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冷蔵庫を開ける楽しみ〜贈り物のチョコとわたし。

キンダーサプライズ
若き日にイタリアの町のお菓子屋さんで見つけて、こんなに楽しくて、美味しいお菓子はない❗️どハマりしたのがキンダーサプライズです。
イタリアでブランドものを買わずに、買い占めたのがキンダーサプライズです。これはぜひ日本に輸入できないのかとまで考えた代物です。

外側のチョコとミルクチョコがまた美味しいし、ケースの中のおもちゃも楽しい、まさに1個で2度美味しいお菓子です。日本のグリコと双璧をなすかもね。

それから世界を旅する友だちに頼んで、世界中のあちこちから私のもとにタマゴが運ばれて来ました。タマゴの中のおもちゃも売っている国の個性が出ていたり楽しみでした。

ある時は異常気象の気温上昇でチョコが溶けて、タマゴが四角に変形していたり、荷造りでスーツケースに押し込まれて、バリバリにひび割れていました。過酷な行程を思わせたので、とても大切に思いました。

だから冷蔵庫に納めて、開けるたびにタマゴを眺めて満足するのです。
「まだ食べてないの。早く食べなよ。」と言われても、なかなか食べることは出来ません。海外から最後に届いたタマゴはだいたい1年近く、冷蔵庫に保管していました。

その後、日本でも売り出されましたが、キンダーサプライズは私が先に見つけていたのに・・・と本気でムカついていたので、1度も手にすることはありませんでした。

冷蔵庫を開ける楽しみ
ちなみに今年の誕生日に友人がルタオのナイアガラチョコを送ってくれました。遠いところからクール宅急便でやって来たチョコです。なんて素敵なパッケージなんでしょうか✨✨うっとりと眺めていました。

私はチョコを冷蔵庫の1番上の段に恭しく置き、来る日も来る日も開ける度に、その美しい箱を愛で、またその味を想像しては、豊かな気持ちになっていました。

ある日、誘惑に負けて、一粒食べました。ほのかな葡萄の香りと口の中で溶けていく儚い食感でした。経験したことのない上品なチョコに夢見心地になりました。そして送ってくれた友人が住む町の方角に感謝の気持ちを送りました。

こんな美味しいものを1人で食べるのは惜しいと、誰かやって来ないかと待ちました。数週間かけて、畑の秋茄子を持って来てくれた母、ふらりと気まぐれに帰省した娘、1番最後に息子と、みんなで分け合い頂くことが出来ました。家族で一緒に美味しいお菓子を味わいました。

お久しぶりのキンダーサプライズ
娘が海外出張のお土産で買って来てくれたキンダーサプライズの中国バージョンです。半年以上、冷蔵庫で鑑賞していました。

いかにも中国らしい組み立ておもちゃが入っていました。おもちゃを息子に渡したら、食べれると思って口に放り込んでいました。危険でした。そのあと2人で組み立てました。4種類のうち、3種類が入っていたので、まずまずの成績です。

このように贈り物を、細く、長く、鑑賞し、味わい、骨の髄まで楽しむのです。単なるケチ!?まあそういう表現もあるかもしれませんね。でも私の密やかな楽しみなので、まったく気にしませんが。


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