見出し画像

ナマケモノに勝った男、継続を語る。 ー毎日更新をしてみて気づいたことー

「継続は力なり。」

この言葉と私は、水と油の仲です。犬猿の仲。石鹸と細菌の仲です。

私は、何か一つのことを継続するというのが苦手で、ある程度までできるようになると次の分野に移りたくなってしまいます。悪く言えば、飽きっぽい性格です。

まぁ、自分でもかなり諦めていると言うか納得している部分というのがあるので、そこまで気にしているわけでもないのですが。っていうのを書いてしまうとこの記事が成り立たなくなってしまうので、少しは気にしているという設定にして話を進めていきましょう。

飽きっぽいというのは、良く言えば好奇心旺盛とも言えますし良いことのようにも聞こえます。でも、ある程度の継続をしないと見えない世界があるし、結果を残している人の殆どは継続をしているというのも確かだと思います。

だから、時には、「やっぱり、継続の力って大切だよなぁ〜。」と感じることもあるわけです。


そんな私は、今現在、文章を書くということがとっても好きです。もちろん、今はこれから先もずーっと文章を書き続けたいと思っていますが、

前科があるので、言い切るのはちょっと、、。

三度の飯より文章を書くことが好き。暇さえあれば文章を書いている。文章を書くことは、生きることである。というのは言いすぎですが、それくらい好きです。

そんなに好きでも怠け者でモノグサで、どっちが怠け者かナマケモノと勝負して勝ったような私は、時に文章を書くことがめんどくさくなるときがあります。

書き始めたら止まりません。新幹線のように止まれません。いや、ロケット並みに止まれなくなります。減速するのは大気圏に突入して燃え尽きるときだけです。

その代わり、発射にエネルギーが要る

のです。書き始めるまでに腰が重くなってしまうことがあります。

私は、見栄っ張りなのでついついいい文章を書こうと意気込んでしまいます。まるでその一文字一文字が自分の具現化でもあるかのように、重々しく書いてしまうのです。「その割には、適当な文章だな。」というところには触れないでほしいです。それが、私だということですから。

そして、全力の文章というのはそうポンポン書けるようなものではありません。「今の」私には。

そうすると、一つの文章に書ける時間が長くなって更新頻度が少なくなってしまいます。そして、なかなか書き始めることができなくなるという悪循環に陥ってしまうわけです。

それを打破するために、私は毎日更新という試みをはじめました。始めたのは、4月の27日。

「予測変換物語」というシリーズを立ち上げ、ほんとにダラダラとした文章を書き続けることにしました。自分がどれくらい継続できるのかを知りたかったからです。


そして、毎日毎日投稿を続ける日々が始まりました。ときには、どうしても時間がなくて適当な写真を撮って貼り付けてという日もありましたが、なんとか続けました。

手抜きの写真のほうが多くの人に見られていて、自分の文章の価値に気付かされたという話は秘密です。

「いつか自分が伝説になれるんじゃないか」という幻想まで見ました。

でも、それは、5月の27日で終わったのです。

丁度、一ヶ月でした。私にとっては、かなり長く継続できた方です。自分に甘々で、よく甘納豆を与えているくらいなので、褒めてあげたい気持ちです。

でも、継続はできなかったということです。「予測変換物語」として50音分は継続するという目標は敗れ去りました。


そして、私はここに宣言します。

私は、毎日更新を目指しません。

そんなの負け惜しみじゃないか!逃げるのか!そういう声が聞こえてきそうです。いや、聞こえました。それは正しいです。私は逃げます。逃げるは恥だがホニャララらというドラマが再び流行っているようですが、そのタイトルに見習います。内容については、全く見たことがないので、追求しないでください。

1ヶ月、予測変換物語を続けて感じたこと。それは、書いている自分が楽しくない。ということです。これも、継続が足りないからだ。と言われるかもしれません、しかし、

誰がなんと言おうと楽しくないことは書きたくない。

この、一言で逃げ切りたいと思います。毎日更新していても、優しくて物好きな皆さんは読んでなくても「スキ」を押してくださって、もっと物好きな方は読んでくださっていたかもしれません。

でも、その文章を書いていて、そして書き終わって読んでみて、自分が楽しいと思えないのです。

逆に、自分が書きたいことを書いた文章は、読んでいてとっても楽しいし、達成感があります。一番最近の力作はこちらです。

もう、このタイトルにいきなりやられました。この記事は、多くの反響を頂いた記事です。まだ読んでいない方はぜひ読んでみてください。

読まないと後悔すること間違いなしです。でも、読んでも後悔するかもしれません。

なぜなら、確実にこの本が欲しくなってしまうから。そして、おじさんに惚れてしまうからです。お気をつけて、お読みください。


毎日更新で、とても質の高い文章を出している方も多くいらっしゃいます。そういう方たちを見ては、ただただ尊敬するばかりです。

しかし、おそらく、好みとか適正というものがあって、人によってスタイルも様々だと思います。

その中で、私は、毎日更新するというスタイルには向いていないなと思いました。

義務感に追われて書く文章は、自分で書いても読んでも楽しくない

ということに気がついたからです。このことを学べたのは大きいなと思います。

というわけで、今日から毎日更新ではなくなります。正確に言うと、今日からではなく何日かすでに更新はストップしていたのですが。

かと言って、過度にクオリティーの高いものを期待されても困りますので、これからも気軽にのんびりと気長に待っていていただけると幸いです。


いつもいつも皆さんに支えられています。みなさんの「すき」や「サポート」「シェア」などの支援がなければ、モチベーションは続いていないと思います。ほんとに感謝しかありません。これからも応援してくださるととっても嬉しいです。そして、その応援を勝手に期待しながら、心地よい眠りに付きたいと思います。

この2400時超えの狂気の長さの独り言を最後まで読んでくださりありがとうございました。


::::::::::::::::::

サムネイル画像:nottyさん。かわいいイラストを描かれています。



このnoteは、自分の考えを発信したいという上下変動が激しい不安定なモチベーションと、皆様からのとてつもなくパワフルなサポートで成り立っています。いただいたサポートは、なんらかの形で皆さんに還元できるように大切に使わせていただきます。いつもありがとうございます!!