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アウトドアがもたらしてくれる、人生への良い影響

アウトドアの体験価値は何か。

僕は「アウトドアで人生を豊かにする」というテーマでnoteを書いていますが、最近少しわかってきた、アウトドアの素晴らしさがあります。

それは、アウトドアを楽しむことは、生活や人生の質の向上に良い影響があるのではないか、ということです。

アウトドアを気軽に日常的に楽しむ環境を作ることができれば、人生をより楽しく過ごすことができる可能性が高まると思っています。

とはいえ、アウトドアを仕事にしたり、生活自体をアウトドア一色にする必要はまったくなく、それよりも「アウトドアで得られる体験価値ってどんなことなのか」を”知っておくこと”が大切と考えています。

僕が思う、アウトドア活動で得られる体験価値は「自分自身の心が満たされたり、成長できたと思える瞬間があること、家族や友人など大切な人と絆を感じることができること」だと思っています。

そうして、それぞれのライフスタイルに合ったアウトドアの楽しみ方を見つけることが「アウトドアを通じて人生を豊かにする」ことに繋がるのではないか、と感じています。

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前置きが長くなりましたが、今回は、アウトドアを行うことでもたらされる良い影響について、僕が現時点で考えていることを書いてみたいと思います。


自然が見せてくれる絶景に感動

自然が見せてくれる景色は、いつ訪れても同じ風景を見れるわけではなく、天候や時間帯などの条件によって変わります。体感する雰囲気も大きく変わってきます。

例えば、山。雨の日は、登山道がしっとりとして幻想的だったり、雨が上がるタイミングで雲海が見れたり。晴れの日は、木々に囲まれた登山道の木漏れ日や、ひらけた稜線歩きの清々しさ。

その時間、その空間にいる人しか見れない景色と体験があるからこそ、より感動が強くなると感じています。

自然の素晴らしさに心が動かされることで、日々の生活や仕事にハリが出て、いいアイデアが生まれたり、前向きに過ごせるきっかけになると思うのです。

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課題に挑戦することによる自己成長

例えばの話ですが、クライミング中、落下したらケガは免れないような状況で、あと少しで手が届きそうなホールドがあったとします。

ここに果敢に挑むか、落下した時のことを想像して萎縮してしまうか。この違いは、この瞬間の為に事前にどれくらい準備してきたか、ではないかと思っています。

クライミングほど危ないことではなくても、アウトドアではこんなシーンがよくあります。

チャレンジするにしても、それが無謀なチャレンジなのか、それとも、準備してきたからこそ自信を持って行えるチャレンジなのか。その違いを身をもって理解できることはとても大事なことだと思います。

アウトドアを楽しむ中で、こんな場面を少しずつ経験していくと、勢いに身を任せるだけでなく、冷静に考えてチャレンジする大切さに気づける。

これは、自分の能力を冷静に客観視することでもあり、アウトドア以外でも、仕事や生きていく中で、役に立つ経験ではないかなと感じています。

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自然を体験することによる学び

僕も含めた若い世代を始め、現代人は、テクノロジーの進歩に恩恵を受けて生活しています。

便利さや快適さは、豊かな人生を送る為に必要なことですが、便利になると同時に、自然を身近に感じる機会も減り、自然の摂理や原理原則とは疎遠の生活を送っていることもあると思います。

例えば、キャンプをすれば、虫や鳥の鳴き声の大きさに気付かされるし、夜の暗さに驚かされる。
サーフィンをすれば、波の発生原理に興味を持つし、天気や風のことが気になり始める。
リバーカヤックをすれば、河の危ない場所が気になるし、身近な河川がどの山から流れてきているか、雨がどこで降っているかが、気になり始める。

アウトドアすると気になり始める色々なことは、防災や生活の知恵として、日常生活でも役に立つ知識だと思います。

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大切な家族や仲間との絆

僕は、アウトドアを一緒に体験した仲間は、絆がより深まると思っています。

自然で遊ぶ時は、思いもよらないことが起こる可能性は常にあり、自然のパワーに圧倒されます。そんな状況下で行うアウトドア遊びでは、あまりカッコつける余裕がありません。

例えば、普段遠慮しがちな関係性だった友人とも、壁を一気に取っ払うパワーがあります。カッコつけたり遠慮している余裕はない、もしくは、楽しくてテンション上がっちゃって、そもそもの関係性なんか気にならなくなることが多いです。

この壁を取っ払うパワーは、エキサイティング系のアウトドアスポーツ(ラフティング、カヤック、サーフィン、スノーボード、マウンテンバイクなど)が、強烈かなと思いますが、じっくり挑む系のアウトドアスポーツ(登山、クライミング、リバーツーリングなど)のお互いの信頼をじっくり醸成する感じの良さもあるなと思っています。

そして、このアウトドアでできた人同士の絆は、アウトドアから離れたとしても、その後の人生で大切にしたいものになると感じています。

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日常を離れ、自然への”旅”的な楽しさ

アウトドアには”旅”的な楽しみもあると思います。

遠方のフィールドに計画を立てて遊びに行くことは、もちろん旅の要素は強いですが、身近な自然にちょっと遊びに行くだけでも、プチ旅行的な楽しさがあります。

旅の楽しさの一つとして、準備段階からあれこれ考えて、持っていくものを決めたり、ご飯をどこで食べようかとか想像して計画を立てる楽しみがあるかと思います。

アウトドアなら、自宅からすぐに行ける距離の山や川など人が少ないところに入って遊ぶだけでも、コンビニがある街のようななんでもすぐに手に入る状況から少し離れることになるので、持ち物やご飯など、計画をしておく必要があります。そこに色んな発見があるものだと思っています。

そして近所でアウトドアをする場合、次回はこの道具を持って行ってみよう、とか、ご飯先に準備して持っていったらもっとたくさん遊べるな、とかトライ&エラーができて、それが結構楽しいし、それによってどんどん近所の山や川や海などの楽しみ方が分かってくる。

そうなると、遠方に行かなくても、自分達のホームのフィールドとして、日常的にアウトドアが楽しめるようになると思っています。

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以上です。

ここで僕がお伝えしたいことは、アウトドアだからと言って、すごい山に登ったり、危険と隣り合わせをことをしないといけないわけでなく、すごいことをせずとも、遊び方や意識をちょっと工夫するだけでアウトドアの良さは体験できる、ということです。

それと同時に、アウトドアの魅力は、アウトドアを楽しむ人の数だけ、たくさんの魅力や価値があると思います。

僕が今回書けることは以上でしたが、皆様が日常的にアウトドアに触れ合い、意識しなければ見落としてしまいそうなところに、自分なりのアウトドアの魅力を見出して頂けるきっかけになれば、とても嬉しく思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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(写真:Yuya Nojiri)

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