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「伝わる」ための伝える手段


多文化共生写真展 2回目の参加

8月6日に八王子の東京たま未来メッセで行われた、多文化共生写真展に参加しました!
こちらの写真展への参加は、今回でなんと2回目。第1回写真展と同様、ミャンマーブースの一員として参加させていただきました。

昨年11月の写真展の様子はこちらの活動報告をぜひご覧ください。

ちょうど八王子祭りの期間(8月4日〜6日)だったようで、当日の八王子は多くの人で賑わっていました。

ミャンマーブースは、亀山仁氏の写真や、ミャンマー現地の避難民の様子などを展示していました。写真展を見にお越しいただいた方に、ヤンゴンかるたの説明や、ミャンマーの現状、クーデター当日のことなどをお話ししました。

チベット/グアテマラの展示

当日は他にも、スリランカやシリア・トルコ、台湾やウクライナのブースがあり、さまざまな国の文化や人々の表情、また厳しい現状について知ることができる場所だったと思います。

伝える手段を増やす

写真展に来てくださった方の中に、耳が聞こえないご夫婦がいました。
最初は携帯のメモで会話していたのですが、わたしがうまく会話できず、会場に手話ができる方がいらっしゃったので、通訳していただきました。

本当に熱心にお話を聞いてくださり、私もつい説明に熱が入ってしまいました。
クーデターガチャカードも引いていただき「全てのカードの内容を知りたい!」と通訳の方にひとつひとつ何が書いてあるのか、訳してもらっていました。

関心を持ってくださるその姿勢に胸が高鳴ると同時に、私は「伝えられないもどかしさ」を感じていました。

自分の伝えたいことは、きちんと伝わっているだろうか。相手はどのような反応をしてくれているのだろうか。
手話がわからない私は、相手とコミュニケーションを取る手段を持っていませんでした。

活動を始めた最初の頃に「このかるた、耳が聞こえない方でも遊べるね」と声をかけてくれた方がいました。

かるたを読み上げるときに、画面にかるたの読み札の文章を映し出しています

最初から意識してスライドを作成したわけではありません。けれど、この言葉をかけていただき、私自身も「いつか耳の聞こえない方と一緒に、ヤンゴンかるたを遊びたい。」と思うようになりました。
(まだ実現できていませんが、私の密かな願望です。)

活動を始めてから約2年半。本当にさまざまな場所での多様な人々との出会いが、私たちに考える機会を与えてくださっています。

頂いた機会、そしてご縁を大切にしながら、どんな人にもわかりやすく「伝わる」ように、伝える手段を増やすために、これからも考え続けます。
引き続き、応援よろしくお願いします。

(野中優那)

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