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台風が怖くて沖縄に住めるかいな

昨日、沖縄本島中部のうるま市に住む友人からメッセージあり。

「6日間停電してます。そっちは大丈夫ですか」

この友人、去年沖縄移住してきたばかり。お子さんの学校(インターナショナルスクール)に近いうるま市のマンションに住んでいます。

が、家探しの時に、アドバイスするのを忘れてました。沖縄暮らしの基本中の基本、というやつ。

家を探すならば役所のそば、または大きい病院の近くを選ぶべし。避けるべきは海に面した景色の良い場所。

私及び知人の失敗談をいくつかご紹介します。

■某村の海に近い、古い一軒家
 海からの潮風で身体がいつもベタベタ。車はサビサビ。台風が来たら即停電。復旧まで長し。しかも屋根だけでなく横殴りの雨が軒下からも入り込み、家中雨漏り。

■某市の低い土地にある集落の一軒家
 何年ぶりかの大きな台風で床上浸水。駐車場の車も完全オシャカ。近所総出で大片付けの大作業ながら、なぜか近所中で「うちの被害はすごいぞ」の自慢大会に。

■某市の小高い土地に建つマンション
 ベランダのガラスが割れる寸前まで膨らみ、身体を張って押さえることに。サッシの隙間から大量の雨水が室内に噴出、水浸し。

■某市の高級オール電化マンション
 停電でエレベーター使えず、水も出ず、お湯も沸かせず、家族そろって市内のホテルに避難。オール電化と台風は相性悪し。

■やんばる某村の海に近い一軒家
 台風去って、家が丸ごと砂の城状態に。高圧水で家全体を洗い流す作業に追われる。海青く環境は抜群ながら、台風のたびに家族は掃除でへとへと状態。

昨今は、景色の良さを優先して絶景地や海辺など、地元の人が住んでいなかった場所にマンションが建つケースが多いです。一度の災害で大損害が発生する可能性がある場所は、どんなに美しくてもやめた方が無難です。

沖縄に台風は付きもの。上手に付き合っていけば良いだけのこと。
役所のそば、病院の近くに住むことをおススメするのは、例え停電、断水が発生しても真っ先に復旧されるからです。

それにしても今回の戻り台風6号は、大きな被害をもたらしていますね。しかもこれで終わらない。北上要注意m(_ _)m