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【依頼者のご感想 ~壁にぶつかったときの相談】

依頼者から感想をいただきました。

弁護士の所に来る相談は、どれも一つ一つ状況が異なっており、一概に答えを出すことができません。

当然、調停や訴訟など、弁護士が関与する方がよいケースもありますが、中には、弁護士が直接関わらなくてもよいと思われるケースもあります。

① 法律的な内容の実現という観点と、
② できる限り当事者同士での自主的な解決を図るという観点と、
両方のバランスをみながら、関わり方を見出していくことが多いと思いますが、
私の場合は、②を重視していて、
目的を達することができるのであれば、できる限り弁護士の関与は少ない方がよいと考えています。

自分たちだけで解決できたということは、その後の関係性にも少なからず影響があると思われますし、
依頼者にとっては、自分の力で話し合いができたという自信は未来につながると思われるからです。

この依頼者の場合は離婚の相談でしたが、
最初に全体的な流れや方向性を説明した後は、
離婚後の家族関係を見すえて、
ご自身で話し合いを進めて行かれました。

行き詰ったときに、時折相談があり、
少し先が見えて、またご自身で進んでいかれました。

少し時間をかけながら、相手自身が結論を受け入れていく、というプロセスは重要であったように思います。

「話し合い」を通じて円満な解決に至れば、やはりとてもうれしいです。

「訴訟代理人」としての技術と、
「話し合いのサポート」に必要な技術は異なります。

今後も一層の研鑽を積んでいきたいと思います。

(離婚・女性・30代・令和5年8月8日)
このたびは離婚の手続きについて、一緒に考え、併走してくださり、本当にありがとうございました。田口さんの事務所、maruに行くときはカウンセリングを受けるような気持ちで、心の整理や考え方をまとめるのを手伝ってくださり、感謝しています。壁にぶつかった時に、田口さんに相談しようと思えたことが心強かったです。優しく寄り添い、時にしっかりと意見をいただき助かりました。


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