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神社仏閣探訪

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神社や仏閣へ訪れた時に思ったことや、訪れた後に調べたことなどを書いています。
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記事一覧

若宮八幡社(名古屋総鎮守)

若宮八幡社(名古屋総鎮守)

 春の陽気に誘われて、半袖に着替えて桜を見に行った。今年は名古屋市中区にある若宮八幡社という神社に行ってきた。
 若宮八幡社は名古屋総鎮守ということで、名古屋市民の総氏神になる。名古屋と言えば熱田神宮が有名だが、熱田神宮と若宮八幡社は役割が違うようだ。

 若宮八幡社は文武天皇の時代に創建された。大宝律令(701年)が完成した頃にできたらしい。
 この神社は元の場所が現在と違い、那古野庄今市場とい

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修学旅行ごっこ 7 東寺

修学旅行ごっこ 7 東寺

 このコラムは小説『皐月物語』の中で修学旅行に行く小学生が立てた京都観光のプランを、著者が実際に行ってみて検証したものである。

 今回は東寺を見て名古屋へ戻るまでを記していこうと思う。
 まずは『皐月物語』の中で藤城皐月たちが作ったスケジュールの確認から。

 実際に僕が僕の行程記録は次の通り。

 今までに何度も京都旅行をしているが、東寺は行ったことがなかった。洛南方面だと伏見稲荷大社や平等院

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修学旅行ごっこ 6 伏見稲荷大社と伏見神宝神社

修学旅行ごっこ 6 伏見稲荷大社と伏見神宝神社

 このコラムは小説『皐月物語』の中で修学旅行に行く小学生が立てた京都観光のプランを、著者が実際に行ってみて検証したものである。

 今回は伏見稲荷大社への到着から千本鳥居をくぐって伏見神宝神社へ行くまでを記していこうと思う。
 まずは『皐月物語』の中で藤城皐月たちが作ったスケジュールの確認から。

 実際に僕が歩いた時の記録は次の通り。

 皐月たちの計画では龍谷大前深草駅で降りる予定だったが、僕

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修学旅行ごっこ 5 下鴨神社と鴨川デルタ

修学旅行ごっこ 5 下鴨神社と鴨川デルタ

 このコラムは小説『皐月物語』の中で修学旅行に行く小学生が立てた京都観光のプランを、著者が実際に行ってみて検証したものである。

 今回は賀茂御祖神社(下鴨神社)への到着から鴨川デルタでお昼ごはんを食べ、出町柳駅へ戻るまでを記していこうと思う。
 まずは『皐月物語』の中で藤城皐月たちが作ったスケジュールの確認から。

 実際に僕が歩いた時の記録は次の通り。想定時刻より15分ほど前倒しとなった。

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修学旅行ごっこ 4 八坂神社から祇園まで

修学旅行ごっこ 4 八坂神社から祇園まで

 このコラムは小説『皐月物語』の中で修学旅行に行く小学生が立てた京都観光のプランを、著者が実際に行ってみて検証したものである。

 今回は最初の訪問地の八坂神社への到着から祇園を経て、次の訪問地の賀茂御祖神社(下鴨神社)へ至る祇園四条駅までを記していこうと思う。
 まずは『皐月物語』の中で藤城皐月たちが作ったスケジュールの確認から。

 実際に僕が歩いた時の記録は次の通り。想定時刻より20分ほど前

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修学旅行ごっこ 3 清水寺から八坂神社

修学旅行ごっこ 3 清水寺から八坂神社

 このコラムは小説『皐月物語』の中で修学旅行に行く小学生が立てた京都観光のプランを、著者が実際に行ってみて検証したものである。

 今回は最初の訪問地の清水寺への到着から、次の訪問地の八坂神社を出発するまでを記していこうと思う。
 まずは『皐月物語』の中で藤城皐月たちが作ったスケジュールの確認から。

 実際に僕が歩いた時の記録は次の通り。想定時間とだいぶズレがあった。

 清水寺境内の行動の検証

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修学旅行ごっこ 2 京都駅から清水寺まで

修学旅行ごっこ 2 京都駅から清水寺まで

 新幹線を降りると、そこは懐かしい京都駅のプラットホームだ。ここにきてようやく旅情が高まってきた。とりあえず、一度改札を出た。

 今までの京都旅行での移動は全てバスだった。
 だが今回は違う。『皐月物語』では鉄道ヲタクの岩原比呂志の提案で、全ての移動を鉄道と徒歩ですることになっている。
 今回の僕の旅の目的は藤城皐月たちの班が決めたコースを辿る旅だ。だからバスは使わないで鉄道縛りの旅になる。
 

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修学旅行ごっこ 1 家から京都まで

修学旅行ごっこ 1 家から京都まで

 京都へ日帰り旅行に行ってきた。これは近い将来、『皐月物語』で書くことになる修学旅行の話の取材旅行だ。
 小説を書くための取材旅行なんて、気分は作家先生だ。でも『皐月物語』はあまり多くの人に読んでもらっていない小説なので、そこまで浮ついた気分ではない。取材旅行とか、我ながらアホなことをしてるなと思う。

 出かける当日、家を出る直前まで京都行きなんてやめようかと迷っていた。
 それでも僕は家を出た

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大直禰子神社(名古屋市中区)

大直禰子神社(名古屋市中区)

 僕が大直禰子神社を初詣の最初にしたのは個人的な事情であり、ありきたりな理由でもあり、運命だと思っている。
 オオタタネコという人物については名前だけは知っていたというくらいの知識レベルで、奈良県桜井市にある大神神社の初代神主ということと、古史古伝の『秀真伝』の撰録者ということしか知らなかった。これではあんまりだということで、少し調べてみた。

 オオタタネコという人物は男性で、『古事記』では意富

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2024年の初詣

2024年の初詣

 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 暖かいお正月ですね。今日は名古屋市の大須に初詣に行ってきました。いつもよりも人が多く、みんな楽しそうにしていました。大勢の方から幸せを分けてもらい、私も気持ちよくなりました。

 まずはじめに参拝したのは大直禰子神社です。
 この社の御祭神は大直禰子命です。

 次に参拝したのは春日神社です。
 この社の御祭神は武甕槌命、

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蘇民将来のお守りが新型コロナウィルスから守ってくれる

 遠い昔、もう20年以上も前になるだろうか、京都の八坂神社で蘇民将来のお守りを買った。このお守りは芽輪に八角柱が吊るされていて「蘇民将来之子孫也」と書かれている。
 我が家では蘇民将来のお守りを玄関に供えている。このお陰で現代の疫病、インフルエンザから守られてきたと信じている。なぜなら我が家では今まで誰も一度もインフルエンザに罹ったことがないから。きっと新型コロナウィルスからも守ってもらえるだろう

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玉置神社参拝記 20代だった頃の神社巡礼

玉置神社参拝記 20代だった頃の神社巡礼

50代の今、当時を振り返って この参拝記は私が20代の頃に書いた文章だ。変なところを少しだけ手直しして note に再掲しようと思う。文章に今より若さがあって面白い。
 今回は玉置について1997年8月に書いた文章をに再掲する。読み返すと当時の自分にしかわからないことが書いてあるので、それらのわからないところは消し、理解できたところはわかるように書き直した。必要な情報も増補しておいた。楽しんでもら

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玉置神社参拝記 50代からの神社巡礼

玉置神社参拝記 50代からの神社巡礼

はじめに 2019年3月末、私は妻と高1の娘と3人で2日間の奈良県の神社巡りをした。主な目的地は天河神社と玉置神社への参拝だった。およそ20年ぶりの参拝になる。
 今回は玉置神社への参拝だけにしぼって紀行文を書いてみた。少しでも楽しんでもらえると嬉しい。合わせて天河神社への参拝記も読んでもらえたらありがたい。

20年ぶりの玉置 前回玉置神社へ参拝したのは1998年のことだった。この日以来、私は玉

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天河参拝記 20代だった頃の神社巡礼

天河参拝記 20代だった頃の神社巡礼

50代の今、当時を振り返って この参拝記は私が20代の頃に書いた文章で、note やブログがなかったホームページ時代に自分のサイトに載せていたものだ。余りにも変なところを少しだけ手直しして note に再掲しようと思った。
 以前から昔の文章を乗せようと思ってはいたのだけれど、読みなおしてみると恥ずかしくなり、思わず顔を背けたくなってしまう。実際に読み返すと、テンションが高かったり落ち込んで暗かっ

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