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【「やぱ好き」創刊までの母子手帳1】

昨年末、7年間携わった雑誌から離れることとなりました。
お世話になった方には今でも頭が上がりません。

この雑誌は高校生の時から読んでいて、はじめて読んだのはヒロコ・グレースのインタビューコーナーにクリスタル・ケイさんが登場した号です。2002年ころだったと思います。

このとき自分は確か高校2年生で、新宿・高島屋の目の前にあった新宿高校に通っていました(先日亡くなられた坂本龍一さんの母校です)。当時、まだ紀伊國屋(新宿高島屋書店)がビル一棟分まるごと占めていたので、休み時間にお店に行ってさまざまな本を衝動買いできた贅沢な思い出があります。この雑誌もその一つでした。

母一人子一人の家庭で、新聞も買えないほど困窮していた時期もありましたが、英語が好きだったということだけで大学まで出られた恩があり、その恩を返すつもりで2015年の夏からこの雑誌の編集に携わることになります。

雑誌というのはとても安価に情報が共有できる公器だと、これは今でも感じています。家庭環境やハンディキャップの有無に左右されない教材を作ることを信念にして走り続けた7年間。帯状疱疹やら精神疾患やら何度体調を崩しても、命をかけて作ってきました。

新メディア「やっぱり英語が好き!」の本格スタートまでの時間を使って、これまで大事にしてきた理念や構想プロセスをここに記録していきたいと思います。

MASANO-RINGO
Twitter: @WMasanoringo
YouTube: https://www.youtube.com/@yapasuki


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