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ASARI NOTE

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ASARIによるライナーノーツのような音楽紹介です。
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記事一覧

Herbie Hancock - Secrets

Head HuntersからSunlightへの変遷がわかる過渡期のようにも思える1976年のアルバム。硬質なア…

ASARI
2時間前
7

CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN - Correspondances

コンセプトを打ち立ててそこに従ってサウンドを追求していく姿勢にアーティストコレクティブ的…

ASARI
1日前
5

Гая - ВИА "Гая"

アルファベット表記はGaya 、1960年代後半から1980年代までアゼルバイジャンを拠点に活動した…

ASARI
2日前
6

J Dilla - Donuts

語り尽くされたJ Dillaのインストビートアルバムでありラストアルバム。本作は1分前後のトラッ…

ASARI
3日前
12

Anna Yamada - Monokuro

コマイヌというエレクトロニカユニットでの活動と並行してソロ名義でも活動を続けていたが、本…

ASARI
4日前
10

Brian Wilson - At My Piano

ブライアンウィルソン自身が自作曲を奏でるピアノインスト作品。本作は2021年にリリースされた…

ASARI
5日前
12

Joy Guidry - Amen

ゴスペルをルーツとしつつ、エレクトロニカアンビエントスケープを湛えたスピリチュアルジャズの流れを汲んだ音楽に取り組む米国んJoy Guidryの3枚目のアルバムが2024年に発表された。静けさ野中に重層するさまざまな音色が非常に美しく配置されている。 It’s Okay to Let Me Goは、ジャズギターのインプロビゼーションがとても美しい。質感はロバートワイアットの初期の頃のソロ作品にも近い求道的な雰囲気を纏っている。随所にエレクトロニカ的なアプローチが織り込まれて

Roedelius - Jardin Au Fou

ユートピアミュージックとも評される1979年のアルバム。レデリウスはこの時点ですでにCluster…

ASARI
7日前
9

Philip Perkins - Drive Time

1985年のアルバム。その後、一層アンビエントスケープやフィールドレコーディングを極めていく…

ASARI
8日前
5

Saturns Drive - Next Stop Nebula

ベルリンを拠点に活動するElfyの新しいプロジェクト、Saturns Driveのファーストアルバムが202…

ASARI
9日前
5

町田康 - 犬とチャーハンのすきま

2010年に発表された本作は、久しぶりの音楽作品になる。極めてストレートなポップミュージック…

ASARI
10日前
21

The Cat’s Miaow - The Long Goodbye (Bliss Out Vol. 14)

1990年代にオーストラリアで活躍したギターポップバンドが1999年に発表した5曲入りEPは、バン…

ASARI
11日前
5

FAUST - The Faust Tapes

1973年に発表された3作目のアルバム。アヴァンポップ、アヴァンプログレのあらゆる要素を詰め…

ASARI
12日前
11

HOMESHAKE - CD Wallet

トロントのPeter Sagarによるプロジェクト、HOMESHAKEの2024年作。本作はインタビューによれば2週間程で一気に制作されたようで、それは本作のテーマにもなっている子供時代の自身を揺さぶるようなインディーロックテイストが必要だったからという事が語られている。従来のMac DeMarcoからの流れのベッドルームソウル的なアプローチの中にもにマニーマーク的な雰囲気があったりと不思議なローファイ感が見え隠れしていたが本作ではそういったフィーリングが前面に押し出されてい