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子どもとアウトドアしたら、自然がもっと好きになった話

僕は現在2歳の息子がいるのですが、最近は家族3人で海遊びや川遊びに一緒に行けるようになってきました。

海と川を合わせても、まだ数回程度自然で遊んだだけですが、僕個人的にもとても楽しいです(笑)。

今までの、大人同士で楽しんできたアウトドアとはまた違った良さがあり、子どもだけじゃなく大人である自分も、心の底から楽しめています。

子どもが生まれる前に持っていた「子どもとアウトドア遊び」のイメージとは、いい意味で印象が変わったので、それについて書かせて頂きたいと思います。

大人のアウトドア遊び

今までのnoteを読んでくださっている方はご存知かと思いますが、僕が今まで楽しんできたアウトドアは、激流でのリバーカヤックなど、少しハードな部類のアウトドアスポーツです。

自分にとっては、カヤックやサーフィンなどでのスリルに立ち向かう中でこその学びや成長があったと実感していますし、誰かと協力して乗り越えることで、友人との絆ができたとも感じています。

これが、今までの僕にとっての「アウトドア」でした。

ですが、このアウトドアを続けていくためには、定期的にフィールドに通い、自然環境に対して身体を慣らしたり、技術や勘を衰えさせないことが必要です。

子どもが生まれ、アウトドアできる時間も短くなるので、”今後はこれまでのようなアウトドアの楽しみ方はできないかもしれない”という、漠然とした不安がありました。

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リバーカヤックの様子(GoPro撮影)


子どもとのアウトドア遊びスタート

そんな不安の中、僕が考えた結論は"とにかく家族にアウトドアを好きになってもらおう"というものでした。

家族でアウトドアができるようになれば、みんなが楽しいし、絆がさらに深まる(はず)。そうなれば、自分も思う存分アウトドアができる。

そして、僕は前職でのアウトドアの経験値も一応ある。今まで通りやれば家族を楽しませることができるだろうと、簡単に考えていました。

もちろん、今までの自分のアウトドアのやり方そのままで、子どもと妻が楽しんでくれる訳がありません。※妻もアウトドア初心者です。

どうしたら家族が楽しんでくれるかを、自分なりに色々考えながら、山や川、海に連れて行き始めました。

こうして、家族でのアウトドアが始まりました

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近くの山で昼ごはん(8ヶ月頃)


1年間で考え方や遊び方が変化した

家族とのアウトドアを始めて1年ほど経った今、始めた当初から振り返ってみると、自分の心境と遊び方がかなり変わりました。

というか、始めた当初の考え方は、かなり自分本意なものでした。今思えば、自分が楽しむために家族をアウトドアに連れて行っているような感じだったと思います。

1年前から現在までを振り返ってみたいと思います。

【1年前の自分】

『自分が今までやってきた遊び方と道具はそのままに活かしながら、妻と子どもを自分のアウトドアで楽しませよう!』と考えていました。

→その結果
いきなりデイキャンプで焚き火調理をしようとして、大変すぎて全然楽しくないという失敗をし、”あれ、これって自分の為のアウトドアになってないか?”と猛烈に反省をしました。

※この失敗の一部始終は、以下noteに書いています。内容はかなりお恥ずかしいものです(笑)

【半年前の自分】

今までの自分の遊び方や道具では、ファミリー(特に小さい子どもとの)アウトドアに対応できないと気が付き、それでは、『子どもと一緒でも使いやすい"アウトドア道具"を手に入れよう!』と考えていました。

→その結果
自分が好きな遊び方であるサップやカヤック、ラフティングに子どもを乗せました。これ自体は子どもも素直に楽しんでくれていて良かったと思うのですが、”子どもが楽しむために”というより”子どもと一緒の状態で自分がどう楽しむか”を考えていたように思います。

※遊んでみた感想は以下noteにまとめていますので、良かったら見てみてください。

【現在の自分】

道具ありきや、自分が楽しめるかどうかで、遊び方を決めてしまうのはちょっと違うのではないか。ということに、ようやく気付き始め、『今まで自分がやってきたアウトドア遊びの道具や経験が活かせなくても、子どもが楽しんでくれる方法を柔軟に考えよう!』と思うようになりました。

→その結果
川の流れに乗って遊んでみたり、水辺でただバシャバシャする、メダカを取って遊ぶなど、その瞬間に子どもが何を楽しそうにしているかをよく観察することを意識し始めました。

すると、自分もとても楽しい!ということに気づき始めます。

その結果が以下のツイートでした。

家族でアウトドアを始めた1年前は、まさか今の自分がこんなにも楽しんでいるとは、想像していませんでした(笑)。


子どもとアウトドアしたら、自然をもっと好きになれる

子どもとアウトドアを始める前に比べて、今の自分の方が、確実に自然のことを好きになっていると思います。

自然で遊ぶ中で、子どもは大人では気付くことができないことに気付くことができます。

例えば、大人の目線では見えないところにいる小さな生き物を見つける。そして、立ち止まって、その生き物をじっと観察したり、捕まえようとしたりするわけです。

これは、僕一人だったら確実に気にも留めなかった世界です(小さな生き物に特段関心があるわけではないので)。

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溝にいる生き物を発見(1歳2ヶ月頃)

でも、子どもの目線に合わせて、子どもの気持ちになってその生き物を観察してみると、自分もワクワクしてきて、好奇心が芽生えてくる

僕がかつてカヤックやサーフィンで楽しむことを『僕のとってのアウトドア』としていたように、2歳児が草むらや水中の生き物を見つけて観察することは、これが『息子にとってのアウトドア』なんだなと感じます。

多分、僕がカヤックしてワクワクするのと同じように、子どもは生き物を見つけてワクワクしている。もしかしたら、僕がカヤックする時以上にワクワクしているかもしれません。

そして、自分がその子どものワクワクに思いを馳せることができるようになると、自然界の小さな営みにも楽しみを見出す事ができて、自分の世界が広がる。

自分には無かった視点や感性を子どもが気付かせてくれる。ということを知りました。

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水の流れに興味深々(1歳11ヶ月頃)

かつては、すごいアウトドアフィールドに行かないと満足できなかった自分が、いまや子どもと近くの川や山に行くことが楽しく、近くの公園の自然でさえ、ワクワクするようになりました。

これって、子どもとアウトドアすることによって、自分の心も豊かになっていると言えるんじゃないかと感じています。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。 

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