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我が青春の甘露竹。

 短大生の時、友人から借りたマンガ、西村しのぶの「サードガール」の作中に描かれていたのが、京都祇園、鍵善良房の甘露竹でした。

 数年後、初めて食べた時の感動は今も忘れません。
みずみずしい青竹の香りに包まれた水羊羹はあっさりとした甘さでした。 

 5日お金持ちになったら、無制限に何本食べれるかを試してみたいと大きな夢を持ちました。

 あれから30年と少し過ぎ、いよいよ念願の挑戦をする時がきました。大富豪にはなっていませんが、私のお誕生月ということで、非常に奇特な方が私にプレゼントを贈ってくれました。

 ジャーン!鍵善良房の甘露竹、竹籠入り10本入りです。なんてゴージャスな姿です。重量もずっしり重いです。

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家人の不在時、空腹時に決行です。

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宝の山です。

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ほうじ茶を準備しました。

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 かつて5本を食べたことがありますが、今回は倍の10本です。

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基本にかえるために、改めて注意書きを読みました。 

いざ「いただきます❗️」

1本め昔と変わらない優美な甘さでございます。

2本め立て続けにいただきます。するりと喉越しがよろしいです。

3本め…なんだか…お腹がいっぱいで、入らないぞ。

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これ以上
食べることが出来ませんでした。

まさかの3本でギブアップです。

半分も食べることが出来ませんでした。コンディションも悪くないのに、まったく信じられません。

時すでに遅し、50代の私には、羊羹を大量に食べられない身体になっていたのです。やはりこのような挑戦は、思いついた20代の時に挑戦するべきだったのです。

私は羊羹を死ぬほど食べたかった20代には戻れないのです。後悔先に立たず・・・無念です。

これから数日に分散して毎日、甘露竹を食べ続けます。

教訓
やりたいことは、後回しにしてはいけません。思い立ったが吉日です。

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