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聖徳太子愛犬・雪丸「達磨寺」達磨さんが転んだ!聖徳太子と達磨【法隆寺・斑鳩シリーズ】【生駒シリーズ】【ニギハヤヒシリーズ】

聖徳太子と達磨所縁の寺は良い仏像と面白い話が残っている。聖徳太子の愛犬「雪丸」の正体は達磨、達磨さんが転んだの発祥地!などみんなが知るあの話はここが発祥なんですよ!そして、仏像写真OKの寺です!!

『日本書紀』によると、推古天皇21年(613年)12月、聖徳太子が道のほとりに伏せっていた飢人を見つけ、飲み物と食べ物、それに衣服を与えて助けましたが、飢人は亡くなりました。そのことを大いに悲しんだ聖徳太子は、飢人の墓をつくり、厚く葬りましたが、数日後に墓を確認してみると、埋葬したはずの飢人の遺体が消えてなくなっていました。
この飢人が、のちの達磨大師の化身と考えられるようになり、達磨寺は生まれました。
このように、聖徳太子と達磨大師の出会いからはじまった達磨寺には、今も本堂の下に達磨寺3号墳とよばれる古墳時代後期の円墳があります。
これが、聖徳太子が飢人のためにつくったお墓、すなわち達磨大師の墓とされ、鎌倉時代にその上にお堂が建てられて、本尊として道内に聖徳太子像と達磨大師像が安置されました。

公式HP

変更履歴
2023/04/30 初版

▼HP

▼アクセス

奈良県北葛城郡王寺町本町2丁目1番40号

▼祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

まずは箇条書きで説明。

  • 達磨大使はインド出身の禅宗を伝えた高僧

  • 9年間座禅し続けて手足も腐ってなくなったという話も残っているほどの気合いの入った僧

  • 臨済宗は達磨大師の教えがベースで、超厳しい修行なのだそうな

  • 達磨時所縁の「雪丸」という犬は聖徳太子の愛犬である

  • 雪丸は人の言葉がわかるとされ、達磨大師の生き返りとされる!?

  • 聖徳太子と達磨大師が出会ったのが「問答石」である。

  • 達磨さんが転んだの発祥地で、今でも全国大会が行われる!?

  • 聖徳太子坐像@重文と達磨大師坐像@重文が安置されている

→山門

→方丈

 屋根の左右が非対称である。2022年の参拝時は寺と芸術のコラボをしている日だった。

 お隣の部屋へ。

→本堂

 達磨大師坐像@重文は足利氏が命じて制作されたそうな。ということから、権力者から加護された寺なのでしょうね。そりゃよい仏像あるな。

 千手観音の多くは42本の腕×手に目があり千手とするものが多いのだが、稀に1000本の手を有するものもある。この千手観音は500手あったとされ、現在は392手なんだそうな。しかし、千手観音で坐像を久しぶりに見た気がするな~。

 42手以上ある千手観音は次の通りですね。本当に1000本あるのは3寺ですね。

葛井寺は2023年中に公開です。旅行記でどうぞ。

そして、マイナーな寺だが仏像好きには有名な「寿宝寺」。

あと福井の若狭「妙楽寺」ですね。


 摂政時の聖徳太子坐像@重文なので三十三歳増像と言えようか。1277年作で京仏師・院派の院恵・院道が製作したことがわかっている。


 本堂内には、現本堂建て替え時に出土した石塔や舎利容器の写真もあった。達磨大師追慕の念を込めたものと言われている。

→本堂周辺:本堂右


→本堂左:問答石

 聖徳太子と達磨大師が出会ったときに互いに歌を詠み交わした場所。

→本堂周辺:

 松永弾正の無縫塔があります。

松永弾正
 達磨寺本堂の西側にあり、高さ50cmほどの無縫塔が建てられています。「松永弾正久秀墓/天正五年十月十日」との銘文があると伝えられていますが、現状では確認できません。達磨寺所蔵の「達磨寺略記」によれば、天正5年10月10日に信貴山城が没落して久秀が自害した際、筒井氏がその亡骸をここに斂葬したといいます。

https://www.pref.nara.jp/miryoku/ikasu-nara/bunkashigen/main00099.html

→雪丸

達磨寺で聖徳太子の愛犬として伝承される「雪丸」の石造物です。花崗岩製、総高65cm。江戸時代の石造狛犬との共通性が認められ、寛政3年(1791年)『大和名所図会』の挿絵と文政9年(1826年)「道中日記」(池田市・吉野甫彦氏所蔵)の記述から、雪丸像が江戸時代後期に存在していたことが判明しています。雪丸は、人の言葉が理解でき、お経を読み、臨終の際に自分を達磨墳の艮に葬るよう遺言したと伝えられ、聖徳太子信仰との関わりが深いものです。元日に鳴けばその年は豊作に恵まれるとの言い伝えもあり、フクマル呼びという正月迎えの行事との関わりも注目されます。いずれにしても、雪丸像は聖徳太子信仰と犬に対する民間信仰が習合した点で重要です。

https://www.pref.nara.jp/miryoku/ikasu-nara/bunkashigen/main00063.html

→境内そのほか

→オマケ

▼オマケ動画

正月


▼旅行記

▼セットで行くところ


▼仏像展 なし


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