾と意味するところは近い。 生まれた年も含めて6回目の年男になって、まもなく還暦を迎える。ゼロに立ち返るならば、いろいろなものを捨てて身軽になることが理想だ。身の回りの断捨離とか、暮らし方のミニマリストとか、あり方としての捨我得全とか。そうありたいと願い日々の実践に挑むが、発展途上を隠れ蓑に足

          DX認定企業になりました。

          当社は木材加工を担う地道な製造業。システムエンジニアなどいないし、電算室もないのだけれど、本年11月1日付で、経済産業省より「DX認定」の称号をいただいた。 ことの起こりは2019年。工場のみならず、事務所も含めたモノと情報の流れが滞るボトルネックを見つけ、それを広げることで当社の生産性を上げることを目指した。 最初は本当の試行錯誤。「エクセルデータをグーグルのスプレッドシートに変更することで、複数人が同時編集できるようになるよ」と教えてもらったのがその始まり。 単なる

          DX認定企業になりました。

          心はどこにあると思う?と剛少年の母は尋ねた。

          これは敬愛する長渕剛の話。小学生の頃、見え透いたウソを突き通そうとした剛少年に、母は問いかけた。 「心はどこにあると思う?」 「この辺かな」。胸の辺りをさす少年に対し、 「どこだか分からないから、自分の心を示すために言葉と行動があるんだよ!言葉と行動そのものがあんたの心!! 覚えておきなさい」 この逸話は、雑誌「致知」の「母特集号」から引用させていただいた。 この記事に出会って飛び上がる思いでむさぼり読んだ自分がいる。というのも、わが社の今期のスローガンを「感謝を言葉

          心はどこにあると思う?と剛少年の母は尋ねた。

          気づく・気づかない/動く・動かない 4象限で考える

          1) 気づいて動く 気づいたらさっとする。観察力や分析力に、決断力と行動力。これらがほぼ同時に作動して、結果のシロクロはともかく、次のステージへと行く。シンプルで、自分も周りも心地よい。 2) 気づいてるのに動かない 慎重に検討して、損得勘定やリスクリターンを測る。そのスピード感が他人からはもどかしく映る。結局動くのか動かないのか、いつ決めるのか。見て見ぬふりは情けない生き様。一方で動かないことを決めたなら、それは動いた結果だ。 3) 気づいてないのに動く センサー

          気づく・気づかない/動く・動かない 4象限で考える

          人は一生のうち、出会うべき人に必ず出会える。しかも一瞬遅すぎず、一瞬早すぎず。 ~森信三先生の言葉に想う

          60年近く生きていると、人生は巨大な観覧車のようであり、気づかぬうちに、ゆっくりと大きな弧を描いていると感じることがある。そしてそこには予期せぬ出会いや、奇跡的な再会がある。 無意識に搭乗したゴンドラは、時空を超えて回転する。ある時の自分は、意を決してドアをこじ開けては無謀にも飛び降り、またある時は、ドアをそっと開いて乗り込んでくる誰かを迎え入れる。 タイトルに森信三先生の言葉を拝借した。「人は一生のうち、出会うべき人に必ず出会える。しかも一瞬遅すぎず、一瞬早すぎず」。

          人は一生のうち、出会うべき人に必ず出会える。しかも一瞬遅すぎず、一瞬早すぎず。 ~森信三先生の言葉に想う

          ネポンがネ。ネネンはポ。 言葉は国語でなくて算数という新説。(もちろんポポンはポ)

          「あなたはプラス思考ですね」。「さすがポジティブ!」。きっと褒め言葉だと信じているが、そう声をかけてもらうことが多い。 同じ景色でも、心の持ちようで見え方が変わる。様々な学びや実体験を通じて、自分の考え方は概ねそのようになってきたし、今後もそれが自分にとっては自然体で心地よい。よって自分の基本ポジティブな考えは、これからも続くのだろうと思う。 そんな自分は、身近な人に対して無意識にこんな声を掛けていた。「もっと前向きに考えようよ」。「そんなにネガティブに捉えなくてもいいん

          ネポンがネ。ネネンはポ。 言葉は国語でなくて算数という新説。(もちろんポポンはポ)

          正直者はバカを見るの対極を知る。知ってこれからの生き方に落とし込む。

          天網恢恢疎にして漏らさず。街角に増殖した監視カメラとSNS全盛の世の中は、人の目にデジタルネットワークが加わって、その密度を濃くしている。 だから、ではない。自分の明らかな過ちの結末を、無為による成り行きの損得勘定に委ねていいのか。胸に手を当てて事態に向き合った時、恥ずかしい自分に気づいて、目頭から冷や汗が滲み出た。 前置きが過ぎた。場所は早朝のホテル地下駐車場。右は柱が迫り、窮屈だなと思いながら切ったハンドルの手が滑ったところ、左側に異音が聞こえた。車を降りて確認すると

          正直者はバカを見るの対極を知る。知ってこれからの生き方に落とし込む。

          今日はやっぱりアレでしょ。阪神タイガース優勝とボクの人生

          18年ぶりの快挙に大阪が賑やかだ。阪神タイガースはこの3連戦でも巨人を3タテ。なんと11連勝の達成と同時に2023年のセ・リーグを制覇した。 とにかくタイガースの優勝は、インターバルが長い。「ボクの人生」とタイトルに並べたが、自分が生まれた1964年は、東海道新幹線開通、東京オリンピックと並んで阪神タイガース優勝の年である。 記憶をたどれば、自分がプロ野球に興味を持ち始めたのは小学校4年生の時。父はちょうどこの頃、会社勤めに終止符を打ち、事業を起こした。ボクはといえば、阪

          今日はやっぱりアレでしょ。阪神タイガース優勝とボクの人生

          早起きして日の出を浴びる効用 幸せホルモン「セロトニン」たち

          私の暮らす大阪泉州地域では、今年の夏至である6月21日の日の出時刻は4時47分だった。それがだんじり祭りを控えた9月15日、2ヶ月弱がすぎて5時42分になった。毎日1分強ずつ日の出が遅くなっていることにあらためて気づく。 そもそもどの季節でも、日の出は気持ちのいいものだ。これには明確な根拠がある。私たちは誰しも幸せになりたいと思うが、そもそも幸せとは感じるものなのだ。それも、脳内で。 以下は、樺沢紫苑さんの著書「精神科医がみつけた3つの幸福」よりの要約による。 太陽光を

          早起きして日の出を浴びる効用 幸せホルモン「セロトニン」たち