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これ、ダイスキ!

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数ある、スキなクリエイターさんのnote中から、特に気に入ったものをピックアップしています。 良いnote探しの一助になれば幸いです。
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記事一覧

JK、陽性になる。 [発覚編]

JK、陽性になる。 [発覚編]

「これ、プラスだよね?え、プラスなの?陽性?陽性?」

朝8時40分。

学校の保健室のカーテン越しに聞こえる、「陽性」の二文字。

新型コロナウイルス、陽性だと発覚したのは、学校の保健室でした。

発症 陽性発覚と分かる前日の夜08:00頃から、喉に違和感を覚え、「あれ…変だな」と思い、(全寮制なので)ルームメイトに、風邪をうつしてはいけないと感じ、ベッドにあるカーテンを閉め、その中で、作業をし

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香港の海鮮料理店のおじちゃんの一言で、転職を決めた話

香港の海鮮料理店のおじちゃんの一言で、転職を決めた話

「すみません……お茶のおかわりください」

辺りをキョロキョロ見渡しながら、私は慣れない広東語でホールのおじちゃんに声をかけた。

日本との時差がたった1時間なんて信じられないくらいの別世界・香港にある小さなレストランで。

外国語を使うのは、とても勇気がいる。
賑やかな場所で、大きな声を出すのが嫌だからか。日本人であることを、なんとなく隠したいからか。もし間違っていたら、恥ずかしいからだろうか。

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娘が編み出した、自分を守る方法

娘が編み出した、自分を守る方法

4月1日から、娘が新しい保育園に通い始めた。

自分のことを言えば、新しい環境に慣れるまでに2年かかる。新しい人と文化の中で「自分」として振る舞えるようになるまでに、どうしてもそれくらいの時間がかかってしまう。

少なくともその遺伝子を半分受け継ぐ小さな生き物が、3歳10ヶ月で、1日の大半を過ごす環境が、ごっそり、まるごと変わるというのは、ものすごいストレスがかかることだろう。登園拒否も当然だろ

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肩書きは、上書き。

肩書きは、上書き。

日経COMEMOキーオピニオンリーダーの田中泰延だ。

前回、よくわからず引き受けてしまったが、非常に場違いな気がする。ならば、めちゃくちゃなことを書けばクビになるだろうと、思う存分めちゃくちゃを書いた。

しかしなぜか、いまだに相も変わらず日経COMEMOキーオピニオンリーダーなのである。調子に乗って名刺まで作ってしまった。

名刺は100枚で1,000円もしたし、水曜日にゴミ出しに行った時にマ

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家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

私が住んでいる東京という大都会に、母と弟が来た。
ひろ実と良太が来たとも言う。

母からのリークによると、新幹線の中で、弟は何度も「奈美ちゃんは?奈美ちゃんは?」と、母に聞いていたそうだ。

なるほど、なるほど。
それはそれは猛烈な歓迎を受けるに違いないと、相応の準備をしていたら。

弟に真顔で「よう」と言われた。
ちょっとちょっと。話が違うじゃないか。

弟心は、秋の空ほど移り変わる。

さて、

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「もうあかんわ日記」をはじめるので、どうか笑ってやってください

「もうあかんわ日記」をはじめるので、どうか笑ってやってください

トップの写真は「いま実家の神戸にいるよ、母のお見舞い行ってくる」と、わたしが東京にいる友人に送ったものだ。

返ってきたのは。

「眉毛は?」

の一言である。

眉毛がない。うっすらとあるけど、いつものように描いてないし、髪と同じ色にあわせてない。つまりはすっぴん。東京では考えられない。

いいよね、慣れ親しんだ田舎の地元って。こうやって気軽に外出できるし、メイクする手間もないし。楽だわ。ここで

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市町村一周から一年。

市町村一周から一年。

1741市町村を巡り終えて、今日でちょうど一年経つ。あの日から、いろいろあった。右も左も分からないままに、走ってしまった。一年後など、考える余地もなかった。それでもいま、かろうじて、生きている。一年間に感謝して、文章を書く。

01.きっかけは、あずまさん

旅が終わった日。あずまさんという大学の先輩が、わたしの旅を広めてくれた。あずまさん自体、スーパー面白い方である。そしてあずまさんのツイートの

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孤独を選び続けた私が、贈与のバトンを渡すなら。

孤独を選び続けた私が、贈与のバトンを渡すなら。

長年の観察の結果、私は「人付き合い」に疲弊すると心のシャッターを閉じる傾向があるとわかった。

小学生の頃から所謂「人付き合い」が得意ではなかった。だからと言っていじめられていたわけではないし、仲の良い友達もいた。でも、女の子特有のグループ同士のいざこざは絶えなくて、今思えば先生も手を焼いていたのではないだろうか。

通っていた地元の中学校は不良が多く、運悪く荒れていた。私がターゲットになることは

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本を手放して1ヶ月の読書家は何を感じたか

本を手放して1ヶ月の読書家は何を感じたか

本を手放して1ヶ月以上が経過している。

その時の事は、いくつかの記事にしているので、気が向いたらこれらを見てほしい。

実に10年以上溜め込んだ本の9割以上を手放した。

理由としては、電子書籍で読書する方が便利で快適になったからである。

紙の本に余程のこだわりがない人は、一度試して見て欲しいが、きっと気に入ってくれる事だろう。

僕は、読書が好きで本を集めていたわけだが、先月までそれらを手放

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2500円のカメラと旅に出てみた。

2500円のカメラと旅に出てみた。

こんにちは。カステラ愛好家兼フォトグラファーの杉本です。

今年買って最も気に入ったものを紹介しようと思います。
ixydigital10 というカメラです。メルカリで完全に動くもので付属品が全て揃って2500円という価格でした。安い。

基本性能

正直なところ、性能をそこまで求めていないので気にしてないのですが、画素数でだいたい740万画素、画角で35mm〜105mmです。どれくらいかというと

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(マイルドな)「空気を読まない人」が、やはり組織には必要だ

(マイルドな)「空気を読まない人」が、やはり組織には必要だ

 キラキラしたスタートアップには、優秀でステキな人が多いと思う。みな考えかたが多様性に富み、とても大人だ。全員で一丸となって協力することが得意だし、ノリもいい。だから、「ビジョンで一つになる」チームが作れるし、その結果、そのチームの眩しさに憧れ、さらにまた優秀な人材も入ってくる。そういう会社は、SNSを使っての採用もとても強い。

 しかし、会社が順調に伸びているときはいい。多少ハードワークな状況

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Shoot for the moon

Shoot for the moon

僕は宇宙が好きでロケットの打上げを見るために種子島まで行ったり、ISS通過の時に空を見上げたり、航空宇宙系の業界を目指した時もありました。

野宿も星を見ながら寝るのが好きで、テントも張らずに寝袋だけで寝たりします。空にポツンと浮かぶ月に誰もが憧れるはず。

題名のShoot for the moon.は英語のことわざで直訳では「月に向かって撃つ」ですが「困難なことにあえて挑戦する」という意味があ

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