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ともに生きていく

6月にヤンゴンかるたが開催/参加したイベントのご報告です。
ミャンマーの文化や日常を知ることで、人権や平和について考える。世界の問題を、より身近に感じられる。そんなイベントをこれからも定期的に継続していきます。


異文化交流イベント開催!

6月11日に、千葉県の市川市国際交流協会(IIA)・異文化交流委員会とのコラボイベントをさせていただきました。当日は残念ながら雨天だったのですが、多くの方がお越しくださり嬉しかったです。

今回は、主に大人やご年配の方を対象に、ミャンマーという国の日常、そしてクーデター発生後の現状をお伝えしました。

ヤンゴンウォールというSDGsの取り組み、ラペイエやモヒンガーなどの食文化の紹介には歓声が上がり、クーデターで奪われた日常を伝えると参加者の皆さんは真剣に聞いてくださいました。

かるたで遊びながら、ミャンマー文字の書き方や発音にも質問が出ると、メンバーの石川さんが可愛い文字を書いて説明されました。

イベントには、市川日本語学校の方も来てくださいました。なんと市川には、ミャンマーの方が500人以上住んでいるそうです。
「日頃、授業でミャンマー人と接するけれど、彼らのルーツや文化をよく知らなかったので、とても良かった。今度授業でみんなにミャンマーのことを聞いてみようと思う」と感想をいただきました。

一緒に来ていたミャンマー人の方が、私たちヤンゴンかるたの活動を知ってくださっており、「いつもミャンマーのためにありがとう」と声をかけていただきました。こういった瞬間ひとつひとつが、活動を続けるモチベーションになっています

日本を選び、日本で暮らすミャンマーの方と交流の場を増やし、より暮らしやすい地域を考えていく機会を頂きました。

なんみんフェスに参加しました

6月20日は、世界難民の日です。
今年は、6月17日に渋谷で行われた、Youth UNHCR (現ユースなんみんプラットフォーム)主催「なんみんフェス」に参加しました!

ヤンゴンかるたは、宮下パーク屋上で行われたワークショップブースに出展。このプロジェクトを始めた経緯やヤンゴンかるたの説明、そして難民の方々への思いについて、お話しさせていただきました。

石川さんからミャンマーの現状についてお話ししました

日本人である私には、帰る場所があります。
日本に住む「日本人」であるというだけで、私たちは「特権」を持つ絶対的なマジョリティなのだと、活動を始めてから初めて気づきました。

世界には、自分の故郷に戻ると殺されてしまう、帰りたくても帰れない人がいます。
それでも働き、夢を見て、明日も平和な朝が来ると思って眠る。
友人にはただそういう毎日を暮らして欲しいから、今回なんみんフェスでお話する場を頂きました。

勇気を持って、語ってくれる当事者の方がいます。
私たちは彼らが語るからこそ、知ることができます。
でも、それだけでは社会は変わりません。当事者でない多くの人々がそれを理解したときに、初めて社会は動きます。
だからこそ、クーデターや難民問題に対して当事者ではない私たちが、声を上げて動いていく必要があるのだと思います。

渋谷にはたくさんの人がいましたが、残念ながら話を聞いてくださる方は多くはありませんでした。
お話の場をくださったYouth UNHCRの運営の皆さん、応援に来てくださった方、足を止めて聞いてくださった方、本当にありがとうございました。

ミョーさん 藤田さんも応援に来てくださいました

(野中優那)

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