サバティカルとレジデンスの関係

 基本テレビは見ずにラジオを聴く生活をしているのだが、中谷美紀主演のドラマ「ゴーストライター」は好きでほぼ毎週見ている。
 スランプに陥った小説家がやむにやまれずゴーストライターを使う話だが、なぜこのドラマを受けて作家のサバティカル休暇の話が議論されないのか非常に不思議である。
 長期勤務者に対し1カ月〜1年の長期休暇を付与する同制度だが、欧米圏ではアーチストにもサバティカル休暇がある。「芸術家ってフリーランスでしょ?」と驚く方もいるかも知れないが、これは公的な助成制度の一環。日本でもセゾン文化財団が行っている。適用第一号はダンサー/振り付け家の伊藤キムだ。

+ + 公益財団法人 セゾン文化財団 + + 助成申請


 じつはライター・イン・レジデンスにはサバティカル休暇的な側面もあって、だから執筆に関して制限が設けられていないのだ。サバティカルとレジデンスの関係について、永井真理子さん(ケルアック・ハウスのレジデンス予備候補になった)から少し話を聞いたことがある。この件はあとでどこかに書こうと思う。

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