感情を覆う蓋をはずす

地方の中小企業で2代目オーナー社長の右腕として常務取締役を務めているYYです。昔風にいうと番頭です。
なので「YY@中小企業の番頭」と名乗っています。

社会人となって29年、今の会社に入って23年、番頭となって12年経ちます。
社会人になってから一貫してきたことの一つとして「感情を表に出さない」というのがあります。

役職などが付くに連れて、耳の痛い話や面倒くさい話を聞く機会が増えます。そのような時でも、決してネガティブな感情は表に出さないようにしてきました。おかげで部下からは「話しやすい」と言われることが多いです。

「ネガティブな感情は表に出さず、ポジティブな感情は表に出す」ことを意識してきたつもりですが、よく考えると「無感情」になっていることに気づきました。

感情は振り子のようなもので、ネガティブな感情の振り幅を小さくするとポジティブな感情の振り幅も小さくなる。

この話を聞いた時、視界が開けると同時に雷に打たれたような感覚でした。

確かにつらいことや苦しいことがあってもネガティブな感情に引きずられることはほとんどなくなりましたが、嬉しいことがあっても感情を露わにして喜ぶことも無く、淡々と喜ぶようになったと思います。

特に他人の成功に対して、全く嫉妬心などない場合でも「おめでとう!」とすぐに言えない、頭の中では喜ぶべき場面だとわかっているのに言葉が出てこない。ともすると無関心になっているのではないかと感じることさえあります。

そんな自分に危機感を覚えたので「感情に蓋をせず素直になろう」と心掛けていますが、長年の癖はそう簡単には治りません。

心掛けだけでは改善不可能だと悟り、日常生活の中で感じたことを記録に残し、感情を覆う蓋をはずす目的でnoteに書き始めることにしました。
どんな感情が出てくるか、自分自身が一番楽しみです。

追伸
今日、末吉宏臣さんの「発信する勇気(きずな出版)」を読みました。
自分のありのままの姿をさらけ出すことで、自分はどんな人間なのか深掘りして知ることができる。
おかげで発信することができました。

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