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リトルカブに取り付けたJMSボックス(M)に追加積載用U字金具を追加する話

愛車リトルカブ号にJMSボックスを積んでキャンプに行くようになりましたが、やはり箱は便利。でも、もう少しだけ積みたいときとかに箱だともう入らないものは入らない。当然ですが。

若かりし頃(箱なし純正キャリア)のキャンプ時積載

なので、箱の上やシートと箱の間に追加積載ができるよう、フックが掛けれるパーツをつけようと決意し早半年。気がつけば秋で、これから冬にかけて個人的にキャンプのメインシーズンになるため、積載増えればできることも増えるなあと思いまして、ようやく取り付けることにしました。

今のリトルカブちゃん

リトルカブ標準リアキャリアは小さいので、プレスカブのリアキャリアに変更しています。ヤフオクで買いましたがなんか歪んでましたね…しゃーなし。

リアキャリアの上にJMSのNEWラゲージボックスのMを載せています。一時期Amazonで全く在庫がなかったのでこれもヤフオクで買いました。今はAmazonでも手に入るみたいですね。

リュック等を背負って乗る前提で、できるだけキャリアの後ろ側に寄せてボックスは固定しました。
本記事通してですが、「前」とは車体の前側を指し、「後ろ」とは車体の後ろ側を指します。箱の正面は「後ろ」向きについているのでちょっとこんがらがりそうですが、ご了承ください。
そのうち歪みのないフラットなキャリアに変えたいなー…したらもっと箱が後ろに寄せれるので。でも寄せすぎるとテールランプ見えなくならないか心配。

完成イメージ図


金具の取り付け位置は、箱の中にはいつもキャンプで使っているペグケース(兼焚き火道具入れ)が入る高さより下だとパッキングの邪魔になるので、それより上の位置に付けたいと思います。
ちなみに使っているペグケースはこちら。


道具・材料

金具等材料は全部Amazonで購入。錆びたらカッチョ悪いと思ったので、基本的にステンレスにしました。

今回は4箇所に金具を取り付けようとしているので、ちょうどよく4個セットでナット・ワッシャー・プレートがついているこちらを購入しました。

今回バイクに取り付けということで振動するので、緩み防止にもう少しワッシャーとスプリングワッシャーを追加してみました。

(ワッシャー200個とかいらんやろ…)
それと、今回は箱の横に穴をあけるので、雨などが浸水しないようシーリングもしようと思います。

穴あけはマキタのインパクトドライバーで行います。

ドリルビットは付属していないのでこちらを購入。

ナットを締めるための工具もいりますね。M6のナットが締まればいいので、M6のレンチだけ買ってもいいですが、バイクに乗るなら工具は持っていたほうが良いので、キタコのツールセットを買いました。

後は位置を決めるための差し金、マスキングテープ、油性マジックを用意します。

作業手順

位置決め

JMSボックスの記載寸法値が最大外寸 435(W)×380(L)×335(H)。
ペグケースがH160なので、H170以上のところにつけることにしました。
発車・停車で前後の慣性がかかることから、金具位置は前後が良いかと考え、前後にそれぞれ2個ずつつけることにします。

マーキング

そもそもの話、箱がついてない時にこれやったほうが100%楽だしきれいにできるのですが、箱を外すのがめんどくさくなったので取り付けたまま強制実施。箱の下はRがかかってるのとキャリアが歪んでいて測っても意味ないので、蓋のラインを基準に高さ位置は決めることにしました。

上から大体7,8cmくらい…と目処を付けて、差し金にマスキングテープを長めに貼ります。上の基準位置をできるだけ水平に合わせながら、長く出したマステの半分を貼って、差し金のマステを剥がし、もう反対側も貼ります。

これだと差し金が抜けないので、片側を剥がして差し金を抜いてマステを改めて貼ります

この時箱の側面にも出るくらいマステを長く貼っておくと、前後の高さ位置があとから確認できるのでおすすめです。わたしは結局同じ面の金具の高さ位置があっていればいいので、前後の高さは合わせませんでしたが…。

左側面に回り込むくらいの長さでマステを貼っています

お次は横軸方向の穴位置決めですが、基準にできるものが前側は蓋のビス位置、後ろ側が鍵ぐらいだったので、ざっくりあわせです。U字金具のセンターラインの幅は35mmと書いてあるので、35mmで点を打ちましょう。

あれ、なんか35mmじゃないな…

ここで注意なのが、箱の内側にプレートをつけるので、プレートが箱のRにかからない位置に穴を開けるようにします。つまり外側に穴をあけすぎるとプレートが浮いちゃってしっかり取り付けられなくなります。
外側より内側のほうが厚み分、Rの開始位置が違うので、プレートを当てて確認しながら、浮かずにぴったり付く位置であることを確認しましょう。

穴開け

Φ6の穴を開けます。なぜか最初はΦ4のドリルビットで穴開けてました。最初からΦ6で大丈夫です。

マステにつけた印の位置にビットの先端をしっかり当てて、穴を開けていきます。印が4つついてますが、これは先程のプレート位置の確認で浮いてしまったので、穴を内側に修正しています。

穴を開けたらU字金具が入るかどうか確認します。
ここでU字金具が入らない事態が発生…。若干雰囲気で穴開けしていたからですね…。
金具が入るよう、ドリルで穴を広げます。若干穴が大きくても、コーキング材をつけたワッシャーで穴は埋まるので細かいことは気にしない。
U字金具がしっかり入るようになったら、マスキングテープを剥がし、ついでに周りの粉をペタペタして取ります。

歪んだ穴

金具分、4箇所に穴を開けます。

金具取り付け&コーキング

結構こまこましたパーツが多いので、トレーみたいなものがあると作業しやすいです。

U字金具の外側は「ナット→ワッシャー」の順に入れます。

穴から浸水すると嫌なので、ここでコーキング材を塗るのですが、ワッシャーに塗れば良いところをなぜか穴にコーキング材をぶち込んでしまい、溢れて大変びびりました。みんなはワッシャーに塗ろうね。ヘラ的なものがあると安心です。素手で塗ってると指がべったべたになります。

ぶち込まれたコーキング材
外側は何食わぬ顔

内側は「プレート→ワッシャー→スプリングワッシャー→ボルト」の順に入れます。レンチできっちり締めます。

コーキング剤が拭き取られた後

はみ出たコーキング剤はキッチンペーパーなどできっちり拭き取ります。ティッシュだと破けたり繊維が残ってきたなくなるかも。ワッシャー周り等の細かいところは綿棒を使うと楽ちんです。ただ、コーキング材は少し盛り目の方が良いらしいので、あまりきっちり取りすぎなくても、汚くはみ出たところだけとればよいかと思います。

これを4箇所で行います。

完成

こんな感じになりました。思ったより金具が悪目立ちしなくてよかったです。

高さ位置はまあまあ良さそう。横位置は…なんか傾いてたり均等じゃない気がしますが、キャリアも傾いているのであまり気にしないでおきましょう。

内側です。汚いですね。土汚れと切削カスが…後で掃除機をかけないと…。
袋ナットが家に余ってたので、カバーのつもりで付けてみました。邪魔だったら外そうと思います。M6のボルトカバーはバイク用品として色々あるっぽいので、気が向いたらそういうのに変えてみますかね。

コーキング材が固まるまでだいたい8〜15時間くらい掛かりそうなので、引っ掛けて実際に積載を試すのは明日の昼以降にしたいと思います。

おわりに

カブの箱ってかっちょ悪ィじゃん…自由に詰めなくなるし…と正直思ってたのですが、積んでみるとあら不思議、やっぱり箱って便利なのですよねえ。
今回フックかけのU字金具を追加したことにより、箱によって損なわれていた積載の柔軟性を取り戻すことができました。とはいえあんまり重たいもの・大きいものは積まず、シートやマットなどの平たくて軽い系が良さそうですね。着替え袋とかも良さそう。うまくやれば長物も積めるかも…?釣り竿の積み方検討中なので、せっかく付けた金具を有効活用して考えてみたいと思います。

「ここってどうやってるの?」等分かりづらい部分がありましたらお気軽にコメントでご質問ください。

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